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デキる男の身だしなみ!革靴のお手入れ方法をチェック
おしゃれの基本は足元から。この言葉は社会人としてデビューし、革靴を履くようになった皆さんのためにあるといっても過言ではありません。カッコよく革靴を履きこなすためのお手入れ方法を知ることで、デキる男へと生まれ変わりましょう。
革靴を履きこなすとカッコイイ
仕事を始めたことによって、革靴を履く機会が多くなったことと思います。
これを利用してプライベートでも革靴を履いてみてはいかがでしょうか?
革靴をカッコよく履きこなすことが出来れば、大人としてワンランク上のおしゃれを楽しむことも夢ではありません。
男性のオシャレといえば、服も大切ですが靴を見る人もいますよね。足元がリッチだと途端に高級感が出たりもしますし、大切なポイントです。
仕事やプライベートを充実させるうえで、清潔感は欠かせない魅力となっています。
清潔感を大きく左右するのが靴です。
特に革靴はきちんとお手入れされているものほど美しく輝き、皆さんの魅力をさらに引き上げてくれるのです。
「清潔感」と一言でいっても抽象的に聞こえるかもしれませんが、モテる男に必要な清潔感とは見た目上の清潔感のことです。
例えば、毎日お風呂に入って体をよく洗ったり、しっかりと歯を磨いている男性は清潔と言えるでしょう。
しかし、いくら体を清潔にしていてもシワだらけのシャツを着ていたり、靴が汚れていたりすると、女性に不潔な印象を持たれてしまいます。
汚れやすいからこそお手入れの差が出る
革靴は、他の靴に比べてメンテナンスの差が出やすい靴といえます。
だからこそ、きちんとお手入れをしている人の靴はより美しく清潔な印象を持たれるのです。
デキる大人を目指す方にとって、革靴の正しいお手入れ方法を知っておくことが大切なのです。
靴は地面に接するアイテムです。
ファッションの中でも一番汚れやすい部分を担当しています。
そのため、靴がピカピカな人はしっかりしている印象になります。
ヨレヨレのスニーカーよりも、革靴を履いている人の方が大人っぽいですよね。
お金に余裕が無い人は目立つアウターを優先しがちです。
靴にお金をかけている人は金銭的にも安定している印象を与えます。
お手入れの基本はブラッシングから
革靴を美しく保つうえで必ずやっておきたいお手入れといえば、ブラッシングです。
革靴は一見汚れていないように見えても、埃や塵が表面に付着しています。
これが降り積もると泥や砂といった目立つ汚れを引き寄せてしまいます。
ブラッシングを毎日するだけで、こうした汚れを予防することに繋がるのです。
革靴のお手入れ 毎日これだけはやろう!|革靴.net
革靴の手入れ手順について、詳しく記された情報ページです。
革靴の毎日のお手入れはずばり・・・
革靴にシューツリーを入れる
ブラシで汚れやほこりを取る
です。
また、革靴を毎日履いていると、型崩れを落とすことにも留意しておきましょう。
形の崩れた靴は見た目にもカッコ悪いですし、履き心地も落ちてしまいます。
下の画像にあるシューツリーというアイテムをご存知でしょうか?
靴を脱いだ後にこれを入れておくと、靴の形を美しいまま保持することが出来ます。
革靴は安い買い物ではありません。
革靴の寿命を延ばすという意味でも、シューツリーの使用を徹底していきましょう。
なによりもやってほしいこと、それはシューツリーを革靴にいれること。
シューツリーとは靴の中に入れる保型用の木です。
かかととつま先の部分が靴にフィットするように削られています。
このシューツリーを入れるかどうかで靴の寿命はなんと2倍にも3倍にもなります。
毎日のお手入れには馬毛ブラシ
ブラッシングをする前に、必要なブラシを揃えておくことをおすすめします。
毎日行うブラッシングで活用していただきたいのが、上の画像にあるような馬毛を原料としたブラシです。
馬の毛は柔らかいため、埃や塵といった汚れを落とすときに革靴を傷つけるリスクが少なくなります。
馬毛は豚毛や化繊素材のものと比べると柔らかくしなりがあり、一本一本の毛が細いので、細かな部分の汚れやホコリを落とすことに適しています。
また、後述するクリームを塗る作業の仕上げ用に豚毛や化学繊維で構成されたブラシも準備しておくと、革靴をより美しく仕上げられます。
ブラシは馬毛がホコリ落としに向いていて、ブタ毛や化繊のものは仕上げの艶出しに効果的。
丁寧に靴全体をブラシ掛け
革靴のブラッシングは、非常に簡単です。
ブラシを使って全体をゆっくりと撫ででください。
このとき、足の甲の部分だけでなく、汚れが溜まりやすい側面や踵部分も入念にブラッシングしましょう。
靴ブラシで土やホコリを落とす。
コバ(靴底と靴を縫い合わせた部分)の周りや紐を通す部分の裏も丁寧にブラッシングする。
クリーナーで汚れを落とす
毎日ブラッシングをしていても、雨天や舗装されていない道路を歩くことで靴に汚れが付いてしまいます。
こんなときは、革靴専用のクリーナーを使って汚れを落としましょう。
靴の種類によって適したものがあるので、靴専門店などで自分の靴にあったものを探してみてください。
チューブに入った乳化性と液状のローションがあります。
革によって専用のものが必要ですので購入の際には注意を。
クリーナーを使うときは、余分な布やウェスにクリーナーを少し付着させてから靴を磨きます。
一見して汚れがわかる部分はもちろんのこと、綺麗に見える部分もクリーナーで擦ってみると目に見えない汚れを落とすことが出来ます。
強く擦ると革靴に傷がついてしまうので、あくまで優しくなでるように布を動かしてください。
クリーナーで擦った後は、乾いた布で乾拭きをしてブラッシングをしておきましょう。
靴用の液体クリーナーを使います。
古布に液体クリーナーを付けて、丁寧に取っていきます。
革を傷めないように、やさしくしてください。
ゴシゴシこするのは禁物です。
クリームを塗り込むと靴に味が出る
革靴は専用のクリームを塗ることで耐久性や美しさを向上させることが可能です。
クリーナーは汚れを落とすことが目的ですが、クリームは靴を保湿およびコーティングし、光沢を与えることに比重を置いています。
汚れを落とした後、クリーナーと同様に同系色のシューラスタークリームやシュークリームを薄く伸ばしながらムラなく塗ります。このクリームは、革に潤いを与え、ひび割れを防ぐとともに美しい光沢を出します。
クリームは塗り過ぎると皮革が痛んでしまうことに注意してください。
毎日のように革靴を履く人であっても月に1~2回塗れば充分です。
クリームを塗り過ぎないようにするには、何足かの革靴を用意して、それを交代で履いていくことが望ましいといえます。
そのため、1足を履きつぶすのではなく、いくつかの革靴を準備しておきましょう。
こうすることでおしゃれの幅が広がるだけでなく、革靴をお手入れする頻度も少なくなるのです。
「革靴をクリームで磨く頻度は?」
よく質問されます。
週1回のメンテのところでも言及しましたが、クリームは塗り過ぎるとかえって寿命を縮めます。
なので、ある程度の期間を開ける必要があります。
ここでは磨く頻度を月1回と記載していますが、「期間」ではなく「何回履いたか」を基準にするべきだと思います。
例えば、平日ほぼ革靴を履く人の場合で考えてみましょう。(週5日革靴を履くと仮定)
もし革靴を2足しか持っていないのであれば、1週間で同じ靴を2~3回履くことになります。
月に換算すると8~12回履いています。
この場合かなりヘビーローテーションと言えますので、月1回では少ないと思います。
ペーストしては2か月で3回程度はクリームを塗ったほうがいいです。
革靴用のクリームは大きく2つに分類されます。
1つは乳化剤を主原料としたもので、こちらは保湿効果に優れています。
乾燥しやすい皮革や湿度の低い気候で革靴を履く場合には、保湿効果の高い乳化性クリームがおすすめです。
靴クリームには、似て非なる二種類が存在します
乳化性は保湿、油性はコーティング。その違いを詳しく解説したページです。
まず、乳化性靴クリームに含まれる主要成分は「水・油・蝋」です。乾燥やヒビ割れから守るべく、革に必要な水分と油分とをバランス良く与え、表面に適度な艶ももたらすのが役割となります。
もう1つの種類は、油性の革靴用クリームです。
こちらは油分が非常に豊富なのが特徴となっています。
油は皮を水分から守るので、雨の多い時期に重宝します。
乳化性クリームよりも光沢が多い仕上がりになりますから、革靴の性質やシチュエーションに合わせて使い分けると良いでしょう。
一方、油性靴クリームに含まれる主要成分は「蝋・油」です。水を含まない分、革の風合いを維持するというより、被膜をしっかり施すことで光沢を与え、見栄えを良くする役割を果たし、水を弾く効果も乳化性以上に期待できます。
クリームを塗る方法は、クリーナーを塗るときとよく似ています。
余分な布に少量のクリームを垂らした後、薄く引き伸ばすようなイメージで革靴に塗り込みましょう。
このときも、靴表面を傷つけないように優しく行うのがポイントです。
クリームのように汚れているポイントを重点的に行うのではなく、全体に満遍なく塗ってください。
Trading Post 靴を磨きましょう。そして男も磨きましょう。
ブラシやウェスでクリームを全体に馴染ませる方法について解説したページです。
お米2.3粒分くらいが目安です。今まで塗りすぎていませんでしたか?
少量を全体的に薄く塗り伸ばすようにしましょう。
熱心にクリームを塗っていると、靴表面に余分なクリームが付着してしまいます。
しかし、ブラシを用意してあればこんなときも安心です。
クリームを塗ったときの仕上げには、豚毛や化繊のブラシが適しているのは前述の通りです。
こうしたブラシで全体を軽くなでて、革靴にクリームをしっかり馴染ませましょう。
最後に乾拭きをすれば、皆さんの革靴はより美しく輝いているはずです。
次にブラッシングをして余分なクリームをブラシで落としながら、
全体的に馴染ませていきます。
例えば、クリームを多く塗ってもこのブラッシングの際にブラシに吸収されるだけです。
また、しっかり馴染ませないと艶が出ずにマッドな感じに仕上がってしまいます。
シューポリッシュや防水スプレーでさらに美しく
革靴をさらに美しく見せたいという人は、シューポリッシュというアイテムを使ってみましょう。
シューポリッシュとは、ピンポイントで光沢を持たせたいときに使われるワックスのようなものです。
つま先や踵といった部分にシューポリッシュを付ければクリームを塗った以上の光沢が革靴に宿ります。
ただし、柔らかい側面部分などに繰り返し使っていると革が乾燥して靴全体が傷んでしまいます。
あくまで踵やつま先などの硬い部分に限定して使用してください。
つま先やかかと等、部分的にポリッシュしてつやを出して、靴にイントネーションをつけます。ポリッシュひとつで見ちがえるほど見栄えが良くなる靴もあります。ただ、ポリッシュは油膜をつくってツヤを出すので、硬い芯が入っているつま先とかかと部分だけに使うようにしましょう。
お出かけ前の防水スプレーは、雨天時に革靴で出掛ける際の必需品です。
撥水スプレーという名称で売られているものもありますが、革靴用スプレーについてはどちらも同じ効果を持っています。
革の表面に水を弾くコーティングを施し、皮革が傷みにくくなるのです。
防水スプレーは、一般的に撥水効果を持たせる役割があります。
スプレーを吹きかけた部分に撥水効果を持たせることで、水を弾き、
水の浸入を防ぐことができるのです。
革靴専用の防水スプレーを購入するときは、それが自分の持っている靴に適しているのか靴専門店などで尋ねてみましょう。
皮革の中には、防水スプレーを使うことでダメージを受けてしまう素材があるからです。
シューポリッシュや防水スプレーを上手に活用すれば、皆さんの靴はより美しく長持ちすることでしょう。
防水スプレーには使える素材、使えない素材があります。基本的には、靴を購入した際店員さんに「この靴には防水スプレー使えますか?」と聞いた方が良いです。
使ってはいけないもの(シミなどの原因になる!)
オイルド加工系(オイルドスエード、オイルドレザー)
ヌバック
シープスキン
ワニ革
ヘビ革
ハラコ(子牛の毛)
使ってもあまり意味がないもの
エナメル
登山靴系(元々が完全防水!)
革靴は育てるもの
革靴は、大切にお手入れするほど味のある光沢が生まれます。
単なる道具としてではなく、育てるような気持ちで接すると、皆さんの革靴はより美しく輝くのです。