お手軽ペットに金魚はいかが？注目を集める人気の種類6選

【1】琉金（りゅうきん）

後に紹介する「和金」の突然変異によって生まれた種類。
江戸時代に中国から渡来し、現在ペットとして高い人気を誇る金魚の一つです。

丸みを帯びた腹部と着物の袖のように流れる尾ビレが特徴。
代表種としては、琉金と三色出目金の交配によって作られた「キャリコ琉金」と呼ばれる品種が有名です。

比較的丈夫な金魚なので、初心者でも飼いやすいのが嬉しいポイント。

【2】蘭鋳（らんちゅう）

背ビレがなく尾ビレも小さい、特徴的なフォルムをした金魚。

愛好家の間で非常に高い人気を持つ種類で、形や色合い、泳ぎ方などを審査する品評会の文化が存在するほど。
高級金魚として知られ、特選されたものは1万円以上で取引されることもあります。

もちろん、品評会などとまったく関係なく、ふつうに観賞用のペットとして飼うことも可能。
他の金魚とは違った魅力を持つ品種なので、おすすめです。

【3】和蘭獅子頭（おらんだ ししがしら）

頭部がぽっこりと出っ張った特徴を持つ金魚。

江戸時代に中国から渡来した品種ですが、当時、珍しい渡来物を「オランダ物」と呼んでいたことにちなんで名づけられました。
獅子頭の由来は出っ張った頭の形が獅子に似ていることから。

どこのペットショップでも売られていて入手しやすく、丈夫で飼育もしやすい種類です。
初心者にもおすすめ。

【4】出目金（でめきん）

琉金の突然変異から生まれた種類で、飛び出した眼球がチャームポイント。
こちらもよく見かけるお馴染みの品種で、どこでも買うことができます。

比較的丈夫で飼育も簡単とされていますが、一点気をつけなければならないのは眼球を傷つけないようにすること。
水槽は角ばったタイプではなく、なるべく丸みのあるものを使うと良いでしょう。

【5】コメット

アメリカから日本へ逆輸入されて広まった金魚。
名前は英名で「彗星」を表し、細長い魚体と長い尾ビレで機敏に泳ぐところから名づけられました。

琉金やフナを掛け合わせて生まれた種類で、丈夫な点も特徴。
赤と白の体色を持つ個体が美しいとされ、人気があります。

【6】和金（わきん）

ペットショップやホームセンター、金魚すくいなどどこでも見かける、最もポピュラーな金魚。
全ての金魚の原点とも言われ、中国から日本へいち早く渡来した種類です。

他の品種と比べて抜群に生命力が高く、中には20年以上長生きする個体も。
また大きくなりやすく、最終的には20cmを超えることもあります。

飼育が容易なので初心者向けではありますが、将来成長して大きくなることは念頭に置いておいたほうが良いでしょう。

愛情を持って育てる

おすすめの金魚の種類を紹介してきましたが、いかがでしたか？

金魚は品種によって、見た目も泳ぎ方もまるで異なります。
ゆったりと尾ビレをなびかせながら泳ぐ金魚も良し、素早く生命力に溢れた金魚も良し。

お洒落に見えるよう、水槽をデザインするのも面白そうです。
ただし、別々の品種を飼って混泳させたい場合は相性もあるので、事前によく調べておきましょう。

お手頃に飼えるペットといっても、金魚も生き物。
大事に愛情を持って育ててあげてくださいね！