- 住まい(279)
狭い玄関も少しの工夫でスッキリ!靴の収納3ステップ
玄関が手狭な部屋で一人暮らしをしている皆さんの悩みの種といえば、靴の収納ですよね。靴はプライベートでも仕事でも重要な役割を果たします。今回は、そんな靴をスッキリ収納するためのテクニックについて詳しく見ていきましょう。
Step1 スペースを確保しながら整頓する
靴箱の棚板を調整
靴をスッキリと収納したい。
そんな願いを実現させるには、まず靴箱の中身を空にしましょう。
そして、自分が所持している靴の大きさと量を把握するのです。
この作業が終わったら、今度は靴箱に設置されている棚板に注目してください。
多くの靴箱は棚板を外して棚の間隔を変えることが出来ます。
自分の靴がスニーカーのようなタイプばかりなら、一つの段の高さはそこまで広くなくても良いでしょう。
反対に、ブーツをはじめとした高さのある靴を持っているなら、それに合わせて棚を調節しましょう。
持っている靴の数が少ない場合には、この手順を踏むだけでスッキリと収納できてしまうことが少なくありません。
まずは、あなたの下駄箱のなかを点検してください。棚板同士の間隔が調整できるようになっていますか? 下駄箱のほとんどは、棚板を動かせるような仕様になっているはずです。
そして調節できることが確認できたら、各段ごとにしまう靴の高さを揃えてしまい直しましょう。間隔があきすぎていれば狭めてください。ただし、自分の指が入るくらいのアキをとるのを忘れずに。
よく履く靴は取り出しやすい位置に
続いて注意したいのが、靴を入れる順番です。
季節ごとに履く靴を替えるという人も多いですよね。
原則として、今の時期によく履く靴を靴箱の手前側に収納しましょう。
反対に、あまり履く機会のない靴や季節柄合わないものは靴箱の奥にしまっておいて構いません。
靴箱の前面に並べられる靴は限られていますから、優先順位をつけることがスッキリした靴収納のポイントになるのです。
靴を互い違いに収納する
靴箱から溢れるほどの靴が玄関に並べられているという人には、靴を互い違いにして収納することをおすすめします。
足の甲同士を合わせるように、靴の爪先部分を反対側の踵に重ねると、一足仕舞うためのスペースが半分ほどになりますよね。
これを全ての靴に当てはめれば、靴箱にも綺麗に収まることでしょう。
ただし、この方法を用いる場合には靴を磨いておくことを忘れないでください。
靴の底や側面が汚れていると、靴箱や他の靴にそれが移ってしまうかもしれないからです。
その方法は、「左右の靴の片方を、かかととつま先の向きが逆になるようにして並べる」といったごくシンプルなもの。しかし、この方法で、つま先を揃えて入れていた靴の収納が約2倍になり、見た目もスッキリさせることができます。
Step2 収納ボックスを活用する
スッキリ収納+靴を保護
このステップでは靴をより美しく収納するための方法を紹介します。
靴箱に雑然と靴が並んでいると、あまり美しく見えませんよね。
この光景を改善するにはシューズ用の収納ボックスを活用しましょう。
靴は店頭販売されている場合、必ずといって良いほど厚紙などで作られたボックスに入っています。
このボックスを利用して靴箱に収納するのです。
シューズボックスのメリットは靴ごとに必要となるスペースに差異が出にくいことと、靴を綺麗にしまっておけるという点にあります。
ただし、シューズボックスに長い間入れていると湿気のせいで靴が汚れてしまうことも考えられますから、定期的に外に出して乾燥させましょう。
靴を購入したときには、紙製のシューズボックスも付随してくるはずです。シューズボックスは捨てずに取っておくと収納に活用できます。普段使わない靴は、シューズボックスに入れて積み上げたり下駄(げた)箱の下段に入れたりしておくと良いでしょう。また、シューズボックスに入れた状態であれば下駄(げた)箱以外の保管場所に置いても周囲を汚すことがありません。
100均で購入するのもあり
シューズボックスを捨ててしまったという人は、100均で靴用の収納ボックスを購入するのも良いでしょう。
段ボールなどの軽い素材でできているため、使わないときの仕舞い場所にも困りません。
シューズボックスの色を揃えてしまえば、靴箱の中もインテリアとして映えるのが嬉しいポイントです。
ただ、多くの家具や収納雑貨は、白や黒、あるいはブラウンなど、「他の何かを置いても馴染みやすい部屋」を目指した色に統一するようになしました!!
そこで、優秀な収納ボックスが……
その名も、100円ショップセリアの商品、「plenty box」です!!
ブーツをしまうならマガジンラックもおすすめ
ブーツや長靴といった丈の長い靴は、通常のボックスに入れていると型崩れする恐れがあります。
これを予防するのにご利用いただきたいのが、マガジンラックなどのアイテムです。
大型のものであればブーツをすっぽり仕舞っても余裕があるので、綺麗な形をキープしながら収納出来ます。
こちらも100均で売られていますから、自分の靴のサイズに合わせて購入していきましょう。
「DOKUMENT」 マガジンファイルは、レインシューズの収納にぴったりのサイズと形。メッシュで通気性もあるので、乾かないまま入れてもOK! 幅が狭くスペースを取らないので、狭い場所での収納にもぴったりです。
Step3 靴箱のスペースを広くするアイテムを利用
突っ張り棒
靴を収納するテクニックを3ステップ目は、靴箱そのものにアイテムを用いてスペースを有効活用するというものです。
最も手軽なグッズとしてお試しいただきたいのが突っ張り棒です。
棚板を動かした結果、靴箱に余剰スペースができてしまった。
こんなケースにおいて、突っ張り棒は大活躍します。
余ったスペースに突っ張り棒を2本張り、その上に靴を乗せてみましょう。
立派な棚の完成です。
また、棚に奥行きがある場合には、棚の半分ほどの位置に突っ張り棒を張り、前後のスペースに分けて靴を収納するのも良いでしょう。
突っ張り棒は使い勝手がよく、工夫次第で靴箱の可能性を広げてくれます。
靴は棚板の上に平面的に並べて収納するものと思いこんでいませんか? ちょっとした工夫で、下駄箱の中が見違えてしまう靴の並べ方があります。だからといって特別な道具は要りません、突っ張り棒さえあれば充分。下駄箱のなかに突っ張り棒をセットするだけで、靴のコレクションラックが出来上がります。
1足ずつ前後に並べるために、突っ張り棒を1本使います。片方の踵を棒に引っかけて並べていくと、1段に納まる靴の数が倍になります。そのシーズンに履く靴がズラリと横一列に。これなら同じ様な靴を買ってしまったなんて失敗がなくなる事うけあいです。
吊り下げ棚
キッチンの小物などを収納する吊り下げ棚も、靴箱に転用できるアイテムです。
サンダルやスリッパといった比較的軽い履物は、吊り下げ棚の中にまとめて収納しておくと、他の靴を仕舞うスペースを確保できます。
100均で購入可能なアイテムですから、自分の靴箱の相談したうえで利用を検討してみてください。
キッチンでよく使われる吊り下げ棚のテクニックは靴箱内でも効果を発揮!
スリッパや靴磨きの道具など、軽いものや細々したものを収納するのに便利です。
針金ハンガー
針金ハンガーをV字に開き、靴下などのいらない布を被せるとシューズラックが完成します。
こちらを靴箱の棚に設置することで、ステップ1の互い違い収納と同様の効果を得られるのです。
針金ハンガーのメリットは単に互い違いに置くのとは異なり、靴同士が直接触れ合うことがないという点です。
靴の汚れが他の場所に移りにくいため、衛生的な収納テクニックといえます。
限られたスペースを有効活用するために、皆さんもアイデアを絞ってみてください。
ワイヤーハンガー×靴下→コンパクトシューズハンガー
クリーニング店で、無料でもらえるワイヤーハンガー。
このハンガーを、折り曲げて使うことで、2倍の靴が収納できるのです
『作り方』
1.ハンガーを半分に折り曲げ、引っ掛ける部分も内側に折り曲げる。
すると、Vの字の形ができ上がる。
2.いらなくなった長めの靴下を、折り曲げたハンガーに通せばできあがり。
工夫を重ねて美しい玄関に
靴が美しく収納されている玄関は、お客様が来たときに良い印象を抱いてもらえる要素となります。
3つのステップを参考にしながら、ご自宅の玄関に合わせた収納テクニックを習得しましょう。