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えっこれもビッグサイズ!?「大型バイク」の定義&免許取得の手順まとめ

大型バイクといえば750㏄や1000㏄などを想像しがちですが、実は狙っているバイクが400㏄を超える場合、大型免許が必要だって知っていましたか?今回は「400㏄ちょうどでも大型バイクになるの?」「大型バイクに乗りたい!でも、免許ってどうやって取るんだろう?」と気になっているあなたのために、大型バイクの定義や必要な免許、取得するための手順などについて詳しくまとめました。これから検討している方は、ぜひご参考ください!

400㏄ちょうどのバイクはどうなる?「大型バイク」の定義を知ろう!

出典:http://xn--eckvd3byf169tp0kbh0h.com/%E5%A4%A7%E5%9E%8B%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF%E5%85%8D%E8%A8%B1%E3%81%AE%E8%B2%BB%E7%94%A8%E3%80%81%E6%9C%9F%E9%96%93%E3%81%AA%E3%81%A9/

そもそも大型バイクとはどのような車種のことを言うのか?というと、「総排気量が400㏄を超えるもの」と指定されています。
つまり、400㏄ちょうどのバイクはその下の「普通二輪」に該当するため、大型免許を持っていなくても乗れるのですね。
しかし、401㏄より上になると、違いが1㏄であっても大型免許を取らなくてはならなくなります。

ちなみに大型バイクと言われて多くの人が連想する750㏄(通称ナナハン)や1000㏄を超えるバイクなどは特に扱いが難しいため、バイク好きの憧れとして位置しているようです。
昔は大型バイクの免許は教習所で取得することができなかったということで、特に上の世代のバイク乗りにとっては、超大型車は特別な意味を持つそう。

大型バイク=総排気量が400㏄を超える車種を指す!

大型自動二輪車(おおがたじどうにりんしゃ)とは、日本の道路交通法によるオートバイの区分のひとつで、総排気量400ccを超えるものを指す。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%9E%8B%E8%87%AA%E5%8B%95%E4%BA%8C%E8%BC%AA%E8%BB%8A

400㏄ちょうどなら「普通自動二輪」なので、大型バイクの免許は必要ナシ!

出典:http://www.tagtea.com/daybreak/moto/201.html#00

401cc以上です
普通自動二輪で400ccまで乗れるので
大型自動二輪免許が無いと乗れないバイクは401cc以上なので
401cc以上のバイクです

出典:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1014435655

普通自動二輪の中でも総排気量51cc以上~125cc以下までは普通自動二輪(小型限定)になり、
126cc以上~400cc以下までは、ただ普通自動二輪といいます、要は普通自動二輪の限定なしってとこですか。
ですから、あなたが400ccのバイクに乗りたい場合は、普通自動二輪免許を取得することになります。

出典:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1139541236

750㏄や1000㏄などの「超大型」はバイク乗りの憧れ!

『バイク王 バイクライフ研究所』が排気量126cc以上のバイク免許を保有している20代から60代の男性を対象に、「現役ライダーが乗ってみたい旧車・絶版車」についてアンケート調査を実施しているが、こちらもなかなか面白い結果が出ている。

現役ライダーが乗ってみたい旧車・絶版車の第1位はなんと「スズキGSX1100Sカタナ」が獲得。すべての世代で高い支持を集めた。

出典:https://news.webike.net/2015/08/21/12470/

特に上の世代にとっては、手が届きにくかったこともあり特別感が高いよう

私が若い時には大型バイクはめったに取れるものではありませんでした。

だから同年代でナナハン(大型バイク)に乗っている人は大変少なかった様です。

その憧れの大型バイクの免許が、

法律が改正され教習所でも取れるようになったのです。

出典:http://www.fp50hp.com/m/category10/entry85.html

大型バイクを運転したい!免許はどれを取得すればいい?

出典:https://www.sekime.co.jp/pricelist/license/nirin_oogata_mt.html

では大型バイクを運転したい場合、一体どのような免許を取得しなければならないのでしょうか?
まず、大型バイクの運転には「大型自動二輪」免許が必要になります。
この免許を取得すると、原付だろうが250㏄だろうが1500㏄だろうが、どのようなサイズのバイクでも法律上は運転が可能です。

取得条件は満18歳以上で、視力や聴力や運動能力、学力などが規定に達しており、一部の持病や違反歴がないこと、となっています。
つまり、普通自動車免許しか持っていなくても、何なら何の免許も持っていなくてもまっすぐ大型バイクの免許を取得することも可能です。
しかし、大型バイクの取り扱いはとりわけ難しいため、教習所や自動車学校などで申し込んだとしても、まずは普通二輪免許の取得を薦められる場合が多いのだとか。

大型バイクの運転には「大型自動二輪」免許が必要!

1996年(平成8年)9月以降は大型二輪免許で運転できる。免許は18歳から取得でき、運転免許証には「大自二」と記載される。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%9E%8B%E8%87%AA%E5%8B%95%E4%BA%8C%E8%BC%AA%E8%BB%8A

大型自動二輪の免許なら、基本的にどんなサイズのバイクも運転できる!

自動二輪車(排気量に制限なし)のマニュアル車とオートマチック車、小型特殊自動車、原動機付自転車の運転ができます。

出典:http://menkyo.webike.net/howto/over400/

満18歳以上で健康面や学力などの条件を満たしていれば取得可能!

年齢    満18歳以上

視力  両目で0.7以上であり、かつ片目で0.3以上であること。
   片目で0.3に満たない場合は、視野が左右150°以上であること。
      (眼鏡、コンタクトレンズを使用可)
   色彩識別 赤・青・黄色の3色が識別ができること

聴力    10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聴こえること(補聴器可)

学力     普通の読み書きができ、その内容を理解できること。

運動能力  自動車の運転に支障を及ぼす身体障害がないこと。
     身体に障害をお持ちの方は、事前に各都道府県の運転免許試験場(運転適性相談窓口)にて適性相談をお受けください。

その他の条件 以下の条件に該当する方は、運転免許を取得することはできません。

1. 政令で定められた病気(自動車等の安全な運転に支障を及ぼすおそれがある等)、中毒(アルコール・麻薬・覚せい剤)にかかっている方
2. 交通違反や事故などで行政処分を受け、欠格期間が終了していない方

出典:http://menkyo.webike.net/howto/over400/

ただし自動車免許しか持っていない人は、先に「普通自動二輪」免許を取るのが安心!

法的には普通二免許を所持していなくもて大型二輪免許は取得可能です。
ですが、いきなりの取得はオススメしていません。
やはり大型二輪の教習車は普通二輪の教習車と比べパワーや重さが断然異なります。従って取り回し(エンジンをかけない状態で押し歩くこと)や転倒時のバイクのお越し方など基本的な事でさえスムーズに教習が進まない合があります。

出典:http://www.carac-ds.jp/Column/license/25

法律上は、普通免許はともかくいきなり免許無しや原付免許から大型自動二輪免許を取得出来るようにはなっています。
現に、普通免許・免許無しや原付免許から大型自動二輪免許を取得出来る自動車学校もあります。
しかし、教習所によってはスキル不足や内容に対してハードルが高すぎることを理由に、
普通自動二輪免許を取得しない限り、大型自動二輪を受講できないように制限している自動車学校もあります。

出典:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1112515361

どれだけ教習を受ければいい?大型バイク取得までの流れ!

大型バイクを取得する方法には、教習所を利用する場合と直接試験場に行く「ダイレクト受験」の2種類が挙げられます。
ダイレクト受験の方が費用は安いのですが、やはり合格までの道のりを考えると教習所を利用するのがおすすめです。
教習内容は学科26時間技能36時間となっていますが、既に普通自動車免許を取得しているなら学科は1時間の教習で済みますし、原付以外の二輪免許を既に取得していれば学科教習自体免除されます。

ですから、教習は主に「技能」面が主だと考えて良いでしょう。
技能教習には細い板の上を走行する「直進狭路」や、障害物を避けて走行する「スラローム」などがありますが、特に難しいとされているのが波状のコースを低速で走行する「波状路」です。
技能教習が全て済めば卒業検定となり、100点満点から原点方式で70点以上取れば合格!
卒業後はすぐ(1年以内)に本免の試験会場に足を運び、学科試験に合格して免許を貰いましょう。

方法としては教習所を利用する他に、直接試験場に行く「ダイレクト受験」がある!

① 教習所を利用する
二輪に乗るために必要な学科や実技が学べ、確実に運転技術が習得できるので、お薦めです。また、指定自動車教習所の卒業検定に合格すると、免許取得試験での技能試験が免除に。
指定自動車教習所とは・・・ 資格のある指導員が配置され、教育施設、教育内容が道路交通法の定める基準に適合し、公安委員会が指定した自動車教習所のこと。

② 運転免許試験場でのダイレクト受験

実技・学科とも、運転免許試験場での受験です。

出典:http://www.honda.co.jp/get-license/over400/

教習所を利用する場合、中型免許ナシだと最低でも18日間はかかる!

学科が26時間 技能が36時間なので、毎日1~2時間の学科を受けて、上限の2時間バイクに乗ったとしても18日間かかります。
中型免許を持っていても技能12時間なので、やはり格が違います。

出典:http://syosinsyanyuumon.com/large-sized-two-wheel-license/

教習には学科と技能があるけど、持っている免許の内容によって免除されるものも!

学科教習

 交通法規や安全運転のマナーなど、運転に必要な知識を2段階制で学びます。また、全ての学科教習修了後、理解度を測る試験(効果測定)があります。
 ※普通自動車免許を所有している人は、二輪車特有の交通法規や安全運転マナーを1時間だけ受講します。
 原付以外の二輪免許を保有してる人は学科教習が免除されます。

出典:http://syosinsyanyuumon.com/large-sized-two-wheel-license/

技能教習

教習所のコースを使って、実際にバイクを運転しながら、知識と技術を学びます。
 2段階制で、各段階ごとに運転技能を測る試験(みきわめ)があります。
 1段階:「走る」「止まる」「曲がる」といった基本操作の練習「課題走行」
 2段階:交通ルールに従った基本走行と、運転に伴う危険を予測した運転の練習「法規走行」
 なお、技能教習は1日2時限まで受講可能です。
卒業検定で求められる主な課題走行は以下のものがありますので苦手な分野を重点的に練習するとよいでしょう。

出典:http://syosinsyanyuumon.com/large-sized-two-wheel-license/

技能は特に「波状路」が難しい!真剣に取り組もう

直進狭路
 「一本橋」と呼ばれる、幅30cm長さ15mの細い板の上をゆっくり安定して走行する。
 目標通過タイムは 10秒以上です。
 ちなみに中型の場合7秒以上。同じ長さでこの3秒は大きいですよ。
 
急制動
 時速40km以上で走行し、ブレーキをロックさせることなく短距離で停止する。
 目標停止距離は、路面乾燥時11m以内、路面湿潤時14m以内です。

スラローム
 5本のパイロン(障害物)が4.5mの等間隔で置かれた間を、縫うよう走行する。
 目標通過タイムは、7秒以内です。
 中型の場合8秒以内。リズミカルに走れば7秒可能です。

坂道発進
 勾配率約10%の上り坂の途中に設けられた停止線で一時停止し、後退しないで発進する。
 発進時に1m以上後退すると検定中止となります。

波状路
 9本の突起が不等間隔に設けられた長さ9.5mの路面を、立ち乗り姿勢をバランスよく保ちながら低速で通過する
 目標通過タイムは 5秒以上です。
 これは大型免許特有の教習で最初のうちは難しいです。

出典:http://syosinsyanyuumon.com/large-sized-two-wheel-license/

教習が終われば卒業検定!70点以上取れば合格

教習所の卒業検定
 持ち点100点からの減点方式 70点以上で合格
 試験官立会いによる、運転技能試験です。1段階や2段階の技能教習で学んだことを確認する、総合的な技能卒業検定(卒検)です。これに合格すると卒業証明書が交付され、晴れて教習所を卒業です。
 卒業検定に合格し、「卒業証明書」が交付されれば、免許試験場での技能試験は免除となります。
 教習所を卒業したら速やかに運転免許試験場へ行きましょう。
 ※卒業して1年以内に運転免許試験に合格しないと期限が切れて最初からやり直しです。

出典:http://syosinsyanyuumon.com/large-sized-two-wheel-license/

卒検に合格したら本免!1年以内に必要なものを揃えて試験場へ行こう

費用は教習所を卒業した方の場合、受験料と交付手数料合わせて3,800円、ダイレクト受験をされる方は上記の金額に試験車使用料や取得時講習料、応急救護講習料などを合わせて22,850円かかります。

免許の申請手続きに必要な物/費用

・卒業証明書(指定教習所で卒業試験合格した人のみ)
・住民票の写し(発行後6ヶ月以内。本籍地の記載があるもの)
・顔写真(撮影後、6ヶ月以内。タテ30mm×横24mm)
・筆記用具(HB以上の鉛筆、消しゴム 等)
・印鑑(認め印で可)
・メガネ、コンタクトレンズ(視力矯正が必要な人の場合)
・運転免許申請書(試験場にあります)
・受験票(試験場にあります)

出典:http://www.honda.co.jp/get-license/over400/

大体いくらかかる?大型バイクの免許取得にかかる費用まとめ!

では、教習所を利用する場合、大型バイクの免許取得にかかる費用はどの程度なのでしょうか?
これは教習所(自動車学校)やプランによって変わってきますが、相場は「自動車免許アリなら20万円前後、ナシなら30万円前後」となっています。
既に自動車免許を取得している場合、学科教習がほぼ免除されるためその分安くなるのですね。

これが前述した「普通二輪免許(大型二輪免許のすぐ下の資格)」を持っていれば、何と10万円前後になるというのですから驚きです!
普通二輪免許を取得した際にも費用がかかっているのですから当然といえば当然なのですが、安全のためにも先にそちらを取った方が良いかもしれませんね。

教習所やプランによって違う!相場は自動車免許アリなら20万円前後、ナシなら30万円前後

愛知県・名鉄自動車専門学校の教習料金一覧です。

千葉県・稲毛自動車教習所の大型自動二輪免許教習料金一覧です。

福岡県の自動車学校「マイマイスクール」の大型自動二輪、レギュラープランの教習料金一覧です。

中型(普通)自動二輪免許を持っていれば、10万円前後で済むことが多い!

私は普通自動車免許を取得後に、普通自動二輪、いわゆる中型免許を取得した口ですので、学科等一部を免除されていました。ばくおん!!等の影響でこれから新規にバイクの免許を取得しようという方は、恐らく既に自動車の免許を持っていることが多いかと思います。

出典:http://www.underpowermotors.com/entry/2016/04/10/172247

まず一般的な教習料金は、教習所のオプション次第ですが10万円で収まります。これを上回ることは無いので10万円の予算を組めば十分でしょう。中型をすっ飛ばしていきなり大型を取ろうとするとやや金額が大きくなりますが、既に普通自動車免許を持っている方なら中型免許の取得にそこまで費用はかかりません。

出典:http://www.underpowermotors.com/entry/2016/04/10/172247

まずは中型免許から!難しい教習や試験を乗り越え、憧れの大型バイクに乗ろう

大型バイクに憧れる人は多いものですが、数十万円の費用がかかったり、扱いが難しかったり、中型を先に取っておいた方が良かったり……意外と道のりは険しいですね。

しかし、心からバイクが好き!という気持ちがあれば教習や試験は苦にならないはずですから、少しでも気になる方はまず中型(普通)二輪免許からチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ひとつずつ試練を乗り越えて行けば、きっといつの間にか大型バイクへの道は開けているはずですよ。