男のシャンプーマニュアル ①ジムでのシャンプーはNG その理由は?
mensbeautyメンズビューティー2018.07.04
メンズビューティー2018.07.04
体型や健康管理に気を遣っているビジネスマンの中には、時間を有効活用し、ジム通いを続けている人が多い。適度な運動は筋肉増強やスタミナアップに役立つほか、生活習慣病の予防にも貢献してくれる。そしてもちろん、男のセックスアピール度を高めるのにも役立ってくれるだろう。
とは言え、忙しいビジネスマンの夜は残業、接待などの予定が目白押し。このため、少し早起きして出社前の朝トレーニングを習慣としている人も多いようだ。
ジムにはシャワーやジャグジーなどの温浴設備が併設されているので、ひと汗流した後に身だしなみも整えられる。まさに一石二鳥である。
が、しかし。
ここで注意したいのが、ジムのシャワールームに併設されているシャンプーの使用。便利さからついつい手が伸びてしまうこれらのアイテム、実は業務用だ。
業務用のシャンプーには、うかつに手を出さない方が無難。
なぜなら内容成分の表示がなく、添加物や着色料がたっぷりと含有されている商品が多いのである。
こうしたシャンプーを使用すると、人によっては頭皮が荒れる。また「備え付けのシャンプーで洗ったら、髪がギシギシになってしまった」という経験を持つ人は、多いはずだ。
「トレーニングとグルーミングを朝ジムで一気に」と考えるなら、安心して使用できるヘアケアセットを持参すること。
または月貸しのコインロッカーサービスなどを利用し、ストックしておこう。
前述のように、業務用シャンプーは決しておすすめできないが、
「少しくらい髪の指通りが悪くなったり、頭皮が荒れるぐらい、なんだ。俺は気にしない!」
という男性は、意外に多い。自前のシャンプーを用意することを、面倒と感じてしまうからだろう。しかし30代後半を過ぎたら、そうも言ってはいられない。「薄毛」の心配が始まるからだ。
髪の毛は頭皮にある毛穴から生えてくる。もし頭皮の状態が悪いと、脱毛が生じたり、薄毛の直接的な原因になる。だからこそ、頭皮に悪影響を与えるシャンプーは、絶対に使用すべきではない。
また薄毛が目立ち始めている人にとって「いまある髪の毛」は、非常に大切な存在だ。業務用シャンプーで「ギシギシ」になってしまった髪は、傷んだ結果、勢いを失くしてしまう。
1本1本の髪の毛に元気がないと、毛髪全体がボリュームダウンしてしまうため「ますます薄毛に見える」という悪循環が生まれてしまうのだ。
面倒でも信頼できる、頭皮や毛髪にやさしいシャンプーをセレクトし、ジムなどの外出先に持参するようにした方が良いだろう。
頭皮の荒れは健康な育毛に悪影響を与えるが、もうひとつ気になるのが、汚れ。髪の毛についたゴミや、皮脂の残りかすが毛穴を塞いでしまうと、育毛にも悪い影響が及ぶ。このため、自分では汚れていないと思っても、毎日シャンプーして汚れを洗い流すことが大切だ。
中には「薄毛を防止するために、1日何度も髪を洗う」という男性もいる。また「朝のジム活後に1回、夜寝る前に1回」という頻度が習慣化している男性もいるだろう。
しかし、理想的なシャンプーの頻度は「1日1回」。洗い過ぎは皮膚の角質層の剥離を招き、頭皮を乾燥させてしまう。これも薄毛の直接的な原因となってしまうのだから、まさに「過ぎたるは及ばざるがごとし」。もちろん、爪を立ててゴシゴシと洗うような洗髪法は、絶対にご法度である。
毛髪を清潔に保ち、なおかつ頭皮環境に良い影響を与えるべく、1日1回の「やさしく丁寧な洗髪」を実践していこう。