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バイク保険には加入すべき?重要性とメリットをご紹介!
欲しかったバイクを手に入れたら、メンテナンスしながら大切に乗り続けたいと思うもの。しかし、そのためにはお手入れだけでなく「バイク保険」への加入も必要です。でも任意だし、出来るだけお金は使いたくないんだけど……と悩むあなたに、今回はバイク保険の必要性や加入するメリット、月々の料金相場などをご紹介します!せっかく相棒になってくれたバイクと長くお付き合いを続けるために、ぜひご参考ください。
バイク保険って、加入すべきなの?
車の免許を取得したら、保険への加入を検討しますよね。
バイクにも車と同じように保険が存在し「自賠責保険」と呼ばれる最低限のものについては、法律で加入することが義務付けられています。
任意の保険に関して加入するかどうかは自己責任ですが、ガードレールや電柱など対物の破損、自分の怪我や死亡などは自賠責保険で補償されていませんから、念のため入っておく方が安全でしょう。
最近ではネットから申し込めるものも多いので、ぜひバイク保険への加入をご検討ください。
自賠責保険は「強制保険」!
オートバイを運転する時に、法令で定められた必ず加入しなければならない保険がバイク自賠責保険です。一般的に強制保険とも言います。
自動二輪の自賠責保険は50ccの原付バイクを含む全てのオートバイが加入しなければなりません。 ちなみに自動車も自賠責保険の加入対象です。
250cc未満のバイクは、自分で加入手続きをしよう
自賠責保険の加入は車検の必要な250cc以上のオートバイは車検時に加入しますが、250cc未満のバイクはご自身で自賠責保険への加入手続きをしなければなりません。
加入しなかった場合は、罰則があることも!
もし、自賠責保険に加入せずにオートバイを運転した場合の罰則は・・・
・50万円以下の罰金または1年以下の懲役
・運転免許停止処分 違反点数6点
が運転者に課せられます。
任意保険にも、入っておくと安心!
自賠責保険は対人賠償の一部のみの補償になります。
任意保険では、対物賠償など、自賠責保険で対象とならない様々な補償をカバーしています。
このように、強制保険についてはバイクを運転するのであれば絶対に入らなければなりませんが、任意保険はその名の通り任意なので、入らなくても構いません。
しかし、車の免許を持っている方は分かると思いますが、基本的には「任意にも入っておいた方がいい」と言われますよね。
任意保険に加入するメリットには、どんなものがあるのでしょうか?
メリット① 他者や相手の車を傷つけてしまった時安心!
バイク保険に加入する一番の理由としては「他者や相手の車を傷付けてしまった時の補償」でしょう。
自賠責保険でももちろん一定額は補償されますが、任意保険に加入していないと、思わぬ多額の賠償金を求めらた時に困ると言われています。
自賠責保険では怪我で120万円、後遺症が残るほどの怪我の場合は、最高3000万円まで支給される……と聞くと問題なさそうですが、相手が若く働き盛りだったケースでは億を超える賠償金を求められることもあるようですから、被害額をしっかり補償してくれる任意保険の方が安心なのです。
自賠責保険の補償内では足りないことも多い!
通常怪我だけなら120万円まで適用されます。
ただし、相手が後遺障害に認定された場合は、14級で75万円~1級の1,600万円まで補償されるときのお支払に役立ちます。
また、相手が死亡された場合は3,000万円まで補償として相手に出ます!(ただし後遺障害が残ってしまうような事故の場合は自賠責保険では足りないことが多いです。そのときは自費になります。)
事故は起こってから気づくケースがほとんどですが、意外と痛みが残るケースが多く何度も通っているうちに120万円を軽く超えてしまいます。(死亡してしまった場合は賠償請求が1億円を超えることがよくあります。)
任意保険会社に、支払いまで安心して任せられる!
もし任意保険に入っていれば加入先の任意保険会社のプロが過失割合からお金のことまで全てしてくれますので安心して治療や今後の対応ができますよ♪
対物賠償もあるので、車や電柱を壊した時も安心
対物賠償保険
交通事故で他人の車両や物に損害を与えてしまった場合に、補償してくれる保険です。
保険金額は2千万円程度にしている人が多いようですが、万全を期すという意味で無制限にしておくと、より安心です。
無制限にしても、保険料は年間数千円ほどしか違いません。
メリット② 自分のバイクの破損や怪我等も補償される!
事故を起こした時、バイク保険に入っている理由として一番に挙げられるのが「相手に怪我をさせた損害賠償のため」ですが、自分自身の損害をカバーできるというメリットもあります。
バイクが大破したり、あなた自身が怪我をしたり……という時、任意保険に加入していないと、基本的には修理費も治療費も全て自腹になってしまいます。
自分の方に責任がなければ相手から払われますが、事故において片方に100%非があると認められることはほぼありません。
大切なバイクや、何より自分自身の身体のために、任意保険には加入しておいた方が良いのです。
自賠責保険だけだと、治療費や生活費は自腹!
自分自身がケガした場合は、搭乗者傷害保険を使えないため、治療費や生活費などは全て自腹で対応しなければなりません。
「搭乗者傷害保険」と「人身障害保障保険」がある!
搭乗者傷害保険
バイクに乗車中の運転者、そして同乗者が事故によって死傷した場合に保険金が支払われます。
ただし保険金は定額なので、事故によって発生した損害金すべてをフォローできるとは限りません。
お見舞金程度に考えた方がよいでしょう。
人身障害保障保険
搭乗者傷害保険と同じく、事故で死傷した運転者、同乗者に対して支払われる保険です。
治療費や損害金、慰謝料など、過失の割合に関わらず一切をフォローしてくれる点が、定額補償の搭乗者傷害保険とは違う所です。
人身傷害は実際の損害額を、搭乗者傷害はあらかじめ契約で決められた金額をお支払いします。
自損事故で死傷した場合も補償される!
自損事故保険
相手のいない自損事故によって、運転者自らが死傷した場合に支払われる保険です。
相手のいる事故であっても、100対0で相手に過失がない場合など、この保険から保障を受けることができます。
加入するとしたら、月々いくらかかる?
では、自賠責保険と任意保険、両方に加入することにした場合、月々いくらぐらいの料金がかかるのでしょうか?
これはバイクの大きさやプランによっても異なりますが、原付と125cc未満のバイクで年間3万円前後、250cc以上のバイクで4万円前後になるようです。
ただし、任意保険には「等級」というものがあり、年齢が若く、保険に加入した年数が浅ければ浅いほど保険料は高くなる傾向にあります。
しかし、年齢が上がり無事故の経歴が長くなるにつれ安くなっていきますから、初年度の金額ではなく、将来まで見据えて保険会社を吟味した方が良いでしょう。
自賠責保険は、年間で7000円~1万円程度!
バイクの車種にもよるのですが、自賠責保険の料金は7,000円から10,000円程度となっています。
任意保険は、年間で15000円~25000円程度!
任意保険の料金もバイクの車種などにより異なりますが、15,000円から25,000円程度といわれています。
ただし……任意保険には「等級」がある!
バイクの任意保険に必ずつく「等級」。自賠責保険やファミリーバイク特約(自動車保険の特約)にはない制度です。
●1等級~20等級まである。等級の数字ごとに割増引率が違う
例えば1等級なら52%割増(高い)、20等級なら63%割引(安い)……という具合です。
若いうちは高く、無事故の経歴が長くなれば安くなる!
●初めては6等級からスタート。しかし年齢別に割引率は異なる
年齢区分と割増引率は次の通りです(三井ダイレクト2014年4月1日始期分より)。
・16歳~20歳 28%割増
・21歳~25歳 3%割増
・26歳~29歳 9%割引
・30歳~ 9%割引
年齢が若いほど事故のリスクが高くなるため、保険料が高いのは致し方ないところです。
後悔した時には遅い!安全のため、バイク保険に加入しておこう
いかがでしょうか?自賠責保険はともかく、任意保険に関しては「余計お金がかかるのは嫌だ!」「事故を起こさなければいいんだろ?」と軽く考えてしまいがち。
しかし、免許を取りたてのうちはどうしてもトラブルを起こしやすいものですし、自分がいくら気をつけていても、ある日突然巻き込まれる……なんてこともあり得ます。
いざ事故やトラブルに巻き込まれた時「入っておけばこんなことには……」と後悔しても遅いですから、念のため任意保険にも加入しておきましょう。