美侍

北海道随一の観光都市!函館の魅力を堪能するデートコースとは

函館といえば、豊かな海産物や夜景が見どころの観光都市ですが、その魅力を隅々まで体感したいなら、「函館港」の周辺を巡ってみることをおすすめします。1859年(安政6年)7月1日に、北海道で最初に開港されたという歴史に裏打ちされた、異国情緒あふれる観光スポットはデートにもピッタリです。今回は、そんな函館で彼女とロマンチックに過ごすためのデートコースを見ていきましょう。

旧茶屋亭でまったりスタート

デートのスタート地点として立ち寄っていただきたいのが「旧茶屋亭」という喫茶店です。
路面電車に乗って十字街の電停で降り、赤レンガ倉庫の方に向かって歩いてください。
上の画像にあるレトロな雰囲気の建物が、旧茶屋亭です。
明治末期に建てられた旧茶屋亭は、もともと海産物を取り扱うお店でした。
時代が下るとともに和洋折衷の建築様式に歴史的価値が生まれ、現在では伝統的建造物に指定されています。
1990年代には、喫茶店としての営業が開始され市民のみならず観光客からも独特の雰囲気を持つ観光名所として知られているのです。

この旧茶屋亭の建物は明治末期の海産商の店舗兼居宅の店舗部分で当時の港町箱館の隆盛を伝える典型的な和洋折衷建築物として1988年施行の函館市の西部地区歴史的景観条例で左横側のレンガ塀とともに伝統的建造物に指定されました。

青函博の時、当時の持ち主の方がその期間限定で『旧茶屋亭』の名で営業してたそうです。その名を引き継ぐ形で、内装やメニューなどを一新して茶屋旧茶屋亭として1992年にオープンしました。

出典:http://kyuchayatei.hakodate.jp/history/default.htm

時代を感じさせる外装とインテリア

旧茶屋亭の魅力は、そこだけ別の時代からやってきたかのように感じさせるお店の雰囲気です。
上の画像を見ていただいてもわかるように、内装は近代西洋風のインテリアで統一されています。
外装を見ただけでは、ここまでおしゃれな雰囲気のお店とは誰も想像出来ないことでしょう。
古くから開港され、外国から多くの人々がやってきた函館だからこそ現在までこうした雰囲気を持つ建築物が残っているのです。

レトロな外観を持つティーショップですが、内装はモダンな雰囲気を持ち、異国に迷い込んでしまったかのような気分になります。そんな中で美味しいお茶と和菓子の味に舌鼓を打つひと時を味わえるお店です。

色つきのガラスと意匠が施された窓や何処か気品が感じられる家具などと共に、オルゴール調の音楽が店内のモダンな雰囲気を彩っています。注文した品が来るまでの間、私たちを飽きさせないようとするお店の人の様々な工夫と心意気があるように感じられました。

出典:http://www.kirahako.net/purpose/p03.html

和菓子に抹茶、プリンも美味しい

旧茶屋亭の魅力は、インテリアやお店の雰囲気だけではありません。
なにしろ喫茶店ですので、コーヒーやお茶、お菓子もぜひ味わっていただきたい。
おすすめしたいのが、お点前お遊びセットという自らお茶を点てられるメニューです。
洋風なインテリアの中でお茶を点てるなんて、なかなか出来ることではありません。
3年熟成させたコーヒーや昔ながらの固めなプリン、あんみつやお汁粉など、甘いものが好きな女性が喜ぶメニューも充実しています。
まったりとした雰囲気の中で、2人だけの時間をお過ごしください。

飲物セットは、上記のお汁粉、プリン、和菓子から1品を選ぶことができ、シャーベットがついて、抹茶セット・珈琲セットとも税込1100円。飲み物は単品でも注文することができます。3年間熟成珈琲は税込650円、抹茶 税込690円、煎茶は税込750円。セットのお菓子は季節によって変わることもあります。ベイエリアや元町を歩き疲れてゆったりと休息したい時、旧茶屋亭の心のこもったおもてなしと美味しい飲み物は、心までも癒してくれるはずです。

出典:http://www.hakobura.jp/db/db-food/2010/12/post-158.html

ハイカラ衣装館で明治時代にタイムスリップ

旧茶屋亭でお腹と心を満たしたら、電車通りの十字街電停まで引き返し、南部坂を函館山の方向に登ってください。
8分ほど進むと「ハイカラ衣装館」、および旧函館公会堂に到着します。
旧函館公会堂は明治時代に建造されたブルーグレーとイエローが特徴の明治時代の建造物です。
ハイカラ衣装館はその中に併設されており、当時ハイカラと表現された美しいドレスやタキシードなどを着て記念撮影出来る観光スポットです。

左右対称のコロニアルスタイルとブルーグレーとイエローの色が特徴的な建物は、国の重要文化財指定。入館料を払って一歩中に足を踏み入れると、ひんやりとして気品が漂い、古きよき時代の風格と華やかさを感じさせます。撮影ポイントの下見を兼ねながら、1階、2階と館内を見学してから衣裳館へ。両側にずらりと並ぶ色とりどりのドレス。子ども用のドレスは女の子用が20着以上、男の子用も並んでいました。女性用のドレスは約50着あり、男性用も用意されています。

出典:http://www.hakobura.jp/db/db-fun/2010/12/post-38.html

特別な日になること間違いなし

旧函館公会堂の中であればどこでもその衣装を着られるため、カップルで思い出に残るような写真を撮りたいという方はぜひ衣装を着てみてください。
旧公会堂そのものも明治時代を代表する建築物です。
そんな中で当時の衣装を纏ってみると、タイムスリップをしたような感覚に陥ります。
衣装だけでなくヘアスタイルも変えられますから、彼女もきっと喜んでくれることでしょう。
カップルで函館を訪れるのであれば、ハイカラ衣装館は絶対に外せないスポットといえます。

古き良き時代の面影を今に伝える旧函館区公会堂で優雅でレトロな記念写真を撮影しませんか。
 ゴージャスなドレスや趣き豊かな燕尾服を纏い百余年の歴史の中に立てば浪漫の風が一瞬あなたを染め上げます。
 楽しい思い出の一枚をレトロな公会堂で撮影して下さい。

出典:http://www.zaidan-hakodate.com/koukaido/ishou.html

カリフォルニアベイビーでランチ

旧公会堂で素敵な時間を過ごした後は、お昼ご飯を食べましょう。
ハイカラ衣装館から二十間坂通りを港方面に下り、金森倉庫群を目指します。
その周辺にはいくつも飲食店が存在しますが、函館ならではの味を求めるならぜひ「カリフォルニアベイビー」へお立ち寄りください。
昔ながらのカフェという雰囲気を纏ったフランクな内装の洋食屋さんです。
五島軒を筆頭に、函館では昔から洋食が盛んに食べられてきました。
カリフォルニアベイビーは、そんな函館の洋食文化を陰から支えてきた名店です。

函館カフェ文化の先駆けとしてオープンした「カリフォルニア・ベイビー」。位置的にベイエリア観光後に立ち寄るのに最適なお店で、函館市民からも多くの支持を得ています。特にバターライスの上にソーセージを乗せ、その上からミートソースをかけたボリューム満点の「シスコライス」は定番メニューとして愛されています。平日ランチタイム限定「ハッシュドビーフライス」もおすすめです。

出典:http://loco.yahoo.co.jp/place/g-v3hM8eJs9hk/

定番メニュー シスコライス

カリフォルニアベイビーで最も人気のメニューといえば「シスコライス」です。
たっぷりのバターライスの上にフランクフルト、ミートソースが乗ったこちらのメニューは、ボリューム満点。
男性が食べても満腹になること間違いなしです。
お店がもつカジュアルな空気と相まって、初めて食べたのにどこかホッとする不思議な味を体験出来ることでしょう。
シスコライス以外にも、サンドイッチセットやサラダなど豊富なメニューが用意されていますから、ぜひデートでご活用ください。

シスコライスのアップ
ミートソースの上のフランクフルトが
目立っています!
これが人気のシスコライスか~。

函館グルメカリフォルニア・ベイビーのシスコライス
それでは、
さっそく頂いてみましょう。
ピラフとミートソースの組み合わせが
西海岸というか海沿いのイメージ
そうね~例えるとすれば
ハワイのロコモコに近いかも。

出典:http://ogui.blog92.fc2.com/blog-entry-428.html

港町ならではの観光スポット 摩周丸

カリフォルニアベイビーで昼食を済ませたら、そのまま金森倉庫群の方へ向かい、海を左手に見ながら道なりに進みましょう。
15分ほど歩くと「摩周丸」が見えてきます。
摩周丸は、津軽海峡を何度も往復して本州と函館の人や物資を運んできた青函連絡船です。
現役を退いた現在でも、函館港の観光スポットとして人気を集めています。

現役引退した船舶のうち、濃い青色の船体が特徴の「摩周丸」は、資料展示とともに船内見学のできる観光名所へと生まれ変わり、 JR函館駅近くの岸壁に係留。以来、往年の姿を懐かしむ人が訪れ、同船との再会を果たしています。

出典:http://www.hakobura.jp/db/db-view/2010/10/post-92.html

入場料を払い船内に入ると、そこは本物の船の中です。
当時の機器や席などもそのまま残されており、厳しい津軽海峡にもまれながら活躍した摩周丸の当時の姿を感じ取ることが出来ます。
3階と4階にある展示スペースをご覧いただければ、まるで自分が摩周丸の乗組員になった気分を味わえます。
甲板から眺める函館山や津軽海峡も圧巻です。

函館駅から徒歩すぐの函館港に係留されている摩周丸。3階と4階に展示スペースが。3階では、青函連絡船の歴史や仕組みをパネルや模型、映像などで紹介。65度もリクライニングする、グリーン指定座席も設置されている。新幹線グリーン席のリクライニングは、およそ25~31度。実際に座って確かめると、ゆったりとした造りに驚くだろう。

出典:http://www.tabirai.net/sightseeing/tatsujin/0000276.aspx

予約をしておくと、摩周丸の無線や当時の船員の生活を解説してくれるガイドさんが船内を案内してくれます。
詳しい解説を聞くと、当時の津軽海峡横断がどれほど大変だったかがより鮮明にお分かりいただけることでしょう。
モールス信号の打鍵体験など、ふつうでは味わえないような体験も楽しめますから、カップルで訪れると良い思い出になることでしょう。

船内では、今回番組に出演した案内人のお2人をはじめ、元船員さんによる操舵室の案内やロープワーク(ひも結び体験)、青函連絡船の通信システム解説、モールス信号打鍵体験を行っています。事前に予約、問い合わせを入れてからお出かけください。

出典:http://www.hakobura.jp/deep/2015/06/post-273.html

ブルームーン号で素敵なクルージング

デートの最終地点としてご利用いただきたいのが、函館ベイクルーズの「ブルームーン」です。
赤レンガ倉庫群から出発するこちらの船では、1時間ほどのクルージングをお楽しみいただけます。
摩周丸は動きませんが、ブルームーン号は現役の遊覧船です。
先ほどまで見ていた津軽海峡を実際に船でクルージングしてみると、不思議な気分を味わえます。

函館は海から歴史が始まり、海との関わりを通して豊かさを享受し、文化を蓄積してき街といえます。私たちは「函館西波止場」をはじめ海との接点づくり、海を楽しむ舞台づくりを続けて参りました。遊覧船ブルームーンはウォーターフロント開発の一環として進められた函館で初めての本格的ベイクルーズです。海の街・函館の優雅なクルージングは心に残るよい思い出となることでしょう。

「海での出逢い、海での集い、海を楽しむ特等席」これが遊覧船ブルームーンのコンセプトです。

出典:http://www.hakodate-factory.com/bluemoon/

ナイトクルーズでロマンチックな夜を

ブルームーンは大きく2つのコースで運行しています。
おすすめは毎日18時半から1本だけ出港するナイトクルーズです。
ライトアップされたブルームーン号自体も綺麗ですし、夜景の街といわれる函館の美しい姿を海から見ることが出来るのです。
ナイトクルーズは5月から10月までしか運航されていないので、その期間に函館を訪れる方はぜひ乗ってみましょう。

ベイエリアから出発する遊覧船で函館湾をクルーズ。40分間、港町函館を海上から眺めながら七重浜近くまで足を伸ばします。運がよければイルカと出会えるかも?
海に浮ぶ月をモチーフにした白い船体の豪華クルーザーで、ゆったり海上クルーズをお楽しみ下さい。所要時間40分のカフェクルーズは4月~11月、所要時間60分のナイトクルーズは7月~9月の運行。

出典:http://www.ehako.com/maps/archives/1045

クラシカルなインテリアも楽しめる

ブルームーン号は景色だけではなく内装も美しい点が魅力です。
クラシックな雰囲気な船内は、くつろげるようにゆったりとしたスペースが確保されています。
デッキ通路に出て風を感じるのも良いですし、船内からまったりと景色を楽しむのもロマンチックです。
ナイトクルーズが運航しておらず、通常のベイクルーズに乗ることになったとしても落胆する必要はありません。
ブルームーン号に乗っているだけで、ロマンチックな時間を過ごすことが出来るからです。
楽しいデートを素敵な雰囲気で締めくくりたいという人は、ぜひブルームーン号に乗船してみてください。

この船は概観が近代的であるのに対し、内装がクラシカルであることが特徴です。マリンインテリアのラット型の掛け時計も、この内装に大変マッチしていると思います。


デッキの通路は細く、すれ違うのは難しいですが、函館港の風を楽しむにはうってつけの場所です。


帰港直前には、函館港に繋留保存されている青函連絡船『摩周丸』を海側から眺めることができるのも、ブルームーンならではの楽しみです。

出典:http://nabeck.web.fc2.com/cru08.htm

日本にいながら異国情緒を堪能

函館は、恋人たちに素敵な時間を提供する港町です。
ロマンチックなデートを盛り上げたいときは、ご紹介したような異国情緒を感じられる観光スポットを訪れてみましょう。