カサカサリップは魅力が半減!メンズリップコスメの選び方
mensbeautyメンズビューティー2020.02.13
メンズビューティー2020.02.13
顔の中で一番乾燥しやすい部分は唇だ。スキンケアに力を入れていて、潤いと清潔感がある肌を手に入れていたとしても、唇がかさついてしまっていると台無しになってしまう。
唇は目と同じくらいよく動くパーツなので、デートの時もビジネスシーンでも人の目が行きがちなパーツの一つ。乾燥した唇に魅力を感じないのは男性も女性も同じだ。カサカサなリップで印象を悪くしないためにも、男性もしっかりリップケアをしておきたい。
今回は唇が乾燥してしまう原因や、唇を乾燥させてしまうNGな行動、メンズリップコスメの選び方について紹介する。
唇は肌とは異なる特徴がいくつかある。
人の肌は汗と皮脂が混ざり合ってできる皮脂膜というものに覆われている。この皮脂膜があるから、肌は水分の蒸発を抑え、外からの刺激から肌を守ることができるのだ。しかし唇は汗腺や皮脂腺がないため、皮脂膜がないので、水分はどんどん蒸発し、外からの刺激もダイレクトに受けてしまう。
メラノサイトとはメラニンを作る細胞のことだ。紫外線を浴びるとメラノサイトが反応するので、日焼けをすると肌が黒くなるのだが、実はメラノサイトはそうすることで肌を紫外線から守っている。唇にはこのメラノサイトがほぼないので、紫外線のダメージを直接受けていることになる。
肌は何層もの角質層を作ることで、水分を蓄えたり外の刺激から肌を守っている。しかし唇の角質層はかなり薄く、2・3層しかない。その分ターンオーバーも早いが、ダメージを受けて乾燥しやすくなってしまうのだ。
乾燥した唇に潤いを与えようと、ついつい舐める習慣がついてしまってはいないだろうか。唇を舐めれば一時的に唇が濡れるので潤ったように感じてしまうが、唾液が乾けばさらに乾燥してしまい逆効果になってしまう。またなんども舐めて乾燥してを繰り返しているうちに、唇は炎症を起こすので、赤く腫れてしまうこともある。
唇が乾燥すると皮がめくれかけてくる。このめくれかけた皮のカサカサ感が気になって、剥がしてしまった経験は一度はあるのではないだろうか。しかしこのめくれかけた皮を無理やり剥がすことで、かろうじて唇を守っている粘膜まで剥がしてしまうことになる。出血してしまうこともあり、見た目にもよくない。皮がめくれ上がってしまった部分が気になるときには、めくれた部分だけを切って対処しよう。
皮脂膜もなく角質層も薄い唇は、外からの刺激をダイレクトに受けてしまうので、摩擦を与えるのもNGだ。食事をした後や口元が濡れたときにゴシゴシと強くこすってはいないだろうか。メイクをしていない男性は無意識のうちにゴシゴシと摩擦を与えていることがあるので注意しておきたい。
洗顔後や歯磨き後、十分洗顔料や歯磨き粉を洗い流したつもりでも唇に残ってしまっていることがある。洗顔料や歯磨き粉に含まれている成分は、肌はもちろん唇には刺激になる。刺激をダイレクトに受けてしまう唇に洗顔料や歯磨き粉の成分が残っていると乾燥の原因になるので、しっかり洗い流すようにしよう。もちろんこの場合もゴシゴシとタオルで拭くのはNGだ。
メンズコスメのリップには医薬品・医薬部外品・化粧品の三種類がある。すでに乾燥して荒れている場合は治癒効果のある医薬品、乾燥を予防したいときは医薬部外品、保湿や美容効果も得たいのであれば化粧品を選ぼう。
ベタつきがあるリップは、つけているとどうしてもベタつきが気になって無意識のうちに唇を舐めてしまい、結局乾燥してしまうことが多い。ベタつきがないさらっとしたタイプのものを選ぶと、リップをつけていても不快感なく生活できる。
つけることでツヤが出てしまうリップは、ただテカっているように見えるので清潔感があまり感じられない。潤いのある唇を手に入れたいならメンズリップコスメの中でも保湿力が強く、マットなものを選ぶといいだろう。
リップケアは意識すれば男性でも簡単にできるスキンケアの一つだ。メンズ向けのリップコスメも増えてきているので、色々試して自分が一番使いやすいものを選んでみよう。カサカサの唇にならないように、メンズリップコスメを使うだけでなく、今回紹介したNGな行動を控えるように意識することをおすすめする。