40代で結婚しないカップルのメリットとデメリットは?
loveLOVE2020.06.03
LOVE2020.06.03
結婚だけが夫婦の形ではなくなりました。最近では芸能人だけでなく、一般の40代でも結婚せずに事実婚を選ぶ人が増えています。40代で結婚しないカップルにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。実態を探ります。
長く付き合うといずれ結婚する、そんなことが当たり前ではなくなった現代では40代でも結婚しないカップルが増えています。結婚しないカップルといっても2パターンあり、ただ単純に付き合いの延長で一緒に住んでいるという同棲カップルと、婚姻届けを出していない事実婚カップルに分かれます。
最近、40代でも結婚しないカップルが増えているというのは、事実婚のカップルが増えているからだという話もあります。事実婚は、本人同士で夫婦という意識があり、周囲も夫婦として認識していることがポイントになります。事実婚カップルの間でも貞操義務や婚姻費用の分担などが発生するため、生活をしていくうえでは婚姻届けを出した夫婦と大きな違いはありません。
40代で結婚しないカップルにはどのようなメリットがあるのでしょうか。事実婚カップルのメリットを紹介します。
入籍をおこなわないため、実家の戸籍から外れることがない事実婚は、夫婦がそれぞれこれまで名乗ってきた姓をそのまま使えるのが大きなポイントです。特に連れ子がいる場合、子供が姓を変えたくないということも多く、そういった場合にも結婚しないことのメリットが出てきます。
結婚の際には婚姻届けを出すだけでなく、銀行の口座や運転免許証に記載する名前の変更や生命保険の契約変更など、各種手続きでさまざまな書類を交わす必要があります。結婚しないカップルの場合は、そういった面倒な手続きをせずに済むのも便利です。また、夫婦関係を解消した場合も戸籍に残らないということもメリットだといえるでしょう。
結婚は本人同士の話だといいたいところですが、そうでは済まされない現実が多々あります。結婚すると相手の両親や親戚などと付き合いを築いていく必要があり、そこにトラブルが発生することも少なくありません。結婚しないカップルの場合は、そういった家同士が繋がることへのプレッシャーがないのが大きなメリットです。
40代で結婚しないカップルにあるのはメリットだけではありません。事実婚カップルがぶつかりやすい壁、デメリットを紹介します。
結婚しないカップルが増えてきているとはいえ、入籍するカップルの方がまだまだ多いのが実情です。そのため、周囲に理解されにくいことが多く、「何かワケありなのでは?」や「遊び相手とされているのでは?」など誤解のある詮索をされてしまうことがあります。特に、「子供には絶対結婚してほしい」と思う親御さんが要る場合は、事実婚を理解してもらうのに時間がかかってしまいがちです。
入籍することのメリットのひとつに、婚姻と同時に配偶者がお互いの法定相続人になるということがあります。結婚しないカップルの場合は、それが認められず、万が一相手が亡くなった場合に、遺産を相続できないのが現実です。そのほか、家族の同意が必要な医療処置などでも、結婚していないことで家族として認められないことが多く、同意のサインができないのも大きなデメリットだといえるでしょう。
結婚し扶養している人がいる場合、所得税の配偶者控除を受けて支払う税金を減らすことができます。しかし、結婚していないカップルの場合は事実上、たとえ夫婦のどちらかが一方を扶養しているような場合でも、配偶者控除を受けられません。
多様な夫婦の形が認められるようになった一方で、法の整備はまだ追いついていないのが現状です。結婚するORしないは、それぞれメリットやデメリットがあります。カップルでよく話し合い、それぞれに合う形を探してみましょう。