美侍

上座?下座?明日から失敗しないエレベーターのビジネスマナー

エレベーターの乗り方にも、実はビジネスマナーがあります。「上座」や「下座」といった聞きなれない(?)言葉も登場してきます。うっかり知らずに振舞っていると、上司から常識を疑われたり、お得意先からの信用を失ってしまう場合にもなりかねません。でも、相手に対する「敬い」を忘れなければ大丈夫!この記事で、しっかりとエレベーターのビジネスマナーを押さえておきましょう。

まずは確認!エレベーターの上座と下座

立ち位置は操作ボタンに近い方が下座

出典:http://careerpark.jp/4892

エレベーターにも上座と下座が存在します。
上座はエレベーターに乗って扉にむかった際の「右奥」です。
上の画像(左)で言うと①番の位置となります。
上座を起点に時計回りに位が下がることを知っておきましょう。
また、一番の下座は操作パネルの前。
「相手を敬う」という観点から、つねに自分がパネル前で操作することを前提としておきましょう。

操作盤が両側にある場合は、右上位の考えが適用されます。

出典:http://karakuchi-info.net/life/manner/elvtrorder/

しかし、操作パネルが2つある場合は注意が必要です。 ※上記画像(右)を参照
操作パネルが左右両方にあるときは、右側のほうが優勢になります。
そのため、エレベーター内で扉に向かって左側が最も下座となるのを知っておきましょう。

「乗り方」にもコツがあるエレベーターマナー!

エレベーターの乗り降りは臨機応変に

エレベーターの乗り降りはタイミングと呼吸が大事です。

出典:http://www.digital-sense.co.jp/cc_new/sub/03_7.html

エレベーターに誰も乗っていなければ特に注意することはありません。
しかし、ほかの人と一緒に乗る・すでに乗り込んでいる場合は別です。
まず、誰かが一緒に乗る場合は、ドアを押さえて先に乗ってもらいましょう。
そして、自分が最後に乗り込みます。
また、誰かがエレベーターから降りるときは開閉ボタンを操作します。

エレベーターを降りるときは来客者を先に

降りるときは来客者が先

出典:http://careerpark.jp/4892

降りるときにもマナーがあります。
エレベーターから降りるとき、来客者が居ればその人から降りてもらいます。
また、上司などが居る場合も自分は最後です。
開閉ボタンを操作した後に自分も降りましょう。

注意!絶対にしてはいけないエレベーターのNGマナー

エレベーターに飛び乗りNG!

急ぐあまりに飛び乗ってしまった!
閉めようと思ったら誰かが飛び乗ってきた!
自分が乗ろうとしたら突然閉められた、など。
このようなエレベーターにまつわるご経験、あなたにもあるのではないでしょうか?

出典:http://allabout.co.jp/gm/gc/313316/

エレベーターについ飛び乗る。
乗ろうとしたとき閉められた。
ボタンをつい連打してしまう。
このような行為、やってしまったことはないですか?
以上のような動作があると、やはりみっともないもの。
やむにやまれず急がなければならない場合もあるでしょうが、基本的には“性急な動作”は慎み、間に合わない場合はつぎの回を待つくらいの余裕を持つことが大人のマナー、と心得ましょう。

エレベーターのドアの前で待つのはNG!

エレベーターホールはどの位置で待つ?

出典:http://allabout.co.jp/gm/gc/313316/

エレベーターを待っているとき、ついドア前で待っていませんか?
ドア前で待っていると降りる人にとって邪魔です。
待つときは、エレベーターの脇にて待機しましょう。
脇で待つことで、自分が行くべき操作パネル前の下座へ向かうのもスムーズになります。
乗るときは、もちろん上司・来客が先です。

エレベーターでの会話と飲食はNG!

おしゃべり・飲食厳禁

出典:http://allabout.co.jp/gm/gc/313316/2/

そして、エレベーター内で気を付けたいのが会話と飲食。
エレベーターでは誰と乗り合わせるかわかりません。
密室の中で漏らした会話が元で仕事がダメになることもあります。
エレベーター内では、会話は一度ストップしましょう。

乗降をスムーズにして社会人の鏡を目指しましょう

エレベーターの乗り方ひとつとっても会社の人は見ています。
しかし、その根本にあるのは相手に対する気持ちです。
相手にとって何をすれば居心地がいいのか。
マナーを実践するときは、必ず「敬意」を忘れないようにしましょう。
相手に対することを忘れなければ失敗は減りますよ!