40代で衰えがちな新陳代謝をアップさせて健康を維持する方法
bodymakeボディメイク2020.06.19
ボディメイク2020.06.19
若い頃に健康的な体を維持できていた理由として、代謝が活発だったことがあげられます。しかし加齢により代謝は衰えるもの。ここでは、40代からでも若々しさを保つために必要な新陳代謝の改善方法や健やかに過ごすためのコツを紹介します。
体内の代謝は、20代から徐々に低下し始め、30代後半あたりから急激に落ちてきます。髪や皮膚にハリがなくなったりしつこい肩こりなどに悩まされたりするのは、新陳代謝が低下している証拠です。代謝機能と基礎代謝についてそれぞれ見てみましょう。
新陳代謝は、体の細胞が新しく生まれ変わる活動のことです。細胞の生まれ変わりが鈍ると髪や皮膚、内臓などさまざまな老化の原因となります。
基礎代謝とは、内臓の働きや体温の維持など生命活動に必要なエネルギー代謝であり、低下すると体内のあらゆる機能が鈍くなります。
新陳代謝が活発になることで、以下のような効果が見込めます。
髪や皮膚を健康的な状態に保つためには、常に新しい細胞に生まれ変わることが必須です。髪は毛周期サイクルを正常に働かせることで、新しく健康な髪が生えるようになります。また皮膚の細胞が生まれ変わることをターンオーバーといい、正常な周期で行われることでハリのある若々しい肌を保てるのです。
肩こりや疲労がなかなか抜けないのは、心臓や血管といった循環器系の細胞が古いまま残ることで動きが劣化し、血行が悪くなることが一因です。新陳代謝がアップすれば、循環器系も活発に動くため血流を促進でき、肩こりや疲労も取れやすくなります。
便秘や下痢は、胃腸など消化器系の衰えが原因で、新陳代謝の低下により悪化しやすくなります。新陳代謝を上げることで正常に働きやすくなるため、便秘や下痢といった不調の改善につながるわけです。
新陳代謝をアップさせるには、普段の生活を見直すことから始めましょう。
新しい細胞を生産するためには、成長ホルモンの分泌を促すことが必要です。成長ホルモンは、睡眠中に最も多く分泌されるといわれているため、質のよい睡眠を心がけることが大切です。また、普段から適度な運動をして筋肉に乳酸を生み出すことで、成長ホルモンが分泌されやすくなります。
成長ホルモンの原料となるアミノ酸は、食事に含まれるタンパク質が分解されて体内に取り込まれます。つまり、良質なタンパク質を摂ることも成長ホルモンを分泌させるポイントです。
細胞内に活性酸素が発生して酸化すると、細胞の生まれ変わりが鈍くなります。そのため、抗酸化作用のある食品を積極的に摂ることで、新陳代謝は回復し健康を維持しやすくなるでしょう。
ここでは、新陳代謝が上がる食べ物や飲み物を紹介します。
成長ホルモンの分泌や筋肉を作るために必要なタンパク質は、肉類や魚介類、大豆製品などに多く含まれます。ただし、動物性タンパク質は大量に摂取すると内臓疲労の原因となることもあるため、植物性タンパク質とうまく組み合わせて摂取しましょう。
抗酸化作用のある食品は、キャベツやアスパラガス、にんじんなどの緑黄色野菜がおすすめです。ほかにもいちごやレモンなどの果物もあげられます。また、緑茶やルイボスティーなどの飲み物も抗酸化作用が期待でき、新陳代謝をアップさせるのに効果的といえます。
40代になって衰えがちな新陳代謝をアップさせるには、日ごろの生活から意識することがおすすめです。特に食事は今日からでも始められる簡単な方法です。運動や睡眠と合わせて積極的に改善し、若々しさを維持しましょう。