美侍

送別会まで気が抜けない!「転勤」の挨拶&スピーチマナーや注意点を知ろう

転職ではなく、別の支社や事業所などに「転勤」になった際にも、上司や取引先への挨拶が必要不可欠。しかし今の会社を去るわけではありませんから、一体どうすればいいんだろう?と悩んでしまいますよね。今回は「転勤が決まったけど、いつどんな風に挨拶すればいい?」「送別会でのスピーチってどう言うの?」というあなたのために、転勤の際の挨拶&スピーチマナーや送別会での振る舞い、注意点などについてまとめました!

引き継ぎまで抜かりなく!「取引先」への挨拶&メールマナーをチェック

まず、転勤することになった場合優先させるべきは「取引先への挨拶」です。
異動や転勤が決まったら上司に報告&取引先に挨拶して良いかどうか確認し、OKが出たらすぐにメールを送るか、電話やメールでアポを取って直接挨拶に行く日程を伺いましょう。
やむを得ずメールで挨拶するなら、感謝の気持ちをしっかりと盛り込むことが大切です。
直接挨拶に行く時は基本的には後任者に声をかけ、一緒にお邪魔します。

また、後任者への「引き継ぎ」もしっかりやっておきましょう。
口頭のみならず資料(マニュアル)を作成し、分からないことがあればそれを見ればいい、くらいの状態にします。
トラブルの対策法や、付き合いのある取引先の好みなども忘れずに。

取引先に対しては、転勤した後にも一度連絡をしておくと安心です。
1ヶ月ほど経ってからメールや電話で構いませんので、何か問題はないか、後任者の様子はどうかなどを確認できれば完璧と言えるでしょう。

異動が決まったらすぐ連絡!取引先に直接、あるいはメールで挨拶しよう

■取引先への挨拶 (企業訪問編)
告知許可が下りたら、すぐに電話にて一方を入れて、早速お世話になってきた取引先やお客様に挨拶をしましょう。後任者を連れて挨拶回りをする方が引き継ぎもスムーズになると同時に、訪問先にも安心感を与えられるはずです。

■取引先への挨拶 (メール編)
止むを得ず、取引先やお客様の元へ出向けない場合はメールにて異動の挨拶をしても構いません。その場合は感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。

出典:https://allabout.co.jp/gm/gc/463141/

異動や転勤の際の「メール」での連絡について、例文が多数載せられています。

挨拶は基本後任と一緒に!引き継ぎはしっかり済ませておこう

異動の発表後、取引先には電話かメールで近々挨拶に行くことを伝え、後日後任者とともに行きましょう。その際には後任者を紹介すると同時に、後任者にはしっかりと引き継ぎをすることや異動後の連絡先を伝える等、今後の取引に何も問題がないということを伝え、取引先に不安を与えないようにすることが大切です。

出典:https://shigoto-r.com/idouaisatu9/

・口頭でのみの引継ぎは避け、引継ぎ資料を作成する。
・引継ぎ資料は余裕をもって早めに作成し、直接質問を受けられるようにする。
・トラブルが起きた場合の対応策を伝えておく。
・自分と深く交流があった取引先については、好みなども後任に伝えておく。

出典:https://onescene.me/articles/1896#i

転勤後、1ヶ月ほどしてから「問題がないか」の確認をすれば完璧!

異動に伴い転勤をした場合は1ヵ月ほど経った頃、担当していた重要な取引先やお世話になった人へメールや挨拶状を送りましょう。新しい職場での様子や今後の抱負について書くといいと思います。転勤後も連絡することで今まで築いた人間関係を継続することができます。また、取引先には引き継ぎ後、何か問題がないか確認をとることが好ましいと思います。

出典:https://shigoto-r.com/idouaisatu9/

送別会でも気を付けて!「社内の上司や同僚」への挨拶&スピーチマナーとは

次に、社内の上司や同僚に対する転勤の挨拶や、送別会でのスピーチについてのマナーです。
まず「送別会で改めてスピーチするし、その時まとめて挨拶すればいいや……」ではなく、お世話になった上司や同僚などには1人1人、最終日までに感謝の気持ちを伝えましょう。
仮に何か不満が溜まっていたとしても、勤務先が変わるとはいえ同じ会社でやっていく以上は、最後とばかりに鬱憤を晴らすのはNGです。

順番に関しては当然ながら最初に直属の上司、それから先輩、同僚……と挨拶して行きます。
例え他部署であっても、お付き合いや繋がりがあれば転勤の2~3週間前までに挨拶をしておいた方が良いでしょう。

改めてスピーチする場合も、できれば1人1人に直接感謝を込めて挨拶を!

今まで一緒に仕事をしてきた人たちですので、きちんと今までの感謝を伝えます。全員の前で挨拶となるところもありますが、それとは別にひとりひとり挨拶にまわることが好ましいです。送別会を開催してもらった場合は、改めてここでお礼を言うと良いと思います。

出典:https://shigoto-r.com/idouaisatu9/

最後の鬱憤を晴らすのはNG!今後の評判のためにも、丁寧な挨拶を

たとえ、今までの職場が好ましい環境でなかったとしても、「もう一緒の部署じゃないから…」と、今までのうっぷんを晴らすように、雑に対応をしてしまうのは絶対にNG。いくら部署が違っても、同じ会社である以上はなにかしらこれからも関わり合いはあるでしょうし、「人の口に戸は立てられぬ」というように、人づてに人柄の評判というのは伝わっていくものです。

出典:https://onescene.me/articles/1896#i-2

挨拶の順番は上司→同僚!できれば部署全体に挨拶する機会を作ってもらおう

職場の上司にお願いし、転勤の挨拶させてもらえる機会を作ってもらいましょう。仲の良い方には事前に伝えておいても良いかと思います。少なくとも部長、課長、主任レベルには事前(決まった時点)に伝えておいた方が良いです。謙虚にお世話になった気持ちを伝えましょう。

出典:http://job-ten.net/tenkinaisatu/

他部署でも、関係が深ければ早めの挨拶を!2~3週間前が望ましい

引き継ぎの関係もありますから、密接に仕事をしている方には転勤が決まった時点で、すぐに伝えましょう。また他の方にもメールではなく、直接会い、お世話になった感謝の気持ちを伝えましょう。挨拶のタイミングとしては、転勤する2-3週間前で宜しいかと思います。

出典:http://job-ten.net/tenkinaisatu/

スピーチのポイントは「感謝」「お詫び」「前向きな言葉」!長さにも気を付けよう

送別会のスピーチに関してですが、ポイントは「これまでの感謝」と「お詫び(転勤間際にトラブルを起こした、フォローして貰ったなどの事実があれば)」、そして「前向きな言葉」を盛り込むこと。
今回は下に例文がまとめられたサイトを載せてみましたので、こちらを参考に作ってみてください。
また、長さに関しては送別会で送られる側が複数いる場合時間を取りすぎるので、3分~5分程度に収めた方が良いでしょう。

送別会では会費を出さなくて良い(ご馳走して貰える)ことが多いですが、その場合は後日(最終日でもOK)「宜しければ部署の皆さんで召し上がってください」と菓子折り等を持って行くことで、心遣いが伝わります。

送別会での「送られる側」の挨拶について、ポイントと例文がまとめられています。

送別される方は複数いる場合には

話す時間を少し短くするなど配慮をするとよいです。



送別される方が6名いたとして

ひとりが10分話しをしたらもう1時間です。



幹事さんも気を使いながら進行されていると思いますので

送別会を進行して下さった方々にも感謝の言葉を伝えて下さい。

出典:http://joho-site.com/archives/161.html

会費を払わなくて良かった場合は、後日(最終日)に菓子折りを用意すると良いかも!

普通一般的には、送られる側は会費や寸志を払う必要はありません。

しかし、送別会はあなたの為に皆さんが開いて下さる会です。
払わなくて当然、当たり前と考えるのではなく、あなたなりの皆さんへの感謝の気持ちを表すのがベストですよ。

一般的にはよく後日、菓子折りなどを
「皆さんでどうぞお召し上がり下さい。私からの送別会のお礼です。」
と添えてお返しをされていますよ。

出典:http://koredaiji.jp/event/soubetsukaiaisatuokurarerugawa/

あらかじめメールすべき!?「転勤先」への挨拶マナーとは

最後に、元々の職場だけじゃない!新しく行く「転勤先」での挨拶マナーをまとめました。
まず、転勤や異動が決まった場合、あらかじめ赴任先にメールで伝えておくと安心です。
この時、早い段階で送らなければ意味がありませんから、忘れないように決まったらすぐ!メールを書きましょう。

赴任して最初の挨拶は、ハキハキと丁寧に!
「○○から参りました、○○と申します。ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、何卒ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します」
これが基本形ですが、これだけだと堅苦しい、人柄が分かりにくいといった印象を与える恐れもありますので、今後の抱負やその土地への思い入れ(「この辺りは○○が有名だと聞いておりますが……」「こちらに住むのは初めてなので……」等)なども盛り込むと効果的です。

絶対にNGなのは、下品な冗談やダジャレ、自虐ネタなど。
聞く側も反応に困ってしまいますし、大人同士である以上あまり良い印象は抱かないでしょう。
また、短すぎる、長すぎる挨拶も敬遠されるため、なるべく簡潔に、1分程度で収めましょう。

転勤初日に手土産を持って行く方もいますが、気を遣わせないよう予算は3000円程度に抑えて、個別包装のものがおすすめ。
新しい取引先への挨拶や手土産の有無に関しては、前任者の指示を仰いでくださいね。

転勤や異動が決まったら、赴任先にもあらかじめメールをしておこう!

新しい部署に異動する前に、メールは必要なのか?と言われると、やはりしておいた方が後の業務はスムーズですよね。

異動先の部署にメールを送るタイミングは、異動がわかってからすぐの早い段階で送らなければ、「いまさら?」と思われてしまいますので注意しましょう。盛り込む内容としては、今までの自分の名前、今までの部署名、今までの仕事内容(営業なら理業何年、など)。

出典:https://onescene.me/articles/1896#i-2

赴任して最初の挨拶はハキハキ丁寧に!謙虚さを出して印象を良くしよう

1.言葉遣いに十分気を付ける。
2.今後の抱負を素直に述べる。
3.同僚となる人・新たな土地への親しみを込めて話す。

出典:https://careerpark.jp/40686

盛り込みたい言葉としては、

・今後ともよろしくお願いいたします。
・よろしくご指導(ご鞭撻)お願いいたします。

といった言葉です。また、それに加えると、さらに謙虚さや親しみやすさが伝わる言葉として

・いろいろとご迷惑をおかけするかと思いますが…
・ここでの仕事は分からないことばかりですが…

といった一言があります。

出典:https://onescene.me/articles/1896#i-2

下品な冗談やダジャレ、短すぎる挨拶はNG!事前に原稿を作って行こう

・冗談やダジャレ、自虐ネタを盛り込んだ挨拶。
・「〇〇です、よろしくお願いします。」といった、学生のような短すぎる挨拶。
・聞いている相手も飽きるような、だらだらと長い挨拶。

出典:https://onescene.me/articles/1896#i-2

手土産を持参する場合は高くても3,000円程度で!取引先へは前任者の指示を仰ごう

転勤先や異動先の挨拶としての手土産の予算は1000円~3000円程度で、缶(箱)のクッキーなど、適度な量が入っているお菓子や、現在の勤務地に土地の名産品があれば、個別包装で日持ちする特産品、ジュースなどでもよいでしょう。

出典:https://careerpark.jp/40645

転勤先・異動先得意先でまず初めに行う、挨拶周りのときにお菓子など手土産を持って行くかどうかは、自分で判断せず、前任者の指示・意見に従いましょう。同じ会社でも、支店・支社ごとに営業ルールやマナーがあり、中には「取引先に手土産は不要」と定めている場合もあるからです。

出典:https://careerpark.jp/40645

意外と根回しが必要!?今の職場にも転勤先にも気持ちよく挨拶し、良い印象を与えよう

いかがでしょうか?転勤は退職とは違って同じ会社内で行われることですから、結構気を遣うことが多いのですね。
しかし、転勤先に慣れればまた変わらぬ日常が待っていますから、最後までしっかりとやり通してビジネスマンとしての株を上げましょう。

特に転勤先への挨拶は「初めの印象が肝心」ですから、事前準備を怠らず、ぜひ気持ちよくスタートを切ってくださいね。