男の色気が出る!40代からのツーブロック
mensbeautyメンズビューティー2018.08.23
メンズビューティー2018.08.23
一過性のトレンドを超え、男の定番ヘアスタイルとして定着しつつあるのが、ツーブロック。具体的には耳の上までの毛髪に長さを出し、以降の部分を刈り上げにした髪型だ。つまり「ふたつのブロックに分かれたヘアスタイル」ということになる。
「ツーブロック?若造の髪型じゃないか」と侮るなかれ。40代男性も検討すべきヘアスタイルのひとつであることは、確かなのだ。以下に、現役メンズヘアスタイリストの意見を紹介していこう。
「ツーブロックは、40代の男性でも挑戦する価値ありのヘアスタイルですね」
メンズヘアの専門家である三宅氏も、そう同意する。なぜ、40代の男性にもおすすめできるのか。
「男性は40代になると、髪が細くなります。また、若いころに比べるとハリも失われてくるので、どうしてもトップの部分がさみしくなってくるんですね。
そこで、ツーブロックです。このスタイルはサイドや後ろの毛が非常に短く、トップにボリュームが集中します。そのため薄毛が気になる人でも『トップに長さを出して、こんな風にアレンジしたい』という希望を、実現しやすくなるんですよ」
とは言え、20~30代の男性にも人気のヘアスタイルである。ツーブロックを選ぶ、40代ならではの注意点はあるのだろうか。
「ツーブロックは、サイドと後ろを刈りこんでいくヘアスタイル。その刈り込み度合いにも、バリエーションがあります。 40代の方におすすめなのは『地肌が透けない』程度の刈り込み具合ですね。スポーツ刈りレベルまで刈り込んでしまうと、どうしてもアクの強い印象になってしまいます。また、白髪が目立ちやすくなる心配もありますので、ほどほどに長さを残すと良いのではないでしょうか」
なるほど、と思わず納得。では実際に美容院に訪れた際は、どのようにオーダーすべきなのだろうか。
「オーダーの際『とにかくサイドは、地肌が透けない程度に!』とおっしゃっていただければ、スタイリストも対応しやすいはずです。目安としては6ミリ程度でしょうか。また後ろについては『刈り上げ気味に』と伝えていただければ、ソフトに対応してもらえると思いますよ!」
ツーブロックスタイルを選択した男性からは「トップの長さをキープしつつ、サイドや後ろの刈り込み部分を、常に最適な長さに保ちたい」という意見も挙がるようだ。「いちいち美容院に訪れるのは面倒。駅前の格安カットを利用してもOK?」という質問を、三宅氏にぶつけてみた。
「そうですね…、『10分いくら』というような格安のヘアカットは、基本的にあまりおすすめしません。ああいった場所では、スタイリストが毎回変わります。もちろんそれぞれの技術に差があって、上手な人もいれば、経験値が低い人に当たってしまうケースもあります。 美容院のスタイリストが仕上げてくれた、トップ部分に触れないようにしてもらうのは大前提ですが、借り上げとの境目にも、充分注意を払ってもらいたいところ…。そこまで繊細な技術を要求できるのかどうか、疑問が残ります」
格安のサービスには、リスクも伴う。利用する場合は、細心の注意が必要となってきそうだ。
それでは最後に、40代男性へおススメのツーブロックスタイルを紹介してもらおう。
40代になると、前頭部の剃り込みが後退気味になってきます。剃り込みを露出させてしまうと、見る人に「あ、毛が薄くなってきているな」という印象を与えてしまいます。 ツーブロックはトップからサイドにかけて、毛髪の長さを残しながらカットしています。
スタイリングの際は、すべてを後方に流してしまうのではなく、剃り込みの上にかぶせることを意識して下さい。自然なカバー力で、若々しい印象を維持することができますよ。
こちらのスタイルは、すきバサミをなるべく使わず、トップの長さを一定に整えることで、立体感と厚みを出しています。トップの毛量が寂しくなりがちな40代には、とてもおすすめ!剃り込み部分も、しっかり隠せます。
七三の分け目をしっかりと作っておけば、ビジネスにもカジュアルにもバッチリ対応できます。ワールドカップに出場したサッカー選手の中にも、同様の髪型が多く見られましたね。 ただし「これまではショートヘアだった」という人の場合、トップの長さを揃えるまでに数ヶ月~半年程度の時間がかかると理解しておいてください。
いかがだろうか?三宅氏のおすすめするツーブロックスタイルに、ぜひチャレンジしてみて欲しい。 また40代のメンズヘアスタイルをビシッと決めるため、白髪対策や頭皮ケアにも気を配ることをおすすめする。
原宿のサロンに在籍するほか、ヘアメイクアップアーティストとしても活動中。得意のメンズスタイルを中心に、大人の男性向けのスタイルも多数提案しています。