【北海道で一人暮らし】オール電化の魅力と物件選びのポイント

北海道での暮らしは、厳しい冬との戦いです。少しでも快適に過ごしたい方には、オール電化がオススメ。その理由とオール電化物件の選び方について見ていきましょう。

そもそも、オール電化って何？

北海道で暮らしてみたいと考えたときに、皆さんはどのような生活を思い浮かべるでしょうか？

夏は涼しくて冬は雪が多い。
こうしたイメージは間違っていません。特に冬の寒さは本州に住んでいた方が想像出来ないほど厳しいのです。

冬の寒さが厳しい環境で暮らしていく皆さんにピッタリなのが最近話題のオール電化住宅です。
言葉では聞いたことがあるけど、詳しくは知らないという方のために、まずはオール電化とは何かを確認していきましょう。

オール電化住宅とは、一般的な住宅におけるガスの役割を全て電気が担っている住宅のことを指します。
料理をするにも、コンロではなくIHクッキングヒーターを使用しますし、お風呂も電気で沸かすのです。

今までガスに頼っていた部分を電気で賄えるという点に、どんなメリットがあるのでしょうか？
実は、北海道で暮らす方にとってこの点が大きな意味を持ってくるのです。

オール電化とは|オール電化の基礎知識

電気の力で生活に必要な熱を網羅。

オール電化とは、その名前の通り住宅にある生活家電をすべて電力によりまかなえるものにすると言う意味です。具体的には、これまでガスを使用していた「ガステーブル」を「IHクッキングヒーター」に交換し、ガス給湯器を「エコキュート」または「電気温水器」に変える。

出典：http://www.alldenka-life.net/knowledge/about.html

さらに広義には「太陽光発電システム」などを導入し、家で使う電力すら自宅で作ってしまうというものまで含まれます。これによりこれまで必要だった、ガス代を0円にすることができ、電力の利用に一本化することができます。

出典：http://www.alldenka-life.net/knowledge/about.html

北海道と相性が良いオール電化

北海道で暮らす際に最も悩みの種となるのが、暖房費です。

現在でも北海道には石油ストーブを主な暖房としている家庭が多く存在します。
石油の値段は大変不安定なため、年によって暖房費が前年より大幅に増えてしまうことも少なくありません。

その半面、電気料金はそう頻繁に値上げされるものではありませんから、支出の急な上昇を抑えることが可能なのです。

また、オール電化住宅はガスを併用している住宅に比べて電気使用量に対する料金が低くなる傾向にあります。
その理由は、電気料金の安い深夜に発電した電気を日中に使用することが出来るからです。
ガスや石油には、こういった時間帯別の割引が存在しません。

安い料金で発電された電気を暖房や料理としても使用出来るため、石油やガスを使った生活よりも光熱費が抑えられるのです。

北海道で暮らしている方にとって、暖房費が安くなることは大きな魅力といえます。

北海道電力では、オール電化住宅向けのお得な料金プランも設定されています。
ご自身の生活スタイルに合わせた料金体系を選択することで、さらに光熱費を安くすることも可能なのです。

エコキュートなどが導入されている物件の場合さらに電気料金を安くすることが出来るため、物件選びの際には参考にしてみてください。

また、北海道の冬は空気が大変乾燥しているため、ガス漏れによる火事が発生しやすい環境にあります。
オール電化であればこういった心配も無くなるため、安心した暮らしを保証してくれるのです。

北海道電力のオール電化住宅向け料金メニュー（ドリーム8・ドリーム8エコ）を大解剖！

暖房費や光熱費を考えたら、オール電化が断然お得！

ドリーム8は夜間の電気料金単価が日中の約1/3と大変割安なため、オール電化住宅で電気をたくさん使うご家庭や、夜型の生活で夜に電気をたくさん使うご家庭向けのプランです。

出典：https://enechange.jp/articles/hokkaido-electrification-house

ドリーム8エコは、ドリーム8と同じく夜間が割安なため、オール電化住宅にぴったりの料金プランです。冬季のピーク時間帯を割高に設定することで日中の電気料金が若干割安になっているため、ピーク時間帯に電気を使わないご家庭はこちらのプランが向いています。

出典：https://enechange.jp/articles/hokkaido-electrification-house

エコキュートってなぁに？

北海道の暮らしにお湯は不可欠。

家庭で消費されるエネルギーのうち『給湯』用はなんと約３分の１を占めています。
すでに照明や家電製品は高効率化が進み、暖房も住宅の高気密・高断熱化で省エネルギー化が進んでいます。
一方、消費エネルギーの約３分の１を占める給湯はまだという状態。
＜給湯の省エネルギー＞がこれからの環境対策の大きなポイントなのです。

出典：http://www.ecocutenavi.jp/nani.htm

エコキュートは、ヒートポンプで空気の熱を集めるから高効率。
従来の燃焼式給湯器と比べて約３０％の省エネルギー効果が期待できます。
それとともに、エネルギーを消費する時に排出されるＣＯ２を約５０％削減することができます。

出典：http://www.ecocutenavi.jp/nani.htm

オール電化以外に重視すべきポイントとは

北海道で物件を選ぶ際には、冬にどれだけ快適に過ごせるかが大切な基準になってきます。

オール電化であることはもちろんですが、日当たりの良さも忘れてはいけません。
特に冬場は、南向きの部屋があるかどうかで室内の温度が大きく変わってくるのです。

車で通勤する方は、駐車場との距離にも注目しましょう。
雪が降ると、道路が雪に埋もれてしまうことが多々あるため、なるべく住居と駐車場の距離が近いところをオススメします。
いざという時に備えて、冬場は車に雪かき用のスコップを常備しておきましょう。

マンションやアパートの場合、1階部分は外からの空気にさらされるため、室内の温度が低くなります。
階数を選べるなら、2階以上にしておくと暖房の無駄な使用を減らすことに繋がります。

オール電化であることだけではなく、こうした点にも注意して自分にピッタリな物件を探しましょう。