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フランス生まれの上質なコンパクトカー!ルノー「カングー」の詳細に迫る
フランスの自動車メーカー「ルノー」から販売されている、多目的コンパクトカー「カングー」。その新グレードが何と、日本でも発売されたそうです!今回は「外車のコンパクトカーって絶対カッコいいよなあ……」「カングーって、一体どんなクルマなんだろう?」と気になっているあなたのために、ルノー「カングー」の特徴や魅力、新グレードに関する詳細などについてまとめてみました!これを読めば、いつの間にか公式サイトを開いているかも?
意外と知らない!フランスの「ルノー」ってどんなメーカー?
そもそも「ルノー」ってどんなメーカーなの?という方もいるでしょう。
ルノーはフランスの自動車メーカーで、実はヨーロッパ最大の規模を誇る会社でもあります。
国の政府が筆頭株主になっているという、国家との関係が非常に強いメーカーで、日本の主要自動車メーカーのひとつである「日産」とも提携(事実上傘下)しているそう。
ルノーの車のデザインは、洗練されていながらシンプル、丸みを帯びたフォルムが特徴で、代表車種には今回ご紹介する「カングー」をはじめ、美しいハッチバック「ルーテシア」、どっしりとしたクロスオーバー「キャプチャー」などが挙げられます。
燃費性能はヨーロッパトップクラス!と言われており、日産の店舗でルノーの車をメンテナンスできることもあるため、最近特に維持しやすい外車として人気なのだとか。
実は欧州最大!日本の日産自動車とも提携する、フランスを代表するメーカー
ルノー(Renault S.A.S.)は、フランスのパリに本社を置く自動車製造会社。子会社の日産自動車やダチア、ルノーサムスン自動車などを含めるとヨーロッパ最大の自動車会社である。フランス政府が株式の約20%を保有する筆頭株主であり、フランス国内でも歴史的に政府との関係が非常に強い企業の一つである。
デザインは比較的シンプルで、丸みを帯びたフォルムが特徴!
全体的に丸みを帯びた温かみのあるフォルムが特徴的です。国産車から比べると内外装ともに個性的ですが、フランス車としてはややシンプル路線です。
日産車にもデザインを流用していますので、日産車をやや個性的にしたデザインと捉えるとイメージしやすいかと思います。
代表車種は「カングー」や「ルーテシア」「キャプチャー」など!モータースポーツ部門も
1999年より日産とアライアンスを結び、世界で展開しているルノーは、ハッチバックの「ルーテシア」、クロスオーバーの「キャプチャー」、ハッチバック/ステーションワゴンの「メガーヌ」、SUVの「コレオス」、ハイトワゴンの「カングー」の5車種を販売。本国では商用車としても活躍している「カングー」は、癒し系のキャラクターが日本でヒット。“お洒落な実用車”という独特なポジションを確立しました。その一方で、モータースポーツ部門「ルノースポール」が手がけた、スポーツモデル、「ルーテシアRS」「メガーヌRS」が高い評価を得るなど、幅広いモデルを手がけています。
燃費性能はヨーロッパトップクラス!日産でメンテナンスできることも
燃費性能は欧州車の中ではトップクラスです。また近年は国内の日産ディーラーなどで購入や維持メンテナンスも行なってくれる所がありますので、より維持し易い車となってきています。
ユニークでどこにでも行ける!ルノー「カングー」ってどんなクルマ?
では、今回新型となったルノーの「カングー」とは、一体どのような車なのでしょうか?
カングーは、そのオシャレ度とそれでいて親しみやすい雰囲気から、日本で最も売れているルノーの車種として知られています。
魅力は何といってもその使いやすさで、シートアレンジの豊富さ、アウトドアにも街乗りにもショッピングにも対応できる収納スペース、優れた乗り心地などが特徴的です。
さすが、趣味に生きるフランス人に支持されるコンパクトワゴンと言ったところでしょうか。
乗り心地はキビキビと小気味よく、非常にゆったりとしています。
しかし走りも優秀で、力強いエンジンと群を抜いたブレーキの耐久性は、車好きをも満足させてくれることでしょう。
新型カングーは更に進化したターボエンジンと6速EDC(AT限定免許でも乗れるミッション)で、より一層走りの楽しさを実感させてくれるのだとか。
1998年生まれ!日本で最も売れているルノーの車
1998年にフランスで誕生して以来、ルノー カングーは、オリジナルの恵まれた資質を見失うことなく、つねに進化し続けてきた。
いつも新しくあることを心がけ、色あせないデザイン、ルノーの名にふさわしいクルマづくり、装備類のさらなる完成度を追求。
ルノー カングーは、ひとりひとりの毎日の暮らしも快適にしてくれる。
アイデンティティが際立つ、親しみやすく個性的なデザイン!
光沢のあるブラックグリルバーの中央にエンブレム‘ロザンジュ’を際立たせ、ルノーブランドのアイデンティティを主張。ブラックのアクセントが際立つデザインのアーモンド型ヘッドランプは、先進性と高い品質感を印象づける。
シートアレンジ豊富!乗り心地もよく、日常使いに優れたフランス車
ルノーのカングーはフランスでもトップセールスを誇るモデルで、シートアレンジが豊富な機能性にくわえて、意外にもしっとりした乗り心地、きびきびと走る操縦感覚など、さまざまな面で高得点をあげられるモデルだ。新型カングーは、旧型よりホイールベースが10cm伸び、全長で18cm、全幅で15cm、全高で2cmとひとまわり大きくなったボディを搭載するうえ、リアウィンドウが巻き上げ式で完全に下までおろせるようになったりと、細部にいたるまで徹底的に改良がくわえられている。
とにかく機能性が高い!アウトドア派には最適な居住感
感心するのは、室内の多用途性だ。座席は前後2列だが、運転席以外は折りたたむことで床をフルフラット化できる。2.5mの長尺物も搭載可能だ。あるいは必要に応じて座席を折りたたむことで、乗員と荷物を効率よく大量に運べる。荷室の使い勝手も考えられていて、上下2段調節式のパーセルシェルフで大量の荷物が積める。海や山へいったりする趣味をもつひとなら、いちどカングーを使ってみると、機能性の高さに驚くと思う。
走りも気持ちいい!ブレーキの耐久性が高く、安全面でも安心
新型ルノー・カングーのエンジンは1.6リッター4気筒で、前輪駆動方式を採用。日本仕様のトランスミッションは、5段マニュアルか、4段オートマチックとなる。意外に4段オートマチックが気持ちよく、変速のタイミングなども的確で、エンジンのトルク特性を上手に使う設定となっている。ちなみにオートマチック変速機のさらなる多段化は将来にわたってもおそらく望めず、デュアルクラッチシステムか、CVT(無段変速機)が採用されることになるだろう。
自動車ではブレーキがもっとも重要、というのは自動車に興味あるひとなら先刻ご承知だろうが、カングーもブレーキの耐久性の高さを誇る。欧州のメディアで、時速100kmからのフルブレーキングを10回繰り返した後に最短停止距離を計測したところ、ポルシェケイマンの35mに迫る39mという数字を記録している。これは先代より11mも短い。
新型はさらに「走り」が向上!スポーティーながら滑らかな動きが体感できる
ドライブフィールが何とも心地良く、居心地もいい。背の高さを他所に安定感のある走りを魅せる国産勢の意外性もいいが、バランスのとれたプロポーションを持つカングーは想像通りの安定感と期待を裏切らない乗り心地の良さが運転席のみならず後席でも体感でき快適だ。
むしろコーナーリング中にいくぶん重くなる手応えと外側のタイヤやわずかに発生するボディのロールを、ハンドルの重さと体重を預けるシートで感じながらワインディングを走るカングーのしなやかさは物理的な自然さを伴い、一体感が感じられる点はどのシートに座る人にとっても安心感にも繋がるはずだ。
今回新たに1.2L直噴ターボエンジン+6速EDCが搭載されることで大きく変わった点をまず一言で言うなら快適性の向上だと思う。
「カングー」が欲しい!いくらぐらいあれば買える?
では、ルノー「カングー」の価格は一体いくらぐらいなのでしょうか?
まず、上述した6速EDCとターボエンジンで、走りの楽しさが追求された「ルノー カングー ゼン EDC」は259万円。
力強くアクティブな走りが体感できる、6速MTモデル「ルノー カングー ゼン 6MT」は247万円、使い勝手が良いATモデル「ルノー カングー ゼン AT」は241万5,000円となっています。
また、デザインからしてより一層個性が際立っていることが分かる「ルノー カングー アクティフ 6MT」については、235万円と意外とリーズナブルです。
爽快な走りで装備も充実!「ルノー カングー ゼン EDC」は259万円!
ルノー カングー ゼン EDC
2,590,000円
新搭載の6速EDCと1.2Lターボエンジンの組み合わせで、スムーズで爽快な走りと低燃費を実現。装備も充実したゼン EDC。
力強くアクティブな走りが楽しめる!「ルノー カングー ゼン 6MT」は247万円!
ルノー カングー ゼン 6MT
2,470,000円
1.2Lターボエンジンと6速MTを組み合わせたパワートレーンで、アクティブな変速で爽快な走りを楽しめるゼン 6MT。ヒルスタートアシスト機能で坂道発進も安心。
使い勝手がよく動かしやすい!「ルノー カングー ゼン AT」は241万5,000円!
ルノー カングー ゼン AT
2,415,000円
1.6Lエンジンと4速ATの組み合わせのゼン ATはフレンチタッチなイージードライブ。マニュアルモードも装備されドライバーの思い通りのシフトチェンジも楽しめる。
より個性派なデザインに!「ルノー カングー アクティフ 6MT」は235万円!
ルノー カングー アクティフ 6MT
2,350,000円
1.2Lターボエンジンと6速MTの組み合わせで仕事にも遊びにも軽快な走りを楽しめるアクティフ 6MT。ブラックのエクステリアパーツにより引き締まったスタイルがシンプルで個性的。
ボディカラーは最大6色!一番人気は鮮烈なイエロー
ボディカラーは最大6色ですが、比較的リーズナブルな「ルノー カングー ゼン AT」は下2色がなくなって4色、「ルノー カングー アクティフ 6MT」はホワイト(ブラン ミネラル)」とグレー(グリメタン)の2色展開となっています。
ジョン アグリュム
ブラン ミネラル
ブルー エトワール
マロン ショコラ
ノワール メタル
ブルー コスモス
「カングーのボディカラーは2002年当初から10色導入していたのです。最も売れた色は黄色。旧型カングーの黄色が販売当初から6割弱を占め、2009年までその傾向は続いたのです」。その間、毎年のようにカラーバリエーションを変え、新色を導入した。
現行のカングーも同様に、発表当時から10色を導入。「初代カングーの鮮やかな黄色ではなく、少しトーンを落としたパステルカラーの黄色でしたので、旧型ユーザーからは、ちょっとイメージと違うといわれました。それでも黄色がトップセールスで、4割程度の構成比になっています」
オシャレ感と使いやすさが魅力!ルノー「カングー」は若者人気◎
カングーはコンパクトカーの中でもオシャレな雰囲気と、何より趣味に生きるフランス人をも唸らせる使い勝手の良さで、若者人気も高いよう。
特にアウトドア派の方にとっては、非常に良き相棒になってくれるのではないでしょうか。
Twitterでは「カングーbot」なるものまで発見。
カングーを買ったらもうルノーの魅力に取りつかれてしまうとは、嬉しいような怖いような……。
カングーのディーゼル出たら買いだな😃
— ブッチャーの地獄突き。 (@akihiko440610) 2016年8月31日
湘南あたりはルノーのカングーがよく走ってて、次はアレにしようかなと心動かされている。
— 抱きしめ亭トゥナイト (@ani_sokotsu) 2016年8月29日
カングーを購入したあなたはもうルノー沼です。早くアヴァンタイムを買いましょう。
— カングーbot (@kangooBOT02) 2016年8月31日
洗練されたコンパクトカー「カングー」で、周囲と差を付けろ!
いかがでしょうか?ルノーはフランスを代表するヨーロッパ最大の自動車メーカーで、カングーは日本で特に支持されているコンパクトワゴンなのですね。
フランスの息吹を感じる洗練されたデザインとその使い勝手の良さ、更に進化した走りは、きっとドライブ好きなあなたを思いきり楽しませてくれることでしょう。
外車の中では比較的リーズナブルな価格でもありますから、便利でオシャレな車が欲しい!という方はぜひご検討ください。