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もう1人で悩まないで!即わかる「コミュ障」の特徴と改善方法まとめ
いくつになっても重要視されるのが「コミュニケーション能力」。学生にとっても社会人にとっても、非常に気になる問題ですよね。しかし、中には「どうしても人間関係が上手くいかない……もしや俺ってコミュ障かも?」と悩みを抱える人もいるもの。今回はそんなあなたのために、コミュ障の特徴とネットで今すぐできるコミュ障診断をご紹介!さらに、万が一コミュニケーション能力に難があると言われてしまった場合の改善方法をまとめてみました!
あなたは当てはまる?「コミュ障」の特徴とは
「コミュ障」は「コミュニケーション障害」の略ですが、後者は基本的に自分では改善することが難しい神経性の疾患として捉えられます。
前者のコミュ障はそれよりもライトな表現で、若者を中心に「他者とのコミュニケーションが苦手な人」というニュアンスで使われるようです。
コミュ障の定義は様々ですが、基本的には「人と視線を合わせたり、会話したりするのが怖い、億劫である」「電話が苦手」「他者の心を理解するのが苦手」などが特徴として挙げられます。
また、話し方に特徴がある場合も多く、大抵は自分への自信のなさからつい小声になってしまったり、どもってしまったりするようです。
これは必ずしもとは言えませんが、外見にコンプレックスがある、という人の割合も大きいのだとか。
「コミュ障」は、コミュニケーション障害よりもっとライトなニュアンス!
コミュ障というのは
『コミュニケーション障害』の略ですが、
両者のニュアンスには違いがあります。
『コミュニケーション障害』は
病気の一種ですが、
『コミュ障』は
もう少しくだけた言葉として
定着してきています。
あなたはいくつ当てはまる?コミュ障の特徴とは
・知り合ったばかりだと話せるが
だんだん話すことがなくなってくる。
・2人きりだと話が途切れる。
沈黙が怖い。
・3人で話していると自分だけ余る。
・集団の中だと空気。
・会話が盛り上げられない。
・何を話せばいいか分からない。
・電話が苦手。
・真面目キャラだと思われている。
・笑いを取れない。ツッコミができない。
・他者の心を読むことが難しい
・人が口に出して言葉で言わなければ、意図していることが何かを理解できない
・ほとんど人と目を合わせることができない
・目が合うとドギマギしてしまう
・じっと人の目を見つめて続けてしまう
・会話しようとしても口からうまく言葉が発声できない
・相手の話している言葉を、意味のある音声として理解できない
・話の文脈を読み取り理解することが困難
・ある話題を話しているのに、話題がそれてしまい、全く別のことについて話し始めてしまうなど、話題を維持していることが困難
・自分の関心のある分野について、一人で長々と話し続けることがある
「自信のなさ」から来てる!コミュ障特有の話し方やコンプレックス
話の特徴としては、ぼそぼそと小さい声で話をする人が多く、その為、相手に伝わらないことが多いのです。
自分の話し方に自信が持てないので、人の目を見て話すことが出来ず、小さい声になってしまいます。
ぼそぼそと話すことで、相手に伝わらず、益々自信が無くなり、相手を不快な気持ちにさせはしまわないかと、会話することを避けてしまうのです。
コミュ障の多くは、上手く会話が出来ないというだけでなく、自身の容姿にコンプレックスを抱いている人が多いのです。
例え話が上手くなくても、ルックスが人よりも優れているだけで、自信に繋がり、人との関係を保とうとするので、会話の訓練になり、そこからコミュ障を改善させていく可能性が広がります。
しかし、ルックスがあまり良くないと思っている人は、他人からの「不細工」という言葉に敏感になり、コンプレックスを抱いて自身の殻に閉じこもってしまいがちになります。
ネットで今すぐチェック!コミュ障診断3つ
前述した特徴を一通り見てみても「当てはまるような、違うような……?」とハッキリしない方は、思いきって診断テストを受けてみませんか?
今回は病院で受けるような専門的なものではなく、ネット上で気軽に受けられ、今すぐ結果が出るものを集めてみました。
ゲーム感覚で試せるものから本格的なものまでありますので、ぜひやってみてください。
その① ゲーム感覚で簡単!なコミュ障テスト
本当にコミュ障なのかテストしてみよう!コミュニケーション能力テスト
心理テストメディア「ミラーズ」における、気軽な診断テストです。
ゲーム感覚で気軽にできるのが、こちらのコミュ障診断。
結果は文章で表示され、明日からの改善方法も教えてくれます。
ただ、中には厳しいコメントも……参考になる部分は拾い上げつつも、あまり深くは気にしすぎないようにしましょう。
その② コミュ障タイプも分かる!自分の問題点を手早く知りたい人向けテスト
コミュ障診断 チェックシート
コミュ障診断専門サイトのチェックシートです。
続いては、コミュ障診断、改善をメインに扱っているサイトのチェックシートをご紹介しましょう。
こちらは当てはまる項目にチェックすると、コミュ障のタイプまで教えてくれます。
自分がコミュ障かどうかだけでなく、特に苦手とする分野まで分かりますので、ぜひご活用ください。
その③ 本格派を求めるあなたにはコレ!コミュ力認定協会の診断テスト
コミュニケーション脳力診断
「日本コミュニケーション能力認定協会」による、本格的なコミュ障診断テストです。
最後にご紹介するのは、「日本コミュニケーション能力認定協会」によって作成されたコミュ障診断テスト。
基礎編からビジネス編(初級編、上級編)まであり、かなり詳しくコミュ障度がチェックできます。
改善法① 「人からよく見られよう」としすぎない!
改善法として最初に挙げられるのが「他人を意識しすぎない」というもの。
コミュ障の多くは後天的なもので、基本的には人前で恥をかいた経験や、他者から馬鹿にされた経験から、他人への恐怖を感じるようになるそうです。
まずは「面白いことを話そう」「バカにされないようにしなきゃ」という理想を捨て、必要以上に人目を気にしないようにしましょう。
また、他人に期待しすぎないことも重要です。
「絶対に自分の考えを分かってもらおう」「この言い方なら分かるはず」という気持ちがあると、どうしても伝わらなかった時落胆してしまいがちですから、意志の疎通ができなくてもそういうこともあるんだ、と割りきるのです。
何度言っても伝わらない……という場合は、日記をつけたり自分の考えを紙にまとめたりして、気持ちの整理をするのが効果的。
コミュ障は後天的なもの!「他人への恐怖」を感じてない?
⒈言い間違いなどをしてしまって、人前で恥をかく
⒉周りの目を必要以上に気にするようになる
⒊変に思われるのが嫌で言いたいことが言えなくなる
⒋人と話す機会が減っていく
⒌口数が減るので、会話のスキルが一向に上達しない
⒍さらに苦手意識が強くなる
「面白い会話をしなきゃ」という理想を捨てる!
コミュ障の人は、高すぎる理想を持っていることが多いです。お笑い芸人のように、面白おかしく会話しなくてはいけないと思っているわけですね。それだと、上手く話せない自分に対して、劣等感を持ってしまいます。
そうではなくて、理想を捨てて軽い感じで話すことを心がけてみてください。肩の力を抜いて話すことで、変なプレッシャーから解放されるはずです。笑える会話でなくても、世間話をするだけで構いません。
必要以上に相手の顔色を窺わない!
コミュ障の人は、いつも相手の顔色を窺ってしまうという特徴があります。「変に思われてないだろうか」「退屈されないだろうか」などと考えて、不安になってしまうわけですね。こういった状況になると、会話に集中できなくなってしまいます。
相手の話を聞いていなかったり、支離滅裂なことを言ってしまったりするかもしれません。これだと、逆に嫌われてしまいますよね。なので、余計なことは気にしないようにしてください。
大切なのは会話の内容ですから、ちゃんと意思疎通ができるかどうかを重要視する必要があります。つまり、自分の言いたいことを明確に伝えて、相手の話の意図を読み取るということです。これに集中していれば、相手の顔色が気になることはありません。
「絶対に自分の考えを分かってもらおう」という強迫観念を持たない!
相手に伝えよう、わかってもらおうとする熱意が強くなりすぎると、相手をコントロールしなければならないという脅迫観念に変わってしまうことがあります。誠意をもって相手と対話することは重要ですが、コミュニーションにおいて決定権は100%相手が持っています。
どんなに頑張っても伝わらないときは伝わりません。この割り切りを忘れてしまうと、不要なストレスをため込んでしまい、返って相手との関係性をこじらせてしまうことになりかねません
まずは「自分を理解」する!いざという時のため、気持ちの整理をしておこう
日頃から自分の気持ちを押さえすぎていたりすると、大事な場面で自分の気持ちがわからなくなり、結果として人の気持ちにも鈍くなることがあります。ビジネスなどでは大事な場面で周りの空気に飲まれて決断ができないということにもなりかねません。
常に自分の気持ちを表にだせるとは限らないので、日頃から日記をつけるなどして自分の気持ちを把握する習慣を持つことが大切です。
改善法② まずは実践!挨拶から始めてみる
続いては「挨拶から実践を始めてみる」というもの。
突然相手に積極的に話しかける、というのは難しいですから、まずは「挨拶」と「相手が話している時は相づちを打つ」を徹底しましょう。
特に第一印象で「親しみやすい人だな」と思われると、相手から話しかけてもらえる可能性も高くなりますから、挨拶は出来る限り笑顔でチャレンジ!してみてください。
そもそも人と目を合わせるのが苦手なんだけど?という人は、無理に見ようと努力しなくても大丈夫。
挨拶の時はペコリと会釈をするようにすれば解決しますし、会話中は見つめ合うのではなく、相手の肩のあたりや、可能なら別の方向を向いて話しましょう。
急にスムーズに話そうと思わないで!「挨拶」と「相づち」から始めてみよう
人との会話は挨拶で始まって挨拶で終わります。
最初と最後がきちんと出来なければ、
いくら会話の仕方を学んでも相手からの印象は全く良くなりません。
まずは挨拶から学びましょう。
挨拶はコミュニケーションの基本です。コミュ障の人は頭で考えすぎて、他の人には簡単な挨拶ですら困難になる事があります。他人から挨拶をされてあわてて返す、または返しそびれるのではなく、自分から挨拶することを心がけましょう。
挨拶をされて嫌な気持ちになる人はまずいません。逆に好感を持ってくれる事の方が多いのです。挨拶だけでです。
相槌と言うのは会話をスムーズに進めるには絶対に必要な物です。
試しに相槌を一切打たずに会話をしてみるとハッキリ分かると思います。
きっと相手はいくら楽しそうに話していたとしても、
こちらが相槌一つも打たなかったら、途端に喋るのをやめてしまうでしょう。
相槌は挨拶の次に大事な物だと言えます。
近寄りがたいのはNG!常に「笑顔」を心がけよう
近寄りやすい相手というふうに思ってもらうためには、出来るだけ笑顔で接するようにしましょう。
笑顔になりにくいという時はあるかもしれませんが、そういう時でしたら作り笑顔でも構いません。作り笑顔をしているうちに、段々と自然な笑顔になるということも出来るかもしれません。
人の目を見るのが苦手な人は、無理に見なくても大丈夫!
人の目を見て話そうと思うと、結構疲れることです。そして人の目を見て話せないと仲良くなれないと思いがちです。でもそのようにして自分に圧力をかけることにより、コミュ障の人は辛くなってしまうのです。
相手の目を無理に見ようと頑張らずに、自然でいいというように自分に対して思ってあげるようにしましょう。自分が見やすいところを見るようにすれば良いでしょう。
改善法③ 会話に必要な「知識」を増やす!
最後にご紹介するのは「知識を増やす」というもの。
お互いに興味のある話題について会話する時には、一方的に趣味を語るだけでは成立しませんよね。
例えば音楽が好きな相手と話すなら音楽の、スポーツが好きな相手ならスポーツの知識をある程度持っておいた方が、自分からも話題を振れて会話が弾みやすいと言えます。
様々な趣味の相手と会話をしたり、初対面の相手の趣味に対応したりできるようになるためには、日頃から積極的に経験を積むことが大切です。
一番良いのは実際に観たり聴いたり出かけたりしてみることですが、難しければ新聞や本を読んだり、ネットサーフィンをしたりするだけでも大分違うでしょう。
知識や語彙力を付ければ、様々な趣味の相手と話ができる!
考えてもらいたいのが、ただ単に他人とスムーズな会話することを出来るようになるだけではなく、知識や語彙力などを身につけていく、ということです。
例えば何か特定の分野に関して深い知識を持っていれば、同じような知識を持った人たちの会話に自然と参加をしていくことが可能となります。
また豊富な語彙力は相手に対し「この人は高い知性、教養を持っている」との印象を抱かせ、結果として高い知性、教養を持った人間と話をする機会が持てるかもしれません。
例えば、初対面の人間に、趣味の質問をしました。そこで相手がゲームと答えても、自分がゲームを何も知らなければそれ以上広げることができません。
質問が悪かったと思えばそれでいいのでしょうが、せっかくの相手のパスをスルーしてしまうのはコミュ障にとって、もったいないです。そうですよね?
興味を持てることがあればすかさず知識を広げ、旅行や外出の機会を増やそう
そのため、相手からのパスを一つでも多く受け取れるように、日頃から多くのことに興味を持ち知識を広げ深めておくことが大切だと私は思います。
旅行でも行ってみてもいいですね。相手が同じところに旅行した経験があるなら、それで会話が弾みますし、相手が行ったことがない場所でも、会話が止まることはないと思います。
外に出るのはちょっと……という人は「読書」をするだけでもOK!
知識や語彙力、表現力を身につけるためには、やはり読書が効果的です。
もちろん自分の関心のある分野に関し、知識を深めていくということも非常に重要ではあるのですが、それと並行して、そうでない分野に関しても積極的に目を通していくようにしましょう。
人を避けるほど深みにハマる!コミュ障の克服を目指そう
いかがでしょうか?「まさかとは思ったけど、コミュ障って診断された……」という方も、簡単なことから改善できるのですね。
まずは他者への意識を変え、挨拶を忘れず、興味のあることにはどんどん挑戦する、というところから始めてみましょう。
コミュ障を克服すれば友人が増えるだけでなく、仕事がスムーズに進むようになり、評価が上がる可能性もありますから、ぜひ実践してみてくださいね。