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自然と歴史の情緒を味わう!福島県のおすすめデートコース

デートをするなら、最新の流行やトレンドを感じられる場所を訪れたい。若いカップルであれば特にこのような思いを抱く人も多いことでしょう。しかし、たまには地元の歴史や豊かな自然を楽しめる場所でデートをしてみるのも乙なものです。 福島県は、福島市や郡山市といった流行に敏感な若者に人気のスポットだけでなく、自然や歴史を堪能出来るスポットがいくつも存在します。今回は、福島県で自然や歴史の情緒を感じられるデートコースをご紹介します。

福島が生んだ日本の桃源郷 花見山公園

まず、福島の歴史や自然を堪能するデートコースのスタート地点は、福島駅から車まで20分ほどのところにある花見山公園です。
花見山公園は、日本の桃源郷とも呼ばれるほど美しい花々が咲き誇るスポットとなっています。
もともと地元の人が生業として花を植えていたところあまりにも美しかったため、市民にもこの景色を見てもらいたいということで現在では一般にも開放されています。

日本を代表する写真家 故 秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と毎年訪れていた場所で、 ウメ、数種類のサクラ、レンギョウ、ボケ、サンシュユ、モクレン、ハナモモなどの花々がいっせいに咲き競います。 まさに「桃源郷」の言葉がふさわしいスポットです。
 戦中の貧しい時代から、花木生産農家の方が長い年月をかけて雑木林を開墾し、生活のために花を植えたのが始まりです。 その美しさが人を呼び、「自然の花の美しさを一人で見るのはもったいない。 この喜びを万人のものとしたい」との願いで、昭和34年に畑を一般開放されました。

出典:http://www.f-kankou.jp/hanamiyama.htm

美しい花がデートをロマンチックに

花見山公園が特に美しいのは桜の時期です。
ソメイヨシノやレンギョウが所狭しと咲き並ぶ様子は、忙しい生活に疲れた現代人の心を間違いなく癒してくれることでしょう。
都会では決して見られないような美しい花たちの共演は、デートを盛り上げてくれること請け合いです。

花見山公園は、3つの散策コースがあります。
午前中は花見山公園を散歩して、まったりとしたデートを楽しんでみてはいかがでしょうか?

それに、花見山公園は、桜一色の、他の桜の名所と
は違い、とってもカラフルなんです!

ハナモモの濃厚な桃色、レンギョウの鮮やかな黄色、
ソメイヨシノの柔らかな淡い桜色などが花見山公園全体を彩ります。

出典:http://cherry-blossomviewing-delivery.net/%E8%8A%B1%E8%A6%8B%E5%B1%B1%E5%85%AC%E5%9C%92%E6%A1%9C.html

花見山公園は、名称からわかるように小高い山になっています。

30分コース、45分コース、60分コースと見学コースがいくつかあります。
体力や時間に合わせてコースを選択できます。我が家は幼稚園児を含む子供3人連れだったので、30分コースで巡りました。

お花見シーズンのときは、マイカー規制があり、臨時駐車場からシャトルバスが運行されます。
シャトルバスの駐車場から花見山公園の入り口までは徒歩15分ほど。

出典:http://hokkaido-child.com/hanamiyama

大正ロマンが味わえる 七日町通

花見山公園で花々の美しさや香りを堪能したら、七日町通りを目指しましょう。
国道115号線を通り、箕輪山や猪苗代町を通り過ぎるルートなら約2時間、国道4号線と294号線で猪苗代湖の南を通るルートなら約2位時間半で到着します。
高速道路を使うともう少し早く着きますが、まったりとドライブを楽しむなら一般道を通るのも良いでしょう。
七日町通りは、福島県会津若松市にある大正時代の雰囲気を感じられるスポットです。
毎月七日に開催される市場が名前の由来となっており、歴史情緒を感じさせる町並みが地元や観光客から人気を集めています。

大正浪漫の雰囲気のただよう七日町通りは、藩政時代には、会津五街道のうち日光、越後、米沢街道の主要道路が通り、城下の西の玄関口として問屋や旅籠、料理屋が軒を連ねていました。明治時代以降も重要な通りとして繁栄を極め、昭和30年代頃までは、会津一の繁華街としてにぎわっていました。その後、一度衰退したこの通りは現在大正浪漫を感じられる通りとして甦り、観光客に人気の通りとなっています。

出典:http://www.aizukanko.com/model/421/

会津ブランド館

七日町通りを散策する際には、ぜひ会津ブランド館へお越しください。
会津ブランド館は、会津若松市の市町村で作られている工芸品やお土産を購入出来るお店です。
ハンドメイド製品独特の温もりは、デートの記念にピッタリなプレゼントになることでしょう。

会津17市町村の名産品が揃う。
会津ブランド館と会津塗り若手女性グループ「いっぽの会」とのコラボ商品は、会津ブランド館でのみ取り扱いを行っている。毎月、ひとつのものをテーマに思い思いの漆小物を作っている。すべてハンドメイドの一点物。

出典:http://aizu.tv/archives/3539/

大正浪漫カフェ 栞(会津ブランド館内)

会津ブランド館には、大正の雰囲気をそのまま感じられるカフェが併設されています。
また、日常ではなかなか体験出来ない着物や浴衣の貸し出しコーナーもありますから、デートの思い出作りとしてぜひご利用ください。
ロマンチックな七日町通りを、いつもと違った格好の彼女と歩く。
それだけでも、忘れられない思い出として2人の胸に刻まれるはずです。

浴衣は可愛らしい花柄から落ち着いた雰囲気の古典柄まで種類豊富に取り揃える。自分にあった着物を探して七日町を散策するのも楽しい。一式貸りることができ、着付けも無料、レンタルも手頃な値段(着物レンタル 5,000円・浴衣レンタル 3,000円)なので観光客の方に特にオススメ。

出典:http://aizu.tv/archives/3539/

会津ブランド館の魅力を詳しく解説しているサイト。

福島発のご当地バーガー 会津バーガーラッキースマイル

歴史情緒あふれる七日町通りでのランチとして、地元愛あふれる会津バーガーラッキースマイルをおすすめします。
こちらは、ボリュームたっぷりでありながらも健康にこだわったハンバーガーを食べられる名店です。
会津新撰組バーガーや磐梯山バーガー、鶴ヶ城バーガーなど、会津若松市に因んだ名称のハンバーガーを味わえます。
福島県の歴史や名所を、こんなところでも楽しめるなんて面白いですよね。

ライ麦を使ったバンズやたっぷりの野菜は、食事のバランスを気にする彼女と一緒だとしても気兼ねなく食べられることでしょう。
ランチセットではドリンクやスープも付けられるので、お腹いっぱいになること間違いなしです。
気軽に食べられるハンバーガーは、デートの食事としても最適ですから、ぜひ会津バーガーラッキースマイルをご利用ください。

【会津新撰組バーガー】
ファーストフードに慣れた子どもたちに、記憶に残る手作りハンバーガーを食べさせたい、とオープンしたご当地バーガーカフェ
今回は会津の野菜いっぱいの新作ができました。
バンズはトマトを練り込んだ通称赤瓦と呼ぶ、ほんのりオレンジ色の手作りパン。
注文をもらったら少し焼き上げ、表面をカリッとさせます。
シャキシャキレタスを数枚折りたたんだ上に瑞々しいなトマトを重ね、鉄板で焼いた半熟卵焼きとチーズと一緒に焼いたアスパラをのせて新鮮な野菜たっぷりの新撰組バーガーの出来上がり。

出典:http://aizu-shokuno-jin.jp/aizu_asparagus/a_coffee/847

ランチセット(11:00~15:00)は、+200円(中高生は+100円)でソフトドリンクとスープが付き、ディナーセット(17:00~20:00)は+200円でサラダとスープが付く。ファストフードとは思えない、栄養バランスの整った食事に大満足できるはず。

出典:http://woman.mynavi.jp/article/140131-92/

古き福島を支えた宿場町 大内宿

七日町通りを国道118号線に乗って南下し、芦ノ牧温泉などを通り過ぎながら1時間ほどドライブしましょう。
福島県で自然と歴史を堪能するデートの最終地点は、南会津郡の大内宿です。
東北でも随一の藩として栄えていた会津藩は、大内宿を起点の宿駅として活用していました。
山奥に佇むひっそりとした茅葺屋根群は、皆さんを歴史ロマンの世界に誘ってくれることでしょう。

大内宿は、会津城下と下野の国(しもつけのくに)(栃木県日光市今市)を結ぶ全長130キロメートル(32里の区間)の中で会津城下から3番目の宿駅として1640年ごろに整備された宿場町です。


会津西街道は関東側からの呼称で、会津側からは下野街道(しもつけかいどう)あるいは南山通り(みなみやまどおり)とも称されていた。、会津藩主の18回に及ぶ江戸参勤と江戸廻米の輸送と、当時会津藩と友好関係にあった米沢藩・新発田藩なども頻繁に利用した重要路線でした。

出典:http://ouchi-juku.com/index.php?History

大内宿町並み展示館で江戸時代にタイムスリップ

大内宿を訪れたら、ぜひ大内宿町並み展示館へ足を運んでください。
他の民家よりも一回り大きいこちらの展示館では、江戸時代にここで暮らしていた人たちがどのような生活を営んでいたのかを詳しく知ることが出来ます。
当時使われていた道具や囲炉裏なども間近に見られますから、当時へタイムスリップしたような不思議なデートを楽しめます。

大内宿町並み展示館として復元した本陣は、大内宿のほぼ中央に位置し、殿様専用の玄関(乗りこみ)、上段の間、風呂、雪隠があり、茅屋根のどっしりとした風格とともに当時の面影を色濃く再現しております。館内では茅葺きに関する資料や昔の民具等の展示をしています。カッテにはいろりがあり、一年中薪を燃やし茅屋根の保存にも一役かっています。現代ではいろりのある生活も少なくなり、貴重な体験ができます。

出典:http://town.shimogo.fukushima.jp/category/culture_tourism/culture/town_exhibition/

見晴台の雄大な景色でデートを締める

大内宿をしばらく散策したら、デートの締めとして大内宿の北側にある見晴台へ行ってみましょう。
ここからは、大内宿に立ち並ぶ茅葺屋根の家々を一望することが出来ます。
遠くに見える山々と空が映え、歴史ドラマの一部を体験しているかのような気分に陥ることでしょう。
時間や季節によって空と山の色合いは異なりますから、来るたびに違う景色を味わうことが出来ます。
特におすすめなのは、秋の夕暮れです。
紅葉を始めた山と茅葺を照らす夕日のコントラストは、圧巻といわざるを得ません。
デートの締めにピッタリな景色なので、ぜひ彼女と見晴台からの景観を眺めてください。

見晴台から見た大内宿の光景。観光案内やパンフレットでおなじみの光景。こうやって見ると本当に江戸時代にタイムスリップしたような錯覚を覚える。

出典:http://hirotravel.com/ooutijyuku/page_thumb3.html

福島の歴史や自然が作る美しさを味わう

人間が歩んだ歴史と、変わらない美しさを誇る自然。
この2つの魅力を同時に味わえる福島県だからこそ、今回ご紹介したデートコースは成立するのです。
歴史と自然の情緒を感じながら、思い出に残るようなデートを楽しみましょう。