美侍

来客の準備からお見送りまで。接客の基本マナーをおさらいしよう!

大事な商談や打合せでお客さまを会社にお迎えするとき、あなたは普段どのように接客していますか?来客時の対応は、あなただけでなく会社の印象にも関わる大切なビジネスマナー。来客の準備から誘導、お見送りまで、あらためて接客の基本をおさらいしてみませんか?

接客はアポイントの段階からぬかりなく!が基本

お客さまはわざわざ会社まで足を運んでくださるのですから、失礼のないよう準備をしてスムーズにお迎えできるようにしましょう!

頭の中でシミュレーションしながら緻密に段取る

人数・場所・時間・必要なものなどをあらかじめ把握し、接客する当日の段取りを頭の中でシミュレーションしながら手はずを整えましょう。
事前準備のポイントは次のとおり。

・お客さまの訪問日時・人数だけでなく、事前に分かっていない場合は来社される目的・用件についてもさり気なく聞き出し、ある程度把握しておくと資料の準備などに役立ちます。
・打合せや商談の場合、必要な書類は人数分そろえておく。
・会合の内容や人数に適した場所(応接室・会議室)を確保しておく。
・お約束の日時に影響が出ないよう、自分の仕事をスケジューリングする。
・接遇対応を代行してくれるスタッフがいれば、お茶出しの依頼をしておく。

しっかり準備しておけば、当日ドタバタして心証を悪くすることもありません。
接客はアポイントの段階からぬかりなく、が基本ですよ。

さりげなくスマートに!お客さまをスムーズに接客しよう

当日、社内で長引きそうな打合せが入ってしまったら、あらかじめ断りを入れて中座するなど来客を優先させるようにしましょう。
お客さまが来社されてからお帰りになるまで、次のようなポイントを意識すればスマートに接客できますよ。

お客さまを誘導するときの接客ポイント

受付から部屋まで誘導するときは、お客さまのペースに合わせながら斜め前を歩きます。
エレベーターでは、自分が先に乗って操作盤の前に立ち操作しますが、お客さまにお尻を向けないよう、体は少し斜めに向けましょう。

応接室・会議室に着いたら、ドアを開けてお客さまに先に入っていただきます。
暗い室内にお通しするのは失礼なので、あらかじめ照明はつけておきましょう。

そして、室内にお通ししたら「こちらにお掛けください」と座席を示すとお客さまもスムーズに着席できます。
応接室にはたいてい上座・下座がありますので、事前に確認しておくと悩まずに済みますよ。

お見送りが終わるまで気を抜かずに

無事に会合が終わっても、まだ気を抜いてはいけません!
お客さまをお見送りするところまで、ていねいに接客して締めくくると印象が違いますよ。

お客さまがお帰りの際は、原則的に建物の玄関先でお見送りするのがビジネスマナーですが、ビルの一部のフロアをオフィスとしている会社の場合は、エレベーターや階段の前でお見送りします。
また、エレベーターの場合は扉が閉まるまで、タクシーの場合は車が見えなくなるまでお見送りしましょう。

あいさつが終わったからと言って、先方の姿が見えなくなる前に立ち去るのはNGですよ。

身だしなみも接客のうち。エチケットグッズを常備しておこう!

スマートに接客できたとしても、身だしなみがイマイチだとちょっと残念な感じですよね。

・ 前日のお酒や焼き肉、タバコのニオイ
・ 汗をかきっぱなし
・ 靴が磨かれていない

こういったポイントも印象を左右するので、デスクまわりに洗口液や口臭スプレー・汗ふきシート・簡易靴磨きセットなどのエチケットグッズを常備しておくことをオススメします。

自然な笑顔とおもてなしの心があればOK!

接客の基本についてざっとご紹介しましたが、実践できそうですか?
頭でっかちになって「ちゃんとやらなければ」と緊張して、ギクシャクした動きになってしまってはお客さまもリラックスできません。

接客は自然な笑顔を心がけ、おもてなしの気持ちをあらわすことが何より。
完璧じゃなくてもOKなので、お客さまに「来て良かった」「一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるような接客テクニックを、少しずつ身につけていきましょう!