美侍

知ってる?年越しそばの由来やおいしい食べ方

大みそかに欠かせない食べ物といえば「年越しそば」。毎年「紅白を見ながらこれを食べるのが楽しみで……」という方も多いのではないでしょうか?しかし、なぜこの日にそばを食べるのかという由来については案外知られていません。おいしい食べ方と併せてご紹介するので、ぜひ読んでみてください。

年越しそばの由来とは?

大みそかにそばを食べるという習慣は、江戸時代に始まりました。
麺を細く長く伸ばす様子が「健康で長生きする」ことに通じるので、縁起物として喜ばれるようになったのですね。

また、そばはプツプツと切れやすいので「今年のうちに、嫌な思い出や出来事と縁を切る」という思いも込められています。

そばは他の麺類と比べて切れやすい事から「今年一年の厄を断ち切る」という意味で、江戸時代から大晦日の夜に食べる風習が生まれたとされています。

また、昔からそばは体によいものとされ、食べると内蔵に溜まった毒を取り払ってくれると思われていました。

そのため、新しい年を健康で迎えられるように、大晦日の夜にそばを食べたとされています。

出典:http://sk-imedia.com/tosikosisoba-3684.html

さらに、「金が集まる縁起をかついで」という説もあるようです。

2)金銀細工師が散らかった金粉を集めるのにそば粉を使うために、金を集める縁起
で始まったという説。そば粉は水に溶けるため、そば粉を水で練り金粉に押し付
けて金粉を集め、水につけると金粉だけが底に沈むのでそば粉が使われました。

出典:http://www.jan.ne.jp/~ishiguro/tosikosi.htm

「片付けまで終わらせるべし」とこだわるご家庭も。
確かに、全てが年内に終わっていたほうが縁起が良さそうですよね。

そばは雨や風にも負けない強い植物なのですね。
ぜひ、あやかりたいものです。

年越しそばを食べるタイミング

年越しそばは、夕食として食べたり、除夜の鐘を聞きながら食べたりと、人それぞれ異なるタイミングでいただきます。
厳密には「年を越す前に食べ終わっていれば良い」という暗黙のルールが存在するので、夜12時までに箸を置いていれば無事に縁起を担げたということになるでしょう。

ただし、食べ残しがあると金運に見放されてしまうという言い伝えがあるので、確実に食べきれる量で準備することをおすすめします。

そしてよく言われているのは年をまたぐ前に食べることが良いとされています。

これはそばに一年の厄災を切って、

翌年に持ち越さないようにという願いが込められているからです。



あと食べ残しをすると金運が逃れていくなんて言われています。

出典:http://kekesun.jp/1196.html

「年越し」という名前が付いているだけに「年を越す瞬間に食べなくてはならないのか?」と思っている人もたくさんいます。
ちょっと、まぎらわしいですよね(笑)

強制的に残ったそばを食べることになる人も。

年越しそばのおいしい食べ方

麺とつゆがセットになっているそばに、スーパーで売られているえび天を乗せるという人も多いと思いますが、今年はだしからこだわって作ってみませんか?

覚えてしまえば意外と簡単なので、普段あまり台所に立たない男性も上手に作れますよ!

そばのだしの取り方

かつおや昆布で取っただしを、ざるを使って漉す方法です。
ふきんやキッチンペーパーを使わないからとっても楽!
時間がない時にもおすすめですよ。

パンチのある「がつんとした、だしが取りたい!」という人には、厚みのあるかつおを使った方法がおすすめ。
1年の締めくくりにふさわしい、濃厚な風味を堪能することができます。

年越しそばに合うトッピング

ジューシーなお肉と、かまぼこのトッピング。
上からぱらりとかけた花かつおとのコントラストがきれいです。

定番のえび天!
風邪予防にも風味づけにもうってつけのネギをたっぷり乗せて。

なにかとご馳走続きになりやすい年末。
胃に優しいとろろで、健康を願いながら年越しを。

野菜の炒め物を乗せた年越しそば。
とっても体に良さそうですね。

あえて何も乗せない状態でテーブルに出し、各自それぞれ好きな具をトッピングするのも一つのアイディアです。

年越しそばにこだわって、1年をおいしく終わらせよう!

せっかく年越しそばを食べるなら、きちんと由来を知った上でしみじみと味わいたいもの。
だしの取り方やトッピングにもこだわって、最高の1杯で1年を締めくくりましょう!