美侍

カバンや衣服をカビから守る!クローゼットのカビ対策のポイント

暖かい季節になると気をつけたいのが、知らぬ間にはびこり始めるカビ。特に、閉め切ることが多くジメジメしやすいクローゼットはカビの格好のスミカに・・・!今回は、お気に入りのカバンや服をダメにしてしまうこともある、クローゼットのカビ対策・予防策をご紹介します。気密性の高いマンションやアパート暮らしの人は特に要注意ですよ!

クローゼットはカビの温床になりやすい!その理由は?

しばらく使っていなかったカバンや上着をクローゼットから取り出したら、カビが・・・!
そんな残念すぎる経験、ありませんか?

クローゼットは、人間がウロウロする居住エリアよりも清潔だと信じて大切に保管していたつもりだったのに、カビが生えてしまうなんて信じられませんよね。

でもクローゼットは、条件次第では意外とカビが発生しやすい場所でもあるんですよ。

カビが好むのはジメジメ空間

カビが発生する条件は以下のとおり。

① 栄養:カビはホコリなどの汚れも大好物!
② 酸素:カビも人間と同じように酸素がないと暮らせません
③ 温度:20〜30度くらいの室温で元気いっぱい
④ 湿度:80%以上のジメジメ空間を好みます

カビと言えば、こうした条件にピッタリ当てはまる浴室やキッチンまわりに生えるもの、と思い込みがち。
でも、気温が上昇して湿度も高まる春先から梅雨どき、夏場にかけては、クローゼットの中はカビが繁殖しやすい絶好のスミカになるので要注意!

特にクローゼットは閉め切っていることが多いですし、最近の住まいはマンションを中心に密閉性がとても高いので、クローゼット内はますますジメジメ。

こんな風に、カビがヌクヌク育つ環境を意図せず提供してしまっているんです。

湿気が大敵!クローゼットのカビを予防する4つのポイント

では、クローゼットのカビはどう対策すれば良いのでしょうか?
クローゼットのカビを予防する最大のポイントは「除湿」です。

ポイント①除湿剤は下置きタイプを使おう

ドラッグストアなどに行くと、さまざまな除湿剤が売られていますが、クローゼットのカビ対策に取り入れたいのは、下に置くタイプの除湿剤です。

水分を多く含む湿気は空気より重いので、下に溜まりやすい性質があります。
クローゼットのハンガーにフックで掛けるタイプの除湿剤も便利ですが、それだけでは下に溜まった湿気対策には不十分なので、下置きタイプと併用するのがオススメ!

ポイント②除湿シートやすのこを活用!

湿気が溜まりやすい、クローゼットの床部分に直接カバンを置いて保管するのはリスキー。
吸湿性にすぐれた除湿シートや新聞紙、風通しが良くなるすのこなどを上手に活用すると、いっそう効果的です。

ポイント③クローゼットもこまめに換気を

除湿剤などでケアしていても、クローゼットを年じゅう閉め切っていたままではケアしきれない湿気が少しずつ蓄積します。
普段からクローゼットを少しだけ開けておくとか、晴れた日に空気の入れ替えをすると、湿気が飛びやすくなりますよ。

ポイント④衣類はぎゅうぎゅう詰めにしない!

クローゼットのハンガーにぎゅう詰めに衣類を収納していると、当然空気の流れが停滞して湿度もアップ。
定期的に断捨離して空間に余裕をもたせ、お気に入りの服をカビでダメにしてしまわないようにしましょう。

また、すぐに洗濯しない場合でも、一度着用した服は湿気を吸い込んでいるため、室内でも構わないので半日〜1日程度干してからクローゼットにしまうと良いですよ。

すぐに実践!でも既に、カバンや服にカビが生えていたら・・・?

クローゼットのカビ対策は、湿気をこもらせないことが第一です。
ここでは4つのポイントをご紹介しましたが、どれもすぐに実践できることばかりなので、ぜひお試しください。

万が一、衣服やカバンにカビが生えてしまったときは、以下の方法を試しましょう。

① カビの部分を洋服用ブラシなどでやさしくブラッシング
② 10倍くらいに薄めたエタノールをスプレー(または布で拭き取る)
③ 天日干しでしっかり乾燥させる

それでもダメな場合は無理をせず、クリーニング屋さんに相談してみてくださいね。

それでは、カビとは無縁の快適ライフを!