男もすなるというスカルプシャンプー、女もしてみんとてするなり

モテの達人がしつこく勧めてくるスカルプシャンプーを
編集部女子が使ってみた

自称（？）モテの達人の同僚・谷藤氏が、オススメするスカルプシャンプー。
あまりにも「いい」「いい」うるさく勧めてくるので、ちょっと拝借。
というのも、近ごろ頭頂あたりの髪がちょっと漉（す）けてきた気がしていて、地肌も赤っぽい気がする。これはよくない状態だと前に調べたことがある。父方はほぼ薄毛家系。女の私の頭頂がヤバくなってきても不思議はないのだ。

このスカルプシャンプーは、リンスいらず、しかも女性にもおすすめというシロモノ。
とはいえ、この風貌はいかにも男性向けだ。でも、高級感はある。
朝シャン派なので、初めて使うのが出勤前はリスクが多すぎる。
出かける予定のない土曜に使ってみた。

洗ってみた

まず、躊躇しそうになるのが、このシャンプーの色。恐ろしいほど黒い。
「炭」の色らしいが、十分にお湯で下洗いした髪の毛におそるおそるつけてみた。

広げながら泡立てていくや、メントールのひんやり感が直撃。女性用のシャンプーにはない感じに、ちょっとビックリ。何かの調子に目に入らないよう気を付けよう。

昔、父親のトニックシャンプーを好奇心から拝借したときの感覚がよみがえってきた。ノスタルジーに浸っていると、同時に渋めの柑橘系の香りが広がってきた。
なかなかいい。

私が普段使っている女性向けシャンプーよりは泡立ちが悪いが、スースーして爽快感があるので洗ってる感、汚れが落ちてる感はある。
ただ、セミロングの髪全体に広げるには、けっこう量を要するかもしれない。

髪全体に泡が広がったら、スカルプシャンプーなので、じっくり頭皮をマッサージ。そして、しばし泡パックをしてみた。
3分間の泡パックのことを谷藤氏が自慢げに話していたのを思い出したからだ。

すすいでみた

さてさて、このシャンプー、コンディショナーは要らないオールインワンタイプだった。「ちゃん・リン・シャン」である（古）。
ということは、すすぐときにどんな感触なのかが気になるところ。コンディショナーを使った後のように、指通りなめらかなのか、人形の髪の毛のように、ギシギシしてしまうのか。

さっそくすすいでみたが、ギシギシはしないし、指通りが悪いわけではない。でも、正直、いつものコンディショナーを使ったあとの滑らかな感じではない。
やはり、スカルプシャンプーなのでロングヘア向きではないのだろう。（失礼）

とはいえ、潤っている感じはする。地肌はスッキリしているのだけど、髪の毛は何かでコーティングされているような気はする。よく言えばしっとり、悪く言えば、あとでベタベタしないか心配。

乾かしてみた

ドライヤーで乾かす際の、クシ通りはまあまあ。
ドライヤーの風に乗って、柑橘系とメントールの香りがふんわり漂ってくる。
乾かし終わると、しっとりした感じになった。すすぎのときは正直乾かした後がどうなることか不安があったのだけれど、まとまり感もあるし、これ1本で済ませたとは思えない仕上がり。
「スカルプシャンプー」という先入観はいまだにあるのだけど、乾かした直後は髪の毛の状態もいい感じだ。

半日後の状態は？

いつもは、昼過ぎぐらいになると、地肌がところどころかゆくなって、知らず知らずポリポリしていることがあるのだけれど、気づけばポリポリしていないような。
いや、これは会社か家かの違いなのかも…。

とはいえ、意識を頭皮に集中させてみても、ポリポリしたくはならない。これが一番感じた変化だ。スースーしてたので、かなりサッパリと洗った気がするのだけど、洗いすぎてないということなのか、保湿がされているってことなのかもしれない。

結論？

どうせスカルプシャンプーなんて言っても、他のシャンプーと同じなんでしょ、と思っていたのだが、やはり、それなりに地肌のために何かしらケアができるようになっているらしい。
1回でこの変化を感じたので、やはり谷藤さんの言う通り、これはオススメ商品かもしれない。

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