- 男性美容(308)
集中力を高める!筋トレと音楽の関係とは
筋トレが辛くて、もう続けられない。そんな壁にぶち当たってしまったときは、音楽が皆さんの強い味方となってくれることでしょう。トレーニングをする前や、取り組んでいる最中、終了後という3つのタイミングで音楽を聞くと、その効果が大きくアップするのです。
やる気と集中力が筋トレ成功の秘訣
筋力トレーニングとは一見肉体を淡々とを動かしているように思われがちですが、実際のところ私たちの心も大きく関係しています。
スポーツの世界では、メンタルが肉体に与える影響に注目されていますよね。
トレーニングといえども、その側面を無視出来ません。
筋トレは、時間よりも密度が重要です。
短い時間であっても、集中して肉体を追い込んだ方がダラダラと何時間も身体を動かすより効果的なのです。
また、集中力の欠けたトレーニングはケガを誘発するため、安全面においても集中力は不可欠な要素です。
誰でも経験があると思いますが、筋トレを行う日なのに、
どうもやる気が起きないという日がありますよね。
やる気が湧かない状態でハードな筋トレは出来ませんし、
集中力がない状態で高重量に挑戦するのは非常に危険です。
また、筋トレは鍛えている筋肉を意識することで効果が向上することが分かっています。
この効果を最大限生かすには、筋トレに対するやる気と集中力の両立が求められます。
逆に言えば、筋トレ効果を損なわないためには、鍛える筋肉を意識してトレーニングすることが求められるのである。
実感としては、意識しないで動作する場合は、無意識に楽な動作でウエイトを挙げようとする本能が働くのではないかと思う。
このように、筋トレには精神的な面が作用しているのです。
私たちのメンタルは、五感に大きく左右されます。
その中でも音楽は、筋トレに集中力とやる気を注入してくれる優れた働きを持っていることが知られています。
アップテンポな曲で交感神経を刺激
最初に注目していただきたいのが交感神経です。
交感神経とは私たちの身体が持つ自律神経の一種です。
これが刺激されているときは、心拍数の上昇や血流の増加など、運動するのに最適な状態となっています。
交感神経が働いているときには、心拍数は高く、血流量は増え、身体の貯蔵エネルギーを分解し、運動に適する時間となります。
交感神経を刺激することで身体の働きを高めると、筋トレの効率が大きく上昇します。
その手段として、トレーニングを始める前にアップテンポな曲を聞いてみましょう。
耳から得た情報は、私たちの身体に大きく影響を与えます。
テンポの速い曲を聞くことで心拍数が自然に上昇するだけでなく、テンションも高めてくれるのです。
テンションの高まりと物事へのやる気は比例します。
筋トレに対するやる気が起きないときには、アップテンポな曲で交感神経を刺激するのが効果的です。
「このリズムを聞いていると体を動かしたくなる」という音楽ってありますよね。アップテンポの激しい曲には買う性作用があって、アドレナリンを分泌させる効果があります。運動効率をアップさせてくれるんですね。お気に入りのアーティストのアップテンポの曲を聞きながら筋トレをするのはとても効果的です。
そこまでテンポが速くなくても、自分の気持ちが高まるのであれば問題ありません。
自分が好きな曲や元気が出る曲で気持ちを高めることが、トレーニングへのやる気と効率アップにつながるのです。
気づいていない人も多いですが、私たちは耳から入ってくる情報に、かなり影響を受けやすく、気持ちまで左右されてしまいます。切ない音楽を聞けば切なくなり、元気の出る音楽を聞けば元気が出るのです。
好きな音楽の中でも、特に元気の出る曲を選んで、大音量で聞いてみましょう。また、音楽に合わせて、踊ったりすれば、さらに効果が倍増します。
トレーニングの速度に合わせた音楽を
筋トレ前だけではなく、トレーニング中に音楽を聞くことも有効です。
ただし、その時には、注意していただきたい点が2つあります。
1つは、身体に負荷をかけるときのテンポと音楽のテンポを合わせることです。
人間は自然に、耳から入ってきた音楽のテンポに身体の動きを同調させてしまいます。
自分が素早く身体を動かしたいときには、速いテンポの音楽を聞いていると身体もついていきやすいのです。
反対に、スロートレーニングを行うときには、ゆっくりとしたテンポの音楽がおすすめです。
音楽を聴きながら運動すると効果が上がるという研究結果もあります。
実際に音楽を聴いていなくても、体の中でビートを刻んでいると同じことです。
いつものトレーニングが少し違うものになります。
実際に音楽を聴きながらトレーニングしている人は、プレイリストでテンポが同じものを作ったほうがいいでしょう。
もう1つは、トレーニングになれていない状態で音楽を聞くのは好ましくないという点です。
音楽に釣られてしまって、正しいフォームで身体を動かせなくてはトレーニングの意味がありません。
何度か取り組んでいて、フォームがある程度身に付いているトレーニングの効果をさらに上昇させる手段として音楽を聞きながら行うことは有効です。
一方で、初めて行うものや身体を充分にコントロールしきれていないトレーニングの場合には、音楽を聞かずにフォーム固めに尽力しましょう。
運動を始めて日が浅い内は正しい体の使い方を覚えることに重点を置き、体の動かし方が身についてからそれぞれの運動にあったテンポやリズムの音楽をBGMとして活用するのがおすすめです。
筋トレ後に副交感神経を刺激
筋力トレーニングは、トレーニング後のケアも肉体の強化に大きく関わってきます。
ストレッチや食事はもちろんですが、睡眠中に成長ホルモンをいかに分泌させるかという点も大きなカギです。
代謝が低い人でも、睡眠中の成長ホルモンのおかげで脂肪が燃焼されたり、筋肉の修復を行っているのです。
成長ホルモンを分泌させる睡眠とは、リラックスした状態、いわゆる副交感神経を刺激することが重要なのです。
このメラトニンが出て、体がリラックスしてる
状態が、副交感神経優位の状態!
しかし、筋トレをした直後は身体が興奮しています。
これを少しずつ副交感神経優位の状態に持って行くときに使っていただきたいのが、音楽の力なのです。
筋トレを始める前とは反対に、スローテンポの曲を筋トレ後に聞くことで身体はリラックスしていきます。
また、自然の音やクラシックのような音源も、私たちの身体を癒してくれる効果を持っているのです。
自然の音
川のせせらぎや鳥のさえずり、波の音など、自然の音。
自然の音に近い「人の声」
美空ひばり、宇多田ヒカル、平井堅、徳永英明さんと言った歌手の声にも、1/fゆらぎがあるとのこと。
モーツァルトの音楽
「1/fゆらぎ」をもっとも多く含み、脳がさえた状態でリラクゼーションに導くことができる音楽。
音楽で楽しくビルドアップ
トレーニングの前後やトレーニング中に音楽を聞くことで、私たちは制振から肉体をコントロールしていくことが出来ます。
逞しい身体を作り上げるためにも、音楽の力をぜひ活用しましょう。