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スーツのサイズはこう選ぶ!そのギモン、解決します

スーツのサイズの選び方、分かっていますか?実は、スーツをかっこよく着こなすポイントはただひとつ!そう、自分に合ったサイズのスーツを着ること。これに尽きるのです。…となれば、ぜひともスーツのサイズの選び方を知っておくべきですよね。いざというときに困らないために、ここで正しい選び方をぜひ学んでください。そしてスーツ選びの際の、よくあるギモンも解決!

スーツが似合う男になるために!たった1つの大切な条件は…

スーツをかっこよく着こなせる男になるために必要な、たった1つの条件。
それは、ジャストサイズの選び方を知っているかどうかに尽きます。

スーツはもともと西洋から入ってきた文化。

●着物→1枚の布を〈自分の体に合わせて自由に変化させつつ巻き付ける〉
●スーツ→もともと型があり、〈自分の体を型に合わせていく〉

こういった違いから、着物とスーツでは、根本的に着こなしのポイントが違うんです。
わりと自由に自分の体型に合わせて着こなしを変えられる着物と違って、スーツの場合は、スーツを型としてそこに自分の体を沿わせていく着こなしが必要。
だから、「スーツはサイズ選びが命!」といえます。
スーツをかっこよく着こなすには、何よりもサイズ選び(サイズの測り方)、そしてフィッティングの仕方をマスターすること。

スーツのサイズ選びの際、着目すべきポイントは?

えーっと…でも、その「サイズ選び」って、どこに着目して選べばいいの?
どこをどう測ればいいの?
単純にMサイズとかLサイズとかを選べばいいってわけじゃないよね…
と戸惑うと思います。

スーツのサイズ選びの際、着目すべき点はこの3つ

1.身長
2.胴囲(ウエスト)
3.胸囲(バスト)

真のおしゃれとは、「自分の体型」が分かっている男

最終的にはお店の人にみてもらってスーツを買ったり仕立てたりすることを強くおすすめしますが、自分でもサイズ選びについて知識をもっておくことはほんとうに大事。

この知識があってはじめて「自分に似合うスーツ」を選択できるようになるからです。

だって、「自分の体型」=「自分というキャラクター、存在感、魅力や欠点」が客観的に見えている男性こそ、自分に似合うものを見つけることができますよね。
「真のおしゃれ」とはそういったこと。

身長、胴囲(ウエスト)、胸囲(バスト)ってどうやって測ればいいの?

サイズ選びの大切さと具体的なポイントが分かったら、サイズの正しい測り方をマスターしましょう。

1.身長

身長は身長です。これは比較的計りやすいと思います。
注意すべき点は、必ず「現在の」身長を毎回測ること。

2.胴囲(ウエスト)

ウエストの位置とは、ベルトをする位置より少し高めの部分。
お腹をへこませないこと!

3.胸囲(バスト)

胸囲とは、胸がいちばん「張っている」箇所です。
簡単で的確な方法は、脇の下にメジャーを通して測ること。
そのとき、メジャーが体に対して斜めになったりしないように注意しましょう。

自分の選ぶべきスーツのサイズとは、この3つの条件をできるだけ正確に測れるかどうかにかかっています。

身長と照らし合わせばこのサイズで合っているはずなのに、どこかぶかぶかした感じがする、なんか野暮ったい。
正確に自分のサイズを把握することで、こういった事態を回避したいですよね!

フィッティングの際に気をつけるべきポイントは?

サイズが正しく測れたら、次はフィッティング。
フィッティングについてもいくつかの大切なポイントがあります。

肩とスーツの肩山を合わせる

自分の肩のトップ位置に、ジャケットの肩山がぴったり合うかどうかをチェックしましょう。

これはかなり重要で、「かっこよく見えるかどうか」や「スーツの着心地」にも大きく影響します。
「スーツは肩で着る」といわれますよね。そのとおり、肩の位置に気を付けることで自然に姿勢が伸び、颯爽とした雰囲気に見せてくれるのです。
背中がかっこいい男ってこういうこと。

スーツってけっこう重いですよね。猫背になったり、肩こりになったりしないためにもこのポイントが効いてくるのです。
ジャケットがちょうど背中の中心にのるので、軽く、動きをきれいに見せてくれるんですね。

フィッテングの際、ジャケットの肩を指でつまみ1cm程ゆとりがあるかどうかをチェックしましょう。

ウエストは必ずボタンを留めてフィッテングしてみる

ウエストは、必ずボタンを留めて鏡で確認してください。
ウエストがシルエットを決め、全体的な印象を左右します。

袖丈はシャツが1cm出るのがいちばんかっこいい

袖が長すぎたり短すぎたりということも避けたいですよね。
袖丈は、シャツが1cm出る長さがいちばんかっよく見せてくれます。
そして、シャツの裄丈はジャストサイズかどうかもポイントになります。

チェックのポイントは、手の甲。
ペンギンのように、手のひらが床と平行になるようにしてみましょう。
そのとき、ジャケットの袖口が手の甲にすこし触れていればOKです。
ちなみに、ジャケットの袖口から親指の先までは11cm程度がベスト。

おしりを隠してね

着丈も重要。おしりがちょうど隠れる着丈が正統派です。
着丈が短いとどこか軽薄そうに見えるし、また長いと野暮ったく見えます。
流行もありますが、とくに女性にモテたい人はまずは正統派を目指してください。
あまり流行を追いすぎる男性は好かれません。

フィッティングの際は、両腕を自然に下ろすことと、真っすぐに立つこと。
ジャケットの裾口をつかんだとき、第2関節に裾が触れる着丈がベストといいます。

パンツのウエスト、裾丈のポイントは?

●パンツのウエストは、若干ゆとりのあるサイズを選ぶようにしてください。

フィッティングの際、パンツのウエストに自分のてのひらが入るくらいのゆとりがあるかどうか、確認しましょう。

●パンツの裾丈も慎重にフィッティングすること。
必ず、立ったりしゃがんだり、歩いたりと動きを確認してくださいね。
スーツは動きによってきれいに見えるアイテムです。

もっともエレガントにスマートに見える裾丈は、靴の甲に少し触れるくらい。
シューズを脱いだとき、パンツのかかとと床の距離が1cm程度になるのがベストです。

店員さんとちゃんと話ができるように、気になる用語も抑えよう

最後に重要なのが、サイズ選びやフィッティングについて、店員さんとちゃんと話ができること。
そのためにはスーツ独特の用語を理解しておくことが手っ取り早いです。

Y体とかA体って何だっけ??わけわからない…という人も意外と多いようです。
これは、ウエストを表す記号と身長を表す記号の組み合わせです。
この表記方法はJIS規格で定められています。

スタイルを表すアルファベットと、サイズを表す数字の組み合わせで理解しましょう。

●A体→標準的な体型
●B体→太めの体型
●Y体→痩せ型

●数字が少ない→背が低い
●数字が多い→背が高い

「ジャケットはY7でパンツはA6」などといった感じで表されます。

スーツ選びは楽しい

いかがでしたか?スーツ選びって面倒くさいという人もなかにはいたんじゃないでしょうか。
でも、ポイントをおさえるとかなりいろいろ見えてくるはず。
自分がどんなサイズ感でどんなシルエットなのか…自分を生かすことについて知るのって、楽しいです。
いちど、スーツのサイズ選びやフィッティグにゆっくりと時間をとってみてください。
次からはもっとスムーズに、かっこよく決まりますよ。