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着るほど味がでる!オイルドジャケットの基礎知識とおすすめブランド

冬にメンズの間で人気上昇するアウター、「オイルドジャケット」。しかしオイルドジャケットって、どんなジャケットなのか、いまいち実感がわかない方も多いのでは?今回は、オイルドジャケットの基礎知識を中心に、おすすめのブランドなどを紹介しています。

オイルドジャケットとは?

オイルドジャケットとは、その名の通り「油」が関係しているジャケットです。
具体的には生地表面に油を塗ることで、ジャケットの表面に光沢があるなど見た目の変化に加え、性能・機能を持った冬季向けのアウターのことです。
油を塗ったことで、生地表面には光沢ができており、機能面では防水性・保温性・耐久性などに優れたものとなります。

元は猟師さんが着るもの?

このような優れた機能を持っているのは、オイルドジャケットが、もともと気温が激しく低い北海で働いている人たちが防寒のために着られるように作られたジャケットだからです。
主に、天候が不順な海域で働いている猟師さんや港湾関係者に対して、耐久性の高い防水ジャケットとして提供されていたのが、オイルドジャケットのルーツなのです。
このため、オイルドジャケットは本来、街などでかっこよく着こなすファッション性のための、ファッションアイテムではないといえます。

しかし最近は、複数のブランドからかっこよさ重視のオイルドジャケットも、多く登場しています。

高額なものが多いが実用性は高い

防寒アイテムとしての実用性・機能性重視のオイルドジャケットは、他のアウターと比べると高額なものが多いです。
しかしその分しっかりとした作りの商品が多く、お手入れをしながら正しく着れば、いつまでも愛用できるほどの実用性と、耐久性を持っています。

中には、一度買ってメンテナンスをし続ければ、「一生もの」として活用できる本格的なオイルドジャケットもあります。

お手入れが大変?

オイルドジャケットは、一般的なお手入れ(洗濯やクリーニング)ではきれいにできず、長持ちさせるためのメンテナンスが、初心者にはかなり大変とされています。

このため、ファッションアイテムとして着用する目的で、なおかつメンテナンスの自信がないのであれば、オイルが使用されていない「オイルドジャケット風」のアウターを購入するのも一つの手です。

オイルドジャケットは、ズバリ、汚れを落として元の状態に近づけるという意味において、一般的なお洗濯やドライクリーニングが出来ません。
理由は、生地の表面に塗り込んであるオイルという鎧(よろい)が汚れを含む様々な環境から生地を守るという性格を持っているからです。つまり万が一オイルを洗い流してしまえば、オイルドジャケットとしての機能が奪われてしまい、独特の風合いも損なうからです。

出典:http://www.tokyo929.or.jp/column/color_process/post_85.php

コンクリートジャングルを生活圏内としている人や自らをミーハーだと認識している人、雑誌「2nd」や「POPEYE」が大好きな若い人(メンタル部分含む)がファッションアイテムとして普段使いのアウターとして選ぶのであれば、オイルドジャケットではなくオイル不使用のオイルドジャケット風ジャケットを選ぶことをお勧めします。

出典:http://goodvibes9999.com/blog-entry-386.html

オイルドジャケットのブランド

オイルドジャケットの代名詞と言ってもいいブランドに、イギリスの「ジョン・バブアー」によって創業された「Barbour(バブアー)」があります。
英国王室御用達ブランドでもあり、特にロングセラーオイルドジャケットである「BEDALE」は、もっとも売れており世界的に有名です。

ブランドを代表するロングセラー「BEDALE」は、乗馬用に開発されたオイルド ジャケット。ラグランスリーブ、サイドベンツ、ハンドウォーマー、袖口のリブ等のディテールが特徴です。

出典:http://www.japan.barbour.com/collection/mens/16aw/001-MWX0018.html

何かと特殊なオイルドジャケットに憧れる!

元は実用性の目的で作られたオイルドジャケット。
またオイルドジャケットは、長く着続けることによって、ほどよくオイルが抜けて最初とはまた違った味が出てきます。
大切にすれば、価格以上の価値を持った長く愛用できるジャケットとなるでしょう。

お手入れの自信がある人は、本格的&高級なバブアーのオイルドジャケットに、目を向けてみるのもおすすめです。