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こんなところにあった!男性が薄毛になってしまう3つの原因

年齢を重ねるにつれ、気になってくる薄毛。20代の若い人でも悩んでいる人は少なくありません。ここでは男性が薄毛になってしまう原因をご紹介。さらにその悪影響を未然に防ぐための「自己ケア」の方法についてもご説明しています。今はまだ大丈夫だよ、という人でも予防のためチェックしてくださいね!

【原因その1】男性ホルモンの働き方

男性ホルモンが原因で薄毛になる、というのはよく聞く話ではないでしょうか。

本来、男性ホルモンは体毛を成長させたり、筋肉を増強してくれる働きを持つもの。
性欲を向上させたり、やる気を出させる精神的な役割も担っています。

男性の男らしさを保つために必要不可欠な男性ホルモンですが、頭髪にとっては負の作用をもたらすことも。
それには男性ホルモンの一種であるテストステロンが深く関係しています。

テストステロンは、精巣や前立腺などで作られる5αリダクターゼという酵素と結びついて、ジヒドロテストステロンという物質に変化します。
このジヒドロテストステロンこそ、男性ホルモンが薄毛の原因と言われる大要因。

胎児の頃には男性器を発達させてくれる有能なホルモンなのですが、薄毛が気になる大人の男性にとっては何とか減らしたい厄介者です。

自己ケア

大切なのは、男性にとって大事な男性ホルモン(テストステロン)は減らさないようにしつつ、ジヒドロテストステロンへの代謝を抑えること。

そのためには生活習慣を見直す必要があります。

まず、十分な睡眠をとること。
睡眠不足はテストステロンの大敵で、分泌を著しく阻害してしまいます。

次に、亜鉛、アミノ酸、ビタミンDといったテストステロンの増加を助ける食事をとること。
適度な運動、体重コントロールも効果があることで知られています。

【原因その2】頭皮の脂が多すぎること

頭皮の脂が多いと毛穴が詰まり、頭髪の成長を阻害してしまうことがあります。
毎日洗っていても頭がかゆかったりフケが出ている人は、脂漏性(しろうせい)皮膚炎という皮膚の病気にかかっている可能性も。

脂漏性皮膚炎は肌に常在する真菌が原因と言われています。
健康的な肌であれば一定数に保たれていますが、皮脂が多いと異常に増殖して皮膚の炎症を引き起こすことに。

結果、頭皮が衰えて抜け毛が多くなり、薄毛になってしまうのです。

自己ケア

顔の肌荒れと同様、頭皮も生活習慣が乱れているとバランスを崩してしまうものです。
しっかりとした睡眠、食事での栄養摂取は必要不可欠。

特に頭皮が脂っぽいと感じる時には脂質の多い食べ物を避けるようにしましょう。

使用するシャンプーも洗浄力が強すぎたり、自分の肌に合っていないものは厳禁。
特に高級アルコール系界面活性剤が配合されている市販のシャンプーは洗浄力が強い分、肌を傷めてしまうため注意が必要です。

【原因その3】頭皮の血行不良

頭皮には沢山の血管が通っていて、髪に栄養を補給しています。
その血管が収縮して血流が悪くなると栄養が行き届かなくなり、髪が成長できずに抜け毛や薄毛の原因に。

髪の毛が細くなっている人は血行不良の疑いがあるため、注意が必要です。

自己ケア

頭皮の血流が活発になるのは睡眠中。
そのため寝不足が続くと栄養の補給が不十分になり、血行不良に陥ってしまいます。

そのほか、飲酒や喫煙といった血の巡りを悪くする行為も控えること。

頭皮マッサージは血流を良くするために有効的だとされています。
耳の上部、こめかみの辺りに親指以外の四本をあてて、上へ持ち上げるようにして揉んでください。

頭皮を傷つけないように、爪を立てず優しくマッサージしてくださいね。

自己ケアを忘れず!

男性が薄毛になる原因について紹介してきましたが、いかがでしたか?

薄毛の症状は現在進行中。
自己ケアはもちろん大切ですが、改善しないまま放置しているとますます悪化してしまう恐れがあります。

ただの体質かも…と諦めず、思い切って専門医に相談することも大切。
原因を正しく知ることで、具体的な治療を受けられるかもしれません。

先に紹介したように男性ホルモンが原因になっているのであれば、ヒドロテストステロンの生成を抑制する薬で治療を受けることもできます。

特に問題を抱えていない人も、予防のため自己ケアすることが肝心。
生活習慣が乱れている人は今すぐ見直しをして、頭髪を健康な状態に保ちましょう!