- 男性美容(308)
「若いから大丈夫」は危険?20代前半から始める薄毛ケア3つ!
「まだ薄毛を気にするトシじゃないしな」と思っていませんか?確かに頭髪に関する悩みといえば、中年以降にやって来るイメージですよね。しかし、最近実は所謂(いわゆる)「若ハゲ」に悩まされる20代、30代の男性が増えているのです。まだまだ身体の衰える年齢ではないのに、一体なぜなのでしょうか?その原因と共に、今から始める薄毛ケアをチェックしてみましょう!
どうして髪が薄くなるの?まずは原因をチェック!
「毛髪は毎日抜ける」という話は皆さんも聞いたことがあるでしょうが、そのうち髪がなくなるかも……?という心配は要りません。
その分新しいものが次々に生えてきているからです。
この循環を「ヘアサイクル」といい、大きく分けて「成長期」と「移行期」そして「休止期」の3パターンがあります。
【ヘアサイクル】
・成長期…毛の生えはじめから、成長が止まるまでの間 通常2~6年くらい
今生えている頭髪の85~90%
・移行期…成長期から休止期に移行する過程の一時期 約2週間
今生えている頭髪の1%
・休止期…毛根が退化してから脱毛するまでの期間 約3ヶ月間
今生えている頭髪の9~14%
なるほど~。
つまり、健康な状態ならほとんどの髪は「成長期」にあたるので、全体の量にはさほど影響しないのですね。
では、なぜ「休止期」の毛髪が増えて「薄毛」になってしまうのでしょうか?
バランスの悪い食生活、例えば肉類や油ものの摂りすぎも薄毛・抜け毛の原因だといわれています。
髪を健康に保つためには、良質のたんぱく質や、ビタミン、ミネラルが欠かせません。
洗わないで不潔にしていることや逆に朝晩のシャンプーなどの過度の洗髪によって頭皮を痛めることも薄毛・抜け毛の原因になります。
また、パーマやヘアダイ、ドライヤーの使いすぎも薄毛・抜け毛を促進する場合があります。
特に円形脱毛症の一番の原因はストレスだと言われています。
他にも「遺伝」や「紫外線」「不規則な生活」などが挙げられますが、最も代表的なのは上記のように「食生活」「不適切な洗髪習慣」「ストレス」の3つ。
遺伝なんてどうしようもないじゃないか!と思うかもしれませんが、仮にご家族に薄毛の方がいたとしても、通常影響を受けると言われているのは歳を重ねてからです。
規則正しく食事を摂り、特にストレスのない生活を送っているのに髪が薄くなってきた……という場合は、ケアの仕方を見直してみましょう。
彼氏の薄毛を心配する女性も……。
自分では気が付いていなくても、実は彼女の方が内心「髪ヤバいなあ……」と心配しているケースもあるよう。
つむじ周辺の薄毛は自分では確認できない場合が多いですから、こまめなチェックが必要ですね。
あー彼氏の薄毛具合がやばい。でも言えないわー。他人から「彼氏の髪やばいよね」とか言われたらほんとにイラっとくるんですけど。ほんと割と腹立ってる。
— 鼻子 (@arinkonouta) 2015, 10月 6
付き合ってる彼氏が薄毛になってきた‥‥とかならまだわかる。なんですでにハゲてるの。そしてなんで付き合う前に気づかなかったのか。
— かにぽこ丸 (@wtshndkr) 2015, 9月 14
20代からのヘアケア① 髪の洗い方を変える!
薄毛ケアで最も大切なのが「シャンプーのやり方」。
ゴシゴシと洗いすぎてしまったり、1日に何度もシャワーを浴び、その度に髪を洗ったりしている方は、可能な限り回数を押さえた方が良いようです。
では、どのような方法で洗うのが髪を傷めずに済むのでしょうか?
⒈ シャワーのみで十分に予洗いしましょう。
⒉ シャンプー剤を直に頭皮に付けないで下さい。シャンプーは手で泡立ててからつけましょう。
⒊ 頭皮をシャンプーで洗う時間は、1分~2分で十分です。
⒋ シャンプー時にマッサージを行うと、上記の時間以上かかってしまい、頭皮に負担です。
⒌ シャンプー後の流す時間は、シャンプーをしていた時間の3倍が目安です。
⒍ コンディショナーがどうしても頭皮につく場合で、薄毛が気になる場合は、コンディショナーの仕様を止めましょう。
⒎ コンディショナーが髪に少し残ってた方が良いと言うのは間違いです。必ずきちんと落とし切りましょう。
シャンプー前に限らずブラッシングは育毛に効果的。
シャンプー時に重要なのは汚れを落とす効果。シャンプーを付ける前になるべく汚れやほこりを落とす方がいいんだそうです。髪を傷める原因となる静電気が起きにくい天然毛のブラシがオススメ。
洗髪の前にはしっかりと髪をブラッシングし、ゆっくり温めのシャワーで流します。
実はお湯で流す時点でほとんどの汚れは落ちているそうなので、シャンプーをあまり揉み込む必要はないようです。
シャンプーやコンディショナーを必要以上に馴染ませるよりも、頭皮に極力刺激を与えないことの方が大事なのですね。
20代からのヘアケア② 頭皮マッサージをする!
お風呂あがりの「頭皮マッサージ」もおすすめです。
これは血行の流れを良くして育毛を促進するもので、育毛のみならず肩こりや眼精疲労などにも効果があります。
ストレスも軽減できて、一石二鳥ですね。
①マッサージは、決して爪を立てず、指の腹を使っておこないます。もし爪が伸びているようなら切っておきましょう。
②指の腹10本で頭を包むようにつかみ、揉んでいきます。この時、指は滑らさずにその部分を揉んだら少しずらして、また揉む、という感じで頭皮全体をまんべんなく行います。ただ、決して力は入れず優しく揉みます。
③特に薄毛が気になる部分、頭皮が硬い部分は重点的におこないましょう。
④最後は手のひらで頭皮を包むようにして全体をなでるようにマッサージして終了です。
頭部全体を手のひらで揉む、上記の方法が一般的とされています。
頭が清潔な状態の方が望ましいので、シャワーやお風呂の後に行いましょう。
人間の血液は身体の中心である心臓から送られていきますが、頭部は心臓よりも上の位置にあるため首の頚動脈付近で血流停滞が起こりやすくなります。
耳の後ろから顎の下へ向かって指で揉みながらなぞることを繰り返してみてください。仕事の途中でもリラックス中でも思いついたタイミングでなんとなくおこなう習慣をつけるだけでも効果はまったく変わってきます。
頭皮マッサージといえば頭を揉むイメージですが、実は頭部だけに行っても効果は薄いのですね。
お風呂あがりだけでなく、仕事の休憩時間にやるのも良さそうです。
20代からのヘアケア③ 育毛シャンプーを使う!
最後に、既にちょっと抜け毛が気になり出しているけど、育毛剤には抵抗があるし……という方には「育毛シャンプー」がおすすめです。
育毛シャンプーは髪を生やすというよりも「髪を健康にする」ことが目的のシャンプーなので、自然に発毛を促進してくれます。
はじめにご紹介したシャンプーのやり方を用いれば、より一層効果が期待できるでしょう。
土壌を頭皮、植物を髪の毛に置き換えて考えるとわかりやすいかもしれません。土壌(頭皮環境)を改善することによって、植物(髪の毛)がすくすくと成長します。
適切な育毛シャンプーを使うと、頭皮環境が改善されますから、抜け毛への効果を期待できます。
添加物が沢山入っているものは逆効果です。植物由来成分のシャンプー、アミノ酸系シャンプー(アミノ酸は髪に大切なタンパク質を作ってくれます)等、低刺激で肌に負担が少ないと言われています(看護師)
身体を健康に保ち、髪に優しいケアを行おう!
いかがでしょうか?清潔に保とうと思ってやっているシャンプーやコンディショナーが、逆に薄毛の原因になることもあるなんて驚きですよね。
他にもジャンクフードをはじめとした高カロリーな食事ばかり摂ったり、ストレスを解消せずそのままにしたりしていると、薄毛はどんどん進行していきます。
まずは身体を健康に保ち、その上で毎日自分の髪に相応しいケアを心がけましょう。
友人や恋人に接するような気持ちで柔らかく触れることを意識すれば、きっと徐々にサラサラと気持ちのよい髪になりますよ。