- 車・バイク(276)
予算内で運命の1台に出逢える!初心者向け「ロードバイク」の選び方まとめ
ロードバイクと一口に言っても、メーカーやフレームの形、価格帯などによってタイプは様々。しかし、これからロードバイクを始めようという人にとっては、最初の1台ってかなり重要ですよね。今回は「初心者だけど、自分に合ったロードバイクに出逢いたい!」「何を重視すればいいんだろう?値段?」と迷っているあなたのために、初心者向け・ロードバイクの選び方のポイントを一挙まとめてみました!ぜひご参考ください。
選び方その① どんな風に乗りたい?ロードバイクの用途によって選ぶ!
まずロードバイクの選び方として挙げられるのが、ロードバイクの「使い方」を考えた上で「乗り心地」を重視するというもの。
例えば通勤・通学に使いたい、ダイエットや健康のために運動したい、街乗りで使いたい、山に登りたい、レースに出たいなど、思い付く用途は様々ですよね。
純粋に通勤にしか使わないというなら短距離利用ですから、初心者向けに用意されているエントリーモデルの完成車を購入するだけでほぼ十分だそう。
しかし、休日ずっと走り通したい、いつかはロードバイクで旅行してみたいなど長距離の展望がある場合は、長時間乗っていても疲れにくいものを選ぶ必要があります。
短距離利用でも乗り心地にこだわりたい!という場合は、「軽やかな疾走感」や「加速力」に注目すれば、理想のロードバイクに出逢えるかもしれません。
まずはお店で初心者だということを伝え、「通勤に使いたいんですけど、軽くて扱いやすいロードバイクありますか?」など相談してみると良いでしょう。
下記でおすすめされている「TREK」のロードバイクは15万円前後からとやや高価ですが、こだわり派の方はぜひご参考ください。
重要なのは「どれだけ走るか」!自分にとってのロードバイクの理想を思い描いてみよう
ロードバイクに興味が出てきて自転車店へ行くと「どんな風に乗りたいか?」とよく聞かれる。体を鍛えたい、レースに出てみたい、自転車通勤してみたいなど、目的や描くスタイルは人それぞれだ。
後になって「こっちのほうが良かったかも」なんて思うことのないように、より具体的にイメージを掘り下げることが大切だ。走る距離、地形、頻度が主なポイントだろう。片道10kmの自転車通勤と100kmのロングライドでは、当然選ぶべきロードバイクが異なってくる。
難しく考える必要はなく、自分のイメージとロードバイクのイメージを思い描く理想と重ねてみよう。それが理想のロードバイクに出会う第一歩だ。
通勤通学ならエントリーモデルでも充分!街乗りや山登り、レースなど使い方は様々
通勤通学に使う
通勤電車に乗らず風を切って通勤するのも悪くない。距離も10~15kmであれば日々の通勤通学にも無理なく可能だ。走る道によって異なるが、通勤通学ならエントリーモデルから、その少し上のもので十分。それ以上になると駐輪場で盗難の可能性が上がるのでより強度の高い鍵を選ぶ必要がある。
ダイエット目的で使う
ロードバイクは有酸素運動で長い時間続けられるため、ダイエットに最適。速度重視ではなく、長い時間乗れるモデルを選ぶといい。初心者ならばコンポーネントはSORAでも十分。コンポーネントのグレードアップは次の目的が見えてきてから。
長距離ライドに使う
いわゆるロングライドモデルと言われるモデル。上体が起きたポジションをとれるものがおすすめ。長い距離を走ると路面からの衝撃で疲れてくるので、振動吸収性がよいカーボン素材のフレームか、せめてフォークだけでもカーボンのものにするといい。
山に登る
ヒルクライムモデルといわれるモデル。重力に逆らって道路を上るので、車重が軽いものがおすすめ。フレームはカーボン製が望ましい。ホイールも上のランクのものならばエントリーモデルについているホイールより前後合わせて1キロほど軽くなるので、エントリーモデルで山に登るのならば、ホイールを交換するだけで大きなアドバンテージになる。
レースに出る
ロードバイクの華はやはりレース。とはいえ、レースといっても長距離レースや短距離レース、ヒルクライムレースなどと様々なレースがある。レースによって必要な要素は異なるが、コンポーネントは、105以上を備えておきたい。
街乗りで乗る
日々の移動にロードバイクを使うことも可能。クロモリ製のクラシカルなフレームは細くおしゃれで、街中で目立つこと間違いなし。ただし、泥除けがないことや、カゴがないことや、スタンドがないことなど、多少の不便があるのは気を付けておきたい。
長距離を走るなら「乗り心地」が良いものを!近距離なら走行感を重視するのもOK
乗り心地を重視するなら
TREK(トレック)のロードバイクは大きく分けて2種類。MADONE(マドン)シリーズとDOMANE(ドマーネ)シリーズ。
長い距離のサイクリングを楽しみたい、乗り心地がなるべくいいロードバイクに乗りたいという方にはDOMANE(ドマーネ)をオススメします
軽い走行感を重視するなら
とにかく軽快感を楽しみたい!!という方にはロードバイクならではの軽さや加速性を最大限に高めているEMONDA(エモンダ)やMADONE(マドン)シリーズを。長い歴史の中に裏打ちされたTREK(トレック)の技術が詰まっています。
アメリカに拠点を置く有名バイクメーカー「TREK」の公式サイトです。
上記でおすすめされているモデルの詳細を見ることができます。
選び方その② メーカーよりも「サイズとフレーム」!体格に合ったロードバイクを選ぼう
続いてご紹介するロードバイクの選び方は、「自分の体格に合ったサイズ、フレームを探す」というもの。
メーカーは定番から高級車まで様々にありますが、基本的にはきちんとしたメーカーならどれを選んでもハズレがないので、デザインやサイズを見て決めるのが良いでしょう。
フレームの素材は「アルミ」と「カーボン」が代表的ですが、長距離利用の予定がない方にはリーズナブルで丈夫なアルミがおすすめです。
逆にいずれは長距離を走りたい、お金に余裕ができたらカスタムしていきたいという方はカーボンフレームを選ぶと良いでしょう。
サイズに関しては、オーダーではない完成車の場合身長によって大体の目安が決まっているようです。
例えば170センチ程度の人なら、トップチューブは「530mm~540mmくらい」という感じですね。
中には試乗できるお店もありますし、ロード関連イベントやサイクルモード(年に一度、11月ごろに行われる自転車の見本市。2016年は終了、2017年は11月3日~5日に開催)などで実物を見る機会もありますから、可能ならぜひ乗って確かめてみてください。
きちんとしたメーカーなら、どれを選んでもハズレなし!
デ・ローザやビアンキなど様々なメーカーが存在しているが、きちんとしたメーカーであれば、どのエントリーモデルを選んでもはずれはない。
擬似ロードバイク(いわゆるルック車)を選んではいけないのはもちろんだが、ここ数年においては、どのメーカーの品質が均衡している状態なので、質の悪いモデルを出していない。それゆえ、どれを選んでも満足いく走りが味わえる。
フレームは「アルミ」と「カーボン」が代表的!初心者にはアルミがおすすめ
アルミフレームのロードバイク
軽量かつ高剛性でスピードの出るロードバイクの素材として申し分ありません。またカーボンと比較しても割れて破損するという可能性は少なく、その丈夫さも魅力のひとつです。
性能の高さに対し価格が良心的なため、ロードバイクは初めてという人や自転車通勤に使う人に人気の素材です。
カーボンフレームのロードバイク
カーボンフレームの特徴はずばり軽さと乗り心地のよさです。カーボン素材はアルミ素材と比較すると高価ではありますが、振動吸収性が高く路面の微振動を吸収し体への負担を軽減してくれます。
軽い車体がほしい、いまはよくても将来的にアップグレードで軽量化をしていきたいという方、ロングライドなどでも乗り心地のよさを重視する方におすすめです。
サイズは主に「身長」で選ぶ!完成車の場合、トップチューブの長さで目安が付く
例えば、身長が170センチでしたらジャイアントのロードなら 440mmや465mmが適応ですが
スコットのロードなら520mm、GIOSなら490mm、コルナゴなら480S・・・とざっくりこんな感じです。
一様に身長だけでなく手足の長さ、胴の長さ、指、顔、あごの・・などなどからだのパーツの長さでも
変わってきます。
トップチューブ長が サイズ選びの目安と
思っていただければよろしいかと思います。
非常にざっくりですが
カタログ表記で トップチューブ長で (地面と平行:ホリゾンタル換算/仮想値の部分)が
身長 165センチ前後 : 520mm前後 515mm-525mm
身長 170-175センチ : 535mm前後 530mm-540mm
身長 175-180センチ : 550mm前後 540mm-560mm
いろいろえろえろ持論があると思いますが、近年の完成車の目安です。
中には「試乗できる」お店も!サイズや乗り心地を実際に確認してみよう
・サイクルモード・・・毎年11月前後に幕張メッセとインテックス大阪で行われる自転車見本市。大規模な試乗コースが用意され、大メーカーから小さなビルダーまで各社の自転車を試乗できるところがウリです。
・ロード関連イベント・・・ロード関連のイベントでは自転車メーカーが試乗車を用意している事が多いです。たとえば、シマノのイベントなどではよく試乗コーナーが設けられます。大メーカー1社だけの試乗会の場合が多いです。
・ショップ・・・お店の方針によると思うのですが、ロードの試乗車を用意している店がたまにあります。どちらかというと郊外のお店に多い気がします。ほえほえはほとんどショップで試乗した事はありません。
・メーカーの試乗会・・・メーカーのWebをウォッチしてるとたまに実施されます。
2016年~2017年の「サイクルモード」の詳細が書かれています。
選び方その③ 実は一番大事!?「予算」に合わせてロードバイクを選ぶ方法も
最後に、もしかしたら一番重要かも!?な選び方のポイントとして「予算」が挙げられます。
借金してまで買うようなものではありませんから、まずは手持ちのお金と相談してみないとどうにもなりませんよね。
人気ロードバイクメーカーの最安モデル(完成車)を見てみると、一般的には本体価格8万円弱~10万円弱程度のところが多いようです。
必要なアイテムも合わせて揃えるなら、全部で12万円程度見ておくと良いよう。
ただし、ネットの場合は大幅に値引きが行われている場合もあり、8万円前後の車種が4万円台になっていたり、有名メーカーのロードバイクが5万円前後で購入できたり、という可能性も充分考えられますから、悲観せず探してみてください!
人気メーカーの最安モデルは、大体8万円弱から!オプション含め12万円程度用意しよう
ブランド名 /モデル名 /価格
アンカー /RA3 EX /95,238円
ジオス /FENICE /85,000円
ジャイアント /DEFY4 /80,000円
スコット /SPEEDSTER 50 /98,000円
スペシャライズド /ALLEZ /77,778円
トレック /1.1 /85,185円
ビアンキ /VIA NIROME 7 CLARIS /93,000円
フェルト /Z100 /94,800円
最低12万は用意しておこう
いくらロードバイクでやりたいことが明確でも、予算がないとどうしようもない。エントリーモデルを求めるのであっても、10万円程は準備しておこう。さらにロードバイクを買ってすぐに必要なアイテムをそろえるための2万を追加して、全体で12万は用意する必要がある。
「これでいいや」は危険!選び方のポイントを押さえて、理想のロードバイクに出逢おう
いかがでしょうか?ロードバイクの選び方には、用途やサイズ、フレーム、価格など様々なポイントがあるのですね。
ロードバイク=自転車と同じだと思い込み、「多分乗れるだろう、安いしこれでいいや」と選んでしまうと、後悔する危険性もあります。
決して安い買い物ではありませんから、長く大事に使い続けられるよう、乗って最高に気持ちの良いロードバイクを購入してくださいね。