東日本vs西日本!好み違いで激突するソース王者対決!さてあなたは何派?
lifestyleライフスタイル2019.06.20
ライフスタイル2019.06.20
ソースと聞いたら、どこのメーカーを思い浮かべるだろうか?ブルドック?オタフク?
いや、そもそもそれはウスター?中濃?地域によっては「ウスターソースって何にかけるの?」というエリアもあれば、「いやいや、中濃ソースってそんなハンパなもん、どこの誰が一体何のためにつくりだしたん?」というエリアもあるようで、なかなか意見が分かれている様相。ここではそうしたソースの好みの地域差について紹介しよう。
果たして、譲れないソース王者同士の戦いとは!?
そもそものはじまりは、関西のとあるテレビ局が制作している朝のワイドショーだった。
たまたま「ソース」の話題が採りあげられていた時に、そのキャスターから(番組でもっとも大きな存在感と責任をもつメインキャスターから)「関東のほうで中濃ソースとかいうものがあるそうですが、いったい何に使うんでしょうかね」という発言があったことが、この記事が生まれた発端だ。
「あ、関西では中濃ソースがディスられているのか…」
そう思って眺めると、関西の居酒屋さんや食堂に置いてあるのはどの店でも「ウスターソース」だ。
大阪名物「串カツ」のお店にあるのもすべてウスターソース。
串カツに中濃ソースをつけて食べさせる店はない。
居酒屋さんで定番のアテであるポテトサラダにも、「西」ではウスターソースをかけて食べるのだ。
お好み焼きはまた、別。
お好み焼きには「お好み焼き用の濃厚ソース」があってどのお店でも、そうした専用ソースを使っている。
ここでも「中濃ソース」の出番はない。
一方、関東に目を移すと、関東の食堂や居酒屋さんの卓上にあるのは、ほぼ必ず「中濃ソース」だ。
関東の家庭で常備されているのも、その多くが中濃ソースであり、惣菜屋でカツやフライを買ってきたときにウスターをかけて食べる家は、少数派といえるだろう。
つまり、関東では「ソースといえば、中濃ソース一本」。
そういう風潮にあるようだ。
この件について、西日本と東日本でおもてだって「お前はおかしい」「そちらこそ異常」…などといったにらみ合い・イガミアイなどはもちろん起きていないが、ソースに関して明らかなエリア差があるのは事実だ。
こうした「ソースの勢力」について、とてもわかりやすい調査結果を見つけた。
日本中の人からレシートを集めてマーケティングを分析するユニークなレシートポータルサイト「RECIEPO」が2015年7月7日~13日にかけて行った「全国ご当地ソース人気投票」によるものだが、西日本と東日本が気持ちいいくらいスパっと色分けされた結果になっている。
北海道から長野までの東日本では「ブルドック」一色に染まったのに対し、滋賀から九州までの西日本では「オタフク」が人気を集めました。
出典:東日本はブルドック、西日本はオタフクも、中部ではコーミが存在感を発揮! | レシーポ
これだけ、メーカーのシェア勢力がくっきり分かれているということは、そこに生まれ育つ人の好みが違っているのも至極当然な話だろう。
さて、ブルドックだ、オタフクだ、カゴメだ、コーミだ、とソースの有名メーカーの名前が挙がっているが、住むエリアによっては(名前を聞いた事はあるにしても)馴染みの薄いメーカーさんもあるかもしれない。 以下、日本列島を群雄割拠するソースメーカーをざっと見渡してみよう。
犬のブルドッグがロゴになっている、しかし正式な社名は「ブルドッグではなく、ブルドック」となっている調味料メーカー。(←この社名の件、ご存知でした?)
「ウスターソース」や「中濃ソース」「とんかつソース」と一通り、全ラインナップが揃っている。
ご存知の方には説明の必要も無いだろうが、「ウスターソース」はやや辛口で、とろみ控えめなシャバシャバした液状のソース。
ちなみに“ウスター”という名称は、このソースの起源が英国ウスターシャー州のウスターという地で生み出されたことに由来しているそうだ。
世界史的にみても「ソースの起源はウスターソース」ということができるだろう。
そして、「とんかつソース」はとろみの強くてやや甘口な、とんかつにかける用のソース。
この“濃厚タイプのソース”は日本のメーカー(後述するオリバーソース)によって生み出されたとされている。
中濃ソースは文字通り、ウスターととんかつの中間にあるソースで、程よくとろみがあるマイルドな味わいが特徴だ。
全国で押しなべて見ると、やはりこのブルドックがもっともシェアが大きいNo.1メーカーで、とくに東日本では、スーパーマーケットのソースコーナーがこのブランドで独占されているような状況もあるぞ。
そのブルドックの「中濃」が東日本の食卓を席捲しているのだ。
とはいえ、この「ブルドック」をまったく知らずにいるエリアの方もいる。
広島から関東に引っ越してきたとき、ブルドッグソースをみて「知らない調味料があるな」と思った
— 無明 (@IceIsland9) 2016年4月22日
ブルドッグソースわたしも知らない
— 鈴木たかな (@Sueeee84) 2015年7月12日
「オタフク」は広島に本社を置く調味料メーカー。
本拠地の広島(お好み焼きのメッカ)はもちろん、西日本エリアで絶大な認知度を誇っている。
お好み焼専用の「お好みソース」が有名な他、「焼きそばソース」「たこ焼ソース」といった商品ラインナップも充実。
お好み焼店の開業を目指す人向けの「お好み焼き研修センター」を開催する等、お好み焼への情熱を注いでいるメーカーなのだ。
西日本では、だんぜん「このソースがソース」。
場合によっては「オタフク以外にソース知らない」という状況があったりするわけだ。
レシピサイトの「ソース」は絶対お好みソースじゃないと解っときながら、オタフク以外のソース文化を知らないので何を言っているのかわからない人がこちら
— メイド服班長@遊休垢 (@maid_hancho) 2016年2月8日
初めて聴いたときには、あまりにも驚いた事項なので、正直、都市伝説だと思うのだけれども、実は、オタフクソースを知らないという人が居るという噂を耳にしたことがある。そんなバカな話を信じる程メルヘンを愛しているわけではないが、万が一にも、それが真実であるのならば、不幸な話だと思う。
— Takayuki Shintaku (@yukki99) 2011年4月23日
調味料だけでなく、食品や飲料全般を扱う大手総合メーカー。
創業者がトマトソースの製造を行っていたことから、今でもトマトケチャップが有名だ。
ソースとしてはカゴメソースシリーズの「ウスター」「中濃」「とんかつ」といったラインナップが定番商品。
ただ、あまりにケチャップのイメージが強いせいか、「あれ?カゴメにもソースがあったの?」的な声もちらっとあったりする。
子供の頃からブルドックソース❗大人になって、オタフク知ったけど、カゴメっていうソースもあったのか・・
— yoko (@SunoYoko) 2016年2月23日
ソースはブルドッグソースです。
— ナンチャッテマン(改名) (@geisilya) 2016年3月17日
ケチャップならカゴメケチャップが良いです。
聞き覚えのない人も多いかもしれないが、大阪に本社を置く関西の老舗メーカーで、本格的な製品としては国産第1号といえるウスターソースを製造・販売した会社なのだ。
西日本の、いや日本のソースの草分けのひとつといえるかもしれない。
現在はブルドックソースの子会社になっているが、なんと創業が明治29年!
すでに120年以上の歴史を歩んできていることになる。
大阪のスーパーマーケットなどではすっかりおなじみ。
庶民の味方でもあるのだ。
「ウスター」「とんかつ」「中濃」といった定番ソースの他、「イカリソースレトロ」という昔ながらの製造法にこだわったソースも販売しているぞ。
私は #イカリソース 党です。
— Honey-Hasamarl (@madadesuyo) 2016年6月3日
o(*´ω`*)b ⚓
大阪市福島区
ソース支持率23.4%
愛知県に本社を置く調味料メーカー。
中京に根差した偉大なる“第三勢力”ということもできるだろう。
「コーミソース」のブランドで知られ、特に「こいくちソース」が人気だ。
こいくちの由来は色や塩分の濃さではなく、旨味の濃さから。
ソースに限らずしっかりとした濃い目の味が好まれる名古屋の人の嗜好に合わせて作られているようだ。
どうでもいい話ですが、ソースはブルドッグのとかイカリのとか買ったことない。
— あさひりん🌈⚡️ (@a_no_ne_a) 2016年6月20日
こちらのスーパーはコーミが主流。
夜ご飯はコロッケ定食。
え、待って?
— ゆうぽ@ツイートお休み中…😪 (@yupoD10v3G4A) 2016年6月22日
今EXPOで御挨拶できた方にお配りしようと思って名古屋土産を物色してたのだけれど
『コーミこいくちソース』
って他の地方には存在しないの!?
嘘でしょ!?
絶対に家にあるよ!? pic.twitter.com/JxcJc5y9aM
お醤油で知られている調味料メーカー。
お醤油メーカーとして、それこそ世界的にも有名なキッコーマンだが、ウスターソースも主力商品の一つだ。
また一説には、日本で「中濃」というソースを初めて本格的に販売したメーカーともいわれている。
もちろんブランド名としては、西日本でも東日本でも知られているだろう。
デリシャスソースシリーズとして、「ウスター」「中濃」「とんかつ」と一通りのラインナップが揃っている。
コクがあってフルーティーな味が特徴だ。
キッコーマンのソースはコレか。うーん、見た覚えがないなぁ・・・。全国区なんだろうけれども。 pic.twitter.com/DHtSg8qydW
— 青ニーソ (@BlueKneeSox) 2016年6月6日
キッコーマンに限る! pic.twitter.com/pTCCpIN2oJ
— はにべあ(17歳) (@honeybear360) 2016年6月23日
勢力として大きなシェアを持っているわけではないが、ぜひとも紹介したいのがこのオリバーソース。
神戸に本社を置くメーカーで、従来のウスターソースに改良を加え、濃厚ソースを日本で初めて製造した会社として知られている。
数ある商品の中でも特に知名度が高いのが「どろソース」。
オリバーは知らなくてもいいから、どろソースは知っておいてほしい、と言いたい位にかなり通ウケ・マニア受けの銘柄。
ややお値段割高ながら、つい買いたくなる「ブランド物のソース」としても知られている。
CMが印象的だったこともあって、辛口のスパイシーなソースで関西圏の人々の心をがっしりワシ掴みにしているのだ。
今日はお好み焼きの気分を変えずに夜まで持って行こうと買い物に来たけどどろソースがない。
— emme (エンメ) (@emmejewelry) 2016年6月13日
なんでないねん!怒
お好み焼きにはどろソースやろ!!
今日はねんがんのどろソースを買ってみたのでちょっと楽しみ。
— しあ☕️Vケット ミュージアムB (@shiasakura) 2016年6月12日
舐めたらだいぶ辛い! pic.twitter.com/Baryg58chJ
列島を割拠するソースのさまざまについてご紹介してきたが、いかがだっただろうか?
エリア別の勢力図を見てみると、関東生まれのブルドックは東日本、関西生まれのオタフクは西日本で人気を集め、地元愛がそのままソース選びの基準となっているのが分かる。
コーミのように、各メーカーが地元民の好む味にソースを調合していることも関係あるのだろう。
ずっと同じソースばかり使っているという人は、この機会に別のソースも試してみては?
今まで知らなかった絶品ソースとの出逢いがあるかもしれないぞ。
いざ、奥深きソースの世界へ!
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