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バイクに乗ってみたい初心者の人必見!実現させるための心構え
男なら、まず誰もが一度は憧れるのがバイク。「免許を取ったら、あれもして…これもして…」と夢が広がりますよね。そこで、これからバイクに乗りたいとお考えの方に参考にしてもらえるよう、初心者のための基本的な情報と心構えについて調べてみました。
免許の取り方
バイクの免許は4種類あり、乗りたいマシンに合ったものを取得することになります。
まずチェックしたいことは、「原動機付自転車」通称「原付」と呼ばれる50ccのバイクなら普通自動車免許を持っていれば乗れる、ということ。
つまり、クルマの免許を持っている人は、バイクの免許をわざわざとらなくても原付ならすぐに乗れることになります。
原付以外のものに乗りたい時や、車の免許を持っていない場合は自動車教習所へ通いましょう。
原付免許意外は教習所で乗り方の指導を受ける必要があり、試験に合格して晴れて免許取得となります。
原付免許
50cc以下のバイクに乗れる免許。
視力検査などの適正試験を受けた後で30分の学科試験を受け、最後に約3時間の原付講習を受ければ免許が交付されるので、気軽にバイクを楽しみたい初心者の人にとくにぴったりです。
小型免許
125cc以下のバイクに乗れる免許。
このクラスから2人乗りが許可されます。
彼女といっしょのタンデム乗りができるわけで、ツーリングや街乗りをしたい時にも便利です。
AT車限定免許であれば最短4日で取ることができ、バイクにかかる税金も安いというメリットがあります。
普通二輪免許
400cc以下の、中型バイクに乗れる免許。
「どうせ取るなら、このクラスを目指したい」という人も多いのではないでしょうか?
高速道路の走行もできるので、遠出をするにはうってつけです。
ちなみに、AT限定免許もありますが、この場合は選べるマシンに制限があります。
大型二輪免許
排気量の制限なしで、どれでも好きなバイクに乗れる免許。
これさえ取っておけば、憧れのハーレーだって夢ではありません。
ただし、AT限定の場合は650ccまでと制限があるので注意してくださいね。
バイクの種類
スクーター
通勤や通学、ちょっとした買い物にも便利なスクーター。
タンクを両足の間にはさんでまたがるタイプのオートバイと違って、両足を揃えて乗ることができるので、初心者の人にはなじみやすいかもしれません。
小さめのサイズでは物足りない人には「ビッグスクーター」と呼ばれる大型モデルもあり、座席の安定感アップ。
125ccなら高速道路も走行できます。
ネイキッド
最もスタンダードな種類のバイク。
カウル(外装カバー)を付けないシンプルなデザインなので、すっきりした外観を好む人にもおすすめです。
乗車したときの前傾姿勢があまり前かがみにならないので、比較的運転をしやすいのが特徴。
スクーターを別にすると、初心者の人にお勧めしやすいタイプのバイクかもしれません。
レーサーレプリカ
バイクレースに使われるマシンの性能や技術、スタイリングを生かして作られたモデル。
本当のレースタイプのバイクはバックミラーや方向指示灯などがついていないので、そのままでは公道を走れませんが、「レーサーレプリカ」はこうしたパーツがちゃんと付いているので、もちろん普通に公道を走れます。
(逆に、だからこそ、「レプリカ(複製)」という名でよばれています)
ひと目でそれと分かる外観や納得の走りでバイクファンからの人気が高いですが、高速走行時に風を受けにくいよう、乗車時の姿勢がかなり極端に前傾したポジションになります。
初心者の人はまずその前傾姿勢に慣れる必要がありますし、人によっては長距離ツーリングなどで乗りづらく感じる場合もあります。
アメリカン
直線の多い道路をゆったりとロングツーリングすることを念頭に置いて作られたバイク。
「ハーレーダビッドソン」などが有名です。
車高が比較的低く、シートにどっかり腰をおろして両足を前に投げ出すような感じで、上体をまっすぐ起こした姿勢で乗車できるのが特徴。
高速でびゅんびゅん飛ばして走るというより、ゆったりと景色を眺めながらツーリングを楽しむのに適しているバイクです。
重量があって全体的にどっしりしており、深く低く響き渡る排気音を楽しみながら運転する人も少なくありません。
オフロード
舗装道路(オンロード)以外でも走ることを目的としたバイク。
わりと一般的な「いわゆるオフロードバイク」の他、モトクロス競技用のものや、オフロードの耐久レース用、あるいは岩場などを走破するトライアル競技用など、さまざまなタイプのものがありますが、得てして軽量で、車体が細身で、タイヤを支えるサスペンションが発達したスタイルであることが特徴です。
実際にオフロード走行を楽しんだり、あるいは「スポーティーなイメージが好き」という人に向いているかもしれません。
ただ、おおむね車高が高めなので、またがったときの足つきは要チェックです。
バイクの買い方
バイクには新車と中古があるので、まずどちらにするか決めましょう。
免許を取り立ての頃はぶつけたり、転んだりする可能性もあるので、とりあえず中古を買って運転に慣れるのもおすすめです。
乗りたいバイクの種類がだいたい決まったら「スズキ」や「ホンダ」などの系列販売店へ足を運んでみましょう。
たいていのディーラーでは中古も同時に扱っているので、どんどん相談してみてください。
欲しいバイクが店頭にない場合は、取り寄せてもらえることもありますよ。
どのバイクを選ぶにしても、必ず試乗して乗り心地を確かめ、中古の場合は事故歴なども確認してくださいね。
購入時には現金またはクレジットカード、住民票、印鑑が必要なので忘れずに持っていきましょう。
バイク用品を選ぶポイント
バイクは車と違って体が剥き出しになるので、万が一の事故や転倒時に備えて体をガードしてあげる必要があります。
厚手のライダースジャケットやヘルメット、グローブ、ブーツなどを揃え、できればクッション性のあるインナーもプラスすると良いでしょう。
排気量の少ないバイクは普段着で乗る人も多いと思いますが、ヘルメットは必ずかぶり(必須の義務です!)、安全運転で走行してくださいね!
盗難を防ぐには?
残念ながら、バイクは非常に盗まれやすい乗り物です。
自宅にガレージがなかったり、外出先で停めておいたりする時のために、防犯グッズも併せて購入しておきましょう。
おすすめは、がっちり固定できる防犯チェーンや、大音量で鳴り響くアラーム。
犯罪者の目につきにくいよう、カバーをかけて隠すことも大切です。
事故を防ぐバイクの乗り方
スピードを出し過ぎない
免許を取り立ての初心者に多いのが、運転技術を過信してスピードを出し過ぎてしまうケース。
カーブを曲がりきれなかったり、追い越しの際に対向車と接触したりして、毎年多くのライダーが命を落としているので十分に注意しましょう。
安全確認は必ず行う
左折や右折、追い越しの際はもちろん、直線道路を走行中も常に周囲に気を配り、安全確認に努めましょう。
「だろう運転」は非常に危険。
常に「もしかしたら」という気持ちを持つことで、不幸な事故を未然に防ぐことができます。
マシンの点検をする
車検時以外にも、こまめに愛車を点検して異常がないかを確かめましょう。
特に、長距離を走る予定のある時には、事前に必ずチェックを行ってください。
万が一の事態に備えて、工具類も持ち歩くと安心です。
今度の休日は、バイクでツーリングに出かけよう!
かっこいい愛車に乗って、きれいな景色の中を疾走する……想像しただけでもワクワクしてきますよね。
バイクの免許は車ほど時間をかけずに取れるので、仕事の合間でも十分に教習所へ通うことができます。
興味があれば、ぜひ挑戦してみてください。