モテる男はシャツにこだわれ!一目置かれるシャツ選び
fashionファッション2018.07.04
ファッション2018.07.04
高額なスーツは慎重にセレクトするのにシャツ選びはついおろそかになってしまうという方、案外多いのではないでしょうか。
スーツスタイルの第一印象を大きく左右するのは首まわりのVゾーンで、そのVゾーンを構成するうえで重要なのがシャツ選び。 どんなに上質なジャケットやスーツを選んでも、シャツが似合っていなければすべての印象が台無しになってしまいます。 センスのよいシャツをばっちり選べれば、それだけでワンランク上のメンズスタイルが完成します。
まず大切なのはシャツの生地。どんなにシャツのシルエットがきれいでも、素材が安っぽければ印象はランクダウンしてしまうので、生地にはこだわりたいところです。
シャツの代表的な生地にはブロードとオックスフォードがあり、それぞれ雰囲気が異なります。
ブロードは高密度織の生地で上品な風合いがあり、ヨーロッパではポプリンとも呼ばれています。体にフィットする薄手の生地で高級なスーツにも合わせやすい反面、しわになりやすくメンテナンスが大切。
もうひとつのオックスフォードはアメリカントラッドではおなじみの凹凸感のある生地。肉厚でシャツの織りがしっかりと分かり、体のラインをあまり拾わずざっくりとした雰囲気です。洗いざらしでも風合いが生まれるのですが、ジャケットに合わせるのであればアイロンをかけて着用するのがベターです。
次に大切なのは襟型です。襟の形状で雰囲気がガラッと変わるだけでなく、自分のパーソナリティもアピールできるのでしっかりと選びたいところです。
一般的にはレギュラーカラーが定番ですが、最近人気になっているのがセミワイドと呼ばれる襟型。イタリア製のシャツでよく見られるカタチで、レギュラーよりも襟の開きが大きく、開放的なVゾーンが演出できます。さらに開きが大きなホリゾンタルカラーもありますが、悪目立ちしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
オックスフォード生地のシャツで有名なのは襟の先にボタンのついたボタンダウン。襟先がめくれないために生まれたボタンダウンは、ジャケット&パンツスタイルやブレザーに合わせやすくなっています。
ほかにも襟の大きさや台襟(襟の高さ)も重要で、小顔に見せたければ襟は小さめ、台襟は首の長さに応じて選ぶことが肝要です。
そして最後のチェック項目がシャツの色と柄。特に色選びは重要です。
基本はホワイトとブルーで、この2色があればどんなジャケットやネクタイにも似合います。ちなみにシャツの色と靴の色には相性があり、ホワイトのシャツを着用するのであれば靴は黒、ブルーのシャツなら靴は茶色にすると、よりお洒落な雰囲気が生まれます。さらに個性を出したいときには柄で遊びましょう。
シャツの柄には大きく分けるとストライプとチェックがあり、ストライプは知的さを、チェックは若々しさを演出してくれます。襟とカフス部分だけ色が異なるクレリックカラーは、クラシカルな印象があり、ストライプのスーツと合わせるとぐっと引き立ちます。
お洒落なワイシャツ選びにはシャツの生地、襟の形状、色および柄が大切な項目だとお伝えしましたが、その前提としてまずは自分の体に正しくフィットしているかどうかをチェックしておきましょう。
肩幅や胸まわり、着丈はもちろん、ジャケットの袖から少しだけカフス部分が見えるように袖丈もチェックし、場合によってはミリ単位でのお直しをすることがおすすめです。
そうやって細かな項目をしっかりクリアしたセンスのよいシャツは、必ずやビジネスシーンでの頼もしい味方となってくれるに違いありません。
せっかくのシャツもスーツが臭ってたら台無し。