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外車の維持費は高い？その金額のウソ＆ホント
「外車はとにかく維持費が大変！」なんていわれますが、具体的にどこにどうお金がかかるのかご存知ですか？外車＝高級車＝経費が高額というイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょう？外車にかかるお金のアレコレをご紹介します！
外車は税金が高いってホント？…いいえ。税額は国産車も外車も同じです。
「外車は乗ってからが高い」なんていわれていますが、国産車とはかかる税金も違うと思っている人は多いのではないでしょうか？
実はこれ、大きな勘違いなのです！
税金は車種の違いで変わってくるので、国産車と外車の区別はありません。
車に必要な税金は、自動車税・自動車取得税・自動車重量税の3つがあります。
「自動車税」は排気量や自家用車なのか営業車なのかで変わってきます。
自動車税 金額（2015年時点）
「自動車取得税」は、自動車を入手する際に支払う税金です。
「自動車重量税」は新車登録時や、車検の際に車検期間分（２年もしくは３年分）を前払いする税金で、クルマの重量やエコカーかそうでないか等の条件によって細かく金額が変わります。
ただ、「国産車か外車か」で税金額が違ってくることはありません。
自動車重量税 金額例 （2015年時点）
出典：http://www.applenet.co.jp/carlife/carlife_i07.html#a03
エコカー減税 金額例 （2015年時点）
出典：http://kurumasateinoura.com/cartaxss/
外車は保険料が違う？…いいえ。外車というだけで高額にはなりません
国産車と外車では保険料が違うと思われがちですが、これも大きな勘違いです。
車の保険料には、強制的に加入させられる「自賠責保険」と保有者の意思で加入が決められる「任意保険」の2種類があります。
外車は、この「任意保険」がすごく高いというイメージがあるのではないでしょうか？
任意保険には「車両料率クラス」があり、1～9で車両ごとに区分されています。
ファミリーカーはだいたい3～5に区分されますが、フォードやアウディもこの区分に含まれています。
対してスポーツカーは「スピードが出る」＝「事故を起こしやすい」（実際に事故を起こした事例が多い）という認識がありますから、国産車も外車も最も高い9にランク付けされています。このランクが高いクルマは得てして保険料が高くなります。
しかし、国産車だから安い、外車だから高いという単純な区分けにはなっていません。
出典：http://hoken2hoken.blog.fc2.com/blog-entry-100.html
外車は修理にお金がかかる？…はい。得てしてそういう傾向にあります
事故に遭ってしまい、車を修理に出したときに修理代が思わぬ金額になってしまった……
なんて話を聞きますが、これはあながち嘘とは言えません。
外車は海外から輸入していますから、修理に必要なパーツも海外から取り寄せなければなりません。
そのため、国産車より時間と費用はかかってしまいます。
高級車であれば、そのパーツ自体にもお金がかかっていますから、さらに費用はかさむでしょう。
ただし最近は外車でも国産車のパーツと同じものが使われていたりしますので、そういった場合は国産車の修理費用と大きく変わらないことがあります。
外車は車検費用も違う？…整備代・部品代が高額になる場合があります
車検費用には「検査手数料」「自賠責保険」「重量税」のほか、整備費用や部品代などもかかります。
外車と国産車で差がでるのは、この整備費用と部品代でしょう。
外車のパーツが、輸入品ゆえに代金が高額になることは、前述の通りです。
また「国産車にくらべると外車は壊れやすい」といわれますが、これはあくまで噂の範囲にすぎません。
中古で買った外車がその整備の度合によっては「故障しやすい」ケースもしばしばあります。
が、整備が悪いとすぐ故障するのは国産車でも外車でも同じです。
ともあれ、何か故障があったときに、整備費用や部品代は外車のほうがかかるのは事実です。
国産車も外車も基本的な維持費は同じ！
出典：http://www.kurumaerabi.com/test_drive/info/118695/
税金や保険料でくらべると、国産車も外車も維持費はほぼ変わらないといえます。
外車＝高級車といったイメージから、維持費も高いのでは……という印象があるのではないでしょうか？
高級車と呼ばれる車種の維持費が高いのは、外車でも国産車でも変わりません。
「外車は欲しいけど高いからな……」と諦めていたアナタ！
車両価格や排気量をチェックしてみると、意外と国産車と変わらない価格の外車もあるんですよ。
