4月23日彼女に素敵な花束を！「サンジョルディ」ってどんなイベント？

サンジョルディは、スペイン・カタルーニャ地方に伝わるイベント！

サンジョルディは、スペインのカタルーニャ地方に伝わる春のイベントです。
「サンジョルディ」は人名で、キリスト教の聖人として有名な「セント・ジョージ」をカタルーニャ語にしたものだそう。

その由来は「かつてカタルーニャに住んでいたドラゴンの生贄として国王の娘が差し出された時、サンジョルディという騎士が颯爽と現れて助けた」という伝説に基づきます。
倒されたドラゴンの血からは美しい薔薇が咲き乱れ、中でも際立って優れたものをサンジョルディはお姫様に「永遠の愛の象徴」として贈ったとか。

それ以来、カタルーニャでは彼の殉教日である4月23日を「サンジョルディの日」として、大切な人に花や本のプレゼントを贈るということになっています。
ちなみに「世界本の日」としてユネスコに指定されている日でもあるよう。

サンジョルディの日は、大切な人と本や花を贈り合う日！

スペイン・カタルーニャ地方には古くから伝わる本と花の祭典があります。「サン・ジョルディの日」といって、4月23日に恋人や親しい人に本や花を贈り合うのです。

女性からは男性に本を、男性からは女性にバラを贈るのが通常ですが、親子や友達同士でプレゼントし合うこともあります。

出典：http://disseny.jp/kimama/shop/027st.html

サンジョルディは「セント・ジョージ」のカタルーニャ名！

サン・ジョルディとは、キリスト教の聖人の一人で、カタルーニャ語の呼び名です。英語読みではセント・ジョージ、ラテン語ではゲオルギウスとなります。

カタルーニャのほか、イギリスやポルトガル、ギリシャなどの守護聖人でもあります。旧ソビエト連邦から独立したグルジアは、国名そのものが、この聖人名に由来すると言われています。

出典：http://disseny.jp/kimama/shop/027st.html

4月23日当日は、バルセロナのあちらこちらに本やバラを売る出店が出て多くの人たちで賑わいます。街中がバラの花と本でいっぱいになるなんて、ちょっと素敵ですね。

出典：http://disseny.jp/kimama/shop/027st.html

由来は生贄の王女を救った伝説の騎士から！

「サン・ジョルディの日」の由来は、スペイン・カタルーニャ地方のサン・ジョルディ伝説をもとにしており、悪獣のいけにえに差し出された王女を救った伝説の騎士、サン・ジョルディを愛の守護聖人としてたたえています。４月23日は彼が殉教した日で、いつしかこの日に本と花を贈りあって、愛する気持ちを伝え合うようになりました。

出典：http://www.n-shoten.jp/santjordi.html

4月23日は「世界本の日」としても親しまれている！

「世界 本の日」は、1995年11月、パリで開催されたユネスコ総会において、毎年4月23日を、「世界 本の日」とする宣言文が採択されたことによるもので、本の良さを再認識し、親近感を育むことを目的としています。また、この日は、従来「サン・ジョルディの日」としても親しまれており、愛と知性の文化運動として、日本でも23年にわたってPR活動が続けられています。

出典：http://www.n-shoten.jp/santjordi.html

サンジョルディって、どう楽しめばいいの？

サンジョルディがどんなイベントかは分かったけど、正直日本では馴染みがないような……と思われた方もいるでしょう。
しかし、日本でも毎年サンジョルディに関するイベントは各地で行われています。
特に名古屋の「サン・ジョルディフェスティバル」が有名で、バルセロナをイメージした通りで花や本の市が行われ、非常に活気に溢れているとか。

そういったイベントでデートをするのはもちろん、個人的に花や本を贈り合うのも素敵です。
男性からは花、女性からは本を贈るのが一般的だそうですが、本好きのカップルはお互いにおすすめの本をあげるというのも良いですね。
女性に花を贈る際は、彼女のイメージや花言葉などにぜひこだわってみてはいかがでしょうか？

男性からは花、女性からは本を！

サン・ジョルディは、恋人、夫婦が男性は女性にバラを、女性は男性に本を贈る、バルセロナ版バレンタインデー。平日なら祝日にはならないのですが、街中にバラや本の屋台が出て、中睦まじくバラや本を物色して贈りあうカップルでいっぱいです。

出典：http://bonitamessage.jp/ww/cont/id/1585

各地で花と本にまつわる講演会やイベントが行われている！

毎年、東京、名古屋、横浜、北海道、山形など各地でイベントや講演会が行われています 特に名古屋のサン・ジョルディフェスティバルでは、名古屋の中心地にバルセロナのランブラス通りのような花や本の市が屋外にたち、土曜日・日曜日にあわせて盛大なイベントが行われます

出典：http://www.ajac.ne.jp/stjordi.html

花を贈る時は、イメージや花言葉も重要！

彼女のイメージに合う、可愛くて綺麗な花を贈るのはもちろん喜ばれます。ですが、前述の薔薇と同じく、それぞれのお花には花言葉がありますので…贈りたい花があったら、まずは花言葉を調べましょう。

出典：http://xn--2ckya6byeqb6592c82ie1mlm7ay38b.jp/%E5%BD%BC%E5%A5%B3%E8%AA%95%E7%94%9F%E6%97%A5%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%88%E8%8A%B1%E6%9D%9F-1064

本を贈るなら、ブックカバーとしおりもセットで！

より喜んでもらえるように、少し工夫しましょう。 おすすめなのは『ブックカバー+しおり』も一緒にプレゼントする事ですね。プレゼントした本を読み終わっても、これらはずっと使えるので良いと思いますよ。

出典：http://xn--2ckya6byeqb6592c82ie1mlm7ay38b.jp/%E5%BD%BC%E5%A5%B3%E8%AA%95%E7%94%9F%E6%97%A5%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81%E6%9C%AC-1074

どんな花を贈る？女性に人気の花トップ3

サンジョルディにおいては、伝説になぞらえ、女性へのプレゼントとして薔薇がチョイスされることが多いですが、必ずしもそうすべき、というわけではありません。
ここは彼女の好みや花言葉なども踏まえ、ピッタリの花をじっくりと考えてみましょう！

今回は参考までに、女性に人気の花の種類を3つご紹介します。
美しいもの、可愛らしいもの、凛としたもの、タイプ別に挙げてみましたので、彼女のイメージに合わせてぜひご検討ください。

第1位：定番中の定番！【薔薇（バラ）】

最初にご紹介するのは、女性の永遠の憧れ「薔薇」。
色や品種によって様々な顔を見せてくれる薔薇は、美しいイメージですが中には可愛らしいもの、珍しいものなどもあり、イメージによって適当なものを探しやすい花です。
花言葉も色によって違うため、贈る際は事前に調べておきましょう。
おすすめは「あなたを愛しています」の赤、「深い尊敬」を表す白、「淑やか」「上品」のピンクなど。
逆に黄色や黒ずんだ赤などは、「嫉妬」や「憎悪」などを象徴すると言われているため、避けた方が無難です。

第2位：清楚で可愛らしい印象！【ガーベラ】

続いては、女性らしい印象を与える「ガーベラ」。
丸みを帯びた大輪の花弁と豊富なカラーバリエーションで、根強い人気を誇る花です。
淡いパステルカラーのイメージが強い方が多いでしょうが、中には赤や黄色、オレンジなどビビッドな色もあるため、明るくアクティブな彼女にもピッタリ。
花言葉は「燃える神秘の愛」（赤）「崇高な美」（ピンク）「冒険心、我慢強さ」（オレンジ）「究極の美と愛、親しみやすい」（黄色）、「希望」（白）など、いずれも魅力的です。

第3位：強く真っ直ぐな美貌！【百合（ユリ）】

最後にご紹介するのは、凛として美しい「百合」。
画像のような白のカサブランカが定番で、昔から清楚で強い女性の象徴のように扱われていますよね。
白以外にもピンク、赤、黄色など、意外にもカラーバリエーションは豊富なので、彼女のイメージに合わせてお選びください。
和服の似合いそうな淑やかな彼女にはもちろん、控えめな彼女にその魅力を伝えるために贈る、というのも素敵です。
花言葉は「高貴、清浄」（白）「華麗」（オレンジ）「陽気」（黄色）がおすすめですが、他にも「荘厳」（ヤマユリ）「虚栄心」（ピンク、赤）なども。

意外と知名度高し！サンジョルディの日を意識する声も

今回初めてサンジョルディの日を知った！という方も多いでしょうが、昨今日本でも知名度は高くなってきているよう。
中には「バレンタインよりもサンジョルディの日が定着して欲しかった……」なんて声もありますから、彼女にサプライズで花束を渡したら感動されるかもしれませんね。

花束越しの彼女の笑顔！サンジョルディの日を幸せに過ごそう

いかがでしょうか？日本では未だ馴染みの薄いサンジョルディの日ですが、スペインでは非常に重要な行事として親しまれているのですね。
恋人同士のイベントは冬に集中しがちですから、ホワイトデーが終わって少し寂しい気持ちになっている時期には持ってこいなのではないでしょうか？

彼女の好みや贈る言葉などを考えながら花を選ぶ途中にも、自分はこんな風に彼女を見ていたんだ、と新たな発見があるはず。
プレゼントした時の笑顔を思い浮かべながら、ぜひ幸せな気分に浸ってみてくださいね。