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知る人ぞ知る絶品グルメ!「佐賀ラーメン」の特徴や歴史、おすすめ店に迫る

佐賀といえば、博多ラーメンでお馴染みの福岡の隣県に位置する場所。有田焼や唐津くんちなど歴史的・文化的な側面が有名である一方、グルメでは最高級のブランド牛「佐賀牛」が評判の県ですよね。しかし、何と佐賀県にも名物ラーメンが存在するのです!今回は「佐賀に有名なラーメンがあるなんて!」「佐賀ラーメンってなに?食べてみたい!」というあなたのために、佐賀ラーメンの特徴や歴史、おすすめ店舗などをまとめました。

あっさり豚骨で優しい味!「佐賀ラーメン」の特徴って?

まず、佐賀ラーメンの特徴について見てみましょう。
佐賀ラーメンは多くの九州ラーメンと同じく「豚骨スープ」ですが、塩分や脂分が控えめで、思ったよりもあっさりしています。
「豚骨ラーメンって、こってりしすぎで苦手なんだよな……」なんて人も、佐賀ラーメンを食べるとあまりのシンプルな味わいに驚いてしまうかも?

麺は太めのストレート麺で、いわゆる「バリカタ」のイメージとは程遠い柔らかさが特徴。
お客さんの要望が多いため替え玉できるお店は多いようですが、実際のところは柔らかくてもちもちとしているので、替え玉にはあまり向かないという声も。
また、佐賀ラーメンの有名店と言われている多くのお店では、ジューシーなチャーシューや海苔の他に生卵がトッピングされているのが一般的です。
あっさりめの豚骨スープに生卵を溶かすと、マイルドかつクリーミーなまた違った味わいが楽しめます。

スープは豚骨だけど、塩分・脂分共に控えめのあっさり系!生卵がトッピングされることも

麺は、やや太めのストレート麺。スープは久留米ラーメン同様の豚骨スープだが、塩分、脂分とも控えめに仕上げられている。

ゆで卵ではなく、生卵をトッピングすることも多い。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%B3%80%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3

佐賀ラーメンの味の特徴は、スープについては豚骨のみか鶏がらのブレンドで、あっさりだが穏やかに舌をくすぐる旨みを持っており、麺は中細ストレートである。

脂は控えめで、「脂多目=こってり」なんて悪しき思い込みに踊らされてると、シンプルすぎて物足りないと思ってしまうほど滋味である。また、元ダレもそんなに強くない。

出典:http://imagine.sagafan.jp/e89748.html

麺は太めのストレートで「柔らかめ」!いわゆるバリカタのイメージはない

佐賀ラーメンの麺は総じてやわ麺である。博多・長浜の影響で、「固麺至上主義」が蔓延しているが、典型的な佐賀ラーメンの麺である中細ストレート麺は、「やわ」でこそスープとの相乗効果でその真髄を発揮する。

確かに時間帯によっては「硬オーダー」が必要な、大量麺揚げのお店は存在する。まっ、そんなお店でも出てきたものを享受するっつーのが、粋だと私は思うのだが・・・。

出典:http://imagine.sagafan.jp/e89748.html

替え玉が出来る店は多いが、麺が柔らかめのため「邪道」という声も!?

これも博多・長浜の専売特許であり、本来佐賀ラーメンとは相容れない「制度」である。現在は、客側の要望が多いから経営上メニュー化されている佐賀ラーメンのお店もあるが、味は格段に落ちる。

というのも、低加水の極細麺でこそ存在すべき替玉を佐賀ラーメンに取り入れるのは禁忌であるからである。佐賀では替玉が丼に麺だけ入れられた形で提供されることが多いが、そうなると麺が空気に触れる時間が長くなり、ゴワゴワとした食感となり著しく味が落ちるのである。

出典:http://imagine.sagafan.jp/e89748.html

東京の有名店「らーめん香月」は店主が佐賀出身なだけで、佐賀ラーメンではない!

ちなみに東京の有名店「らーめん香月」は、店主の方が佐賀県出身ということで一時期「佐賀ラーメン」と言われていたそうですが、実際には佐賀ラーメンの特徴を持たないのだとか。

東京の有名店である「らーめん香月」は、以前は店主が佐賀出身というだけで、否佐賀ラーメンなのに佐賀ラーメンと呼ばれていた。

出典:http://imagine.sagafan.jp/e89748.html

えっ!三九ってあの久留米の……?「佐賀ラーメン」の歴史に迫る!

佐賀ラーメンの歴史は、白濁系豚骨ラーメンの元祖と呼ばれ、久留米ラーメンの元祖のひとつとしても知られている名店「三九」に源流があります。
三九の当時の店主だった四ヶ所日出光さんが、1956年に佐賀市に三九の支店を出したのが始まりだと言われています。
その後四ヶ所さんが三九の従業員にラーメン作りを伝授したのですが、その従業員と試行錯誤し、佐賀ラーメンを作り上げたのが1955年創業のラーメン屋「一休軒」。

三九と一休軒、そして一休軒から独立した「一休軒 鍋島店」は、佐賀ラーメンの元祖として長年地元民に愛され続けました。
しかし、三九は2013年に火事で休業、一休軒の本店も2011年に閉店し、現在残るのは「もとむら」と改名した元・一休軒鍋島店のみです。
ちなみに、現在も鍋島町に「三九ラーメン」という名の店舗が存在しますが、これは老舗の三九とは全く関係のない激安ラーメンのお店ですので、ご注意ください。

佐賀ラーメンの源流は、白濁系豚骨ラーメンの元祖・久留米の名店「三九」にあった!

久留米ラーメンの発祥の店の1つと言われるラーメン専門店「三九」の店主・四ヶ所日出光は、1956年に縁もゆかりもない佐賀市にラーメン店「三九」を構えた。「三九」は人気店となった。四ヶ所は「三九」の従業員にラーメン作りを伝授し、1955年に「一休軒」を起こしていた大串進はその従業員(元従業員)と試行錯誤し、久留米ラーメンから佐賀ラーメンを作り上げていった。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%B3%80%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3

「三九」の従業員と協力し、一緒に佐賀ラーメンを作り上げたのが「一休軒」!

「一休軒」もまた人気店となる。1975年、製薬会社を辞めた本村敏光は「一休軒」で修行を始め、1980年に独立する。本村は、屋号の使用許可を頼み込み、「一休軒 鍋島店」を起こした。「一休軒 鍋島店」も、また佐賀ラーメンの本流の1つとなる。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%B3%80%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3

しかし、今では「三九」も「一休軒」も閉店・休業および改名している……。

なお、「一休軒」は2011年に閉店。「一休軒 鍋島店」は2011年に屋号を「もとむら」に変更している。「三九」は2013年に火災に遭い2014年時点で休業中である。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%B3%80%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3

佐賀に現存する「三九ラーメン」は、老舗とは無関係!390円だから三九

佐賀県鍋島にある激安ラーメン店「三九ラーメン」の食べログページです。

ところが、三九ラーメンが復活した?と
小耳に挟みました。

これは、確認せねば。

という訳で、
行って来ました三九ラーメン。

結論から申しますと、全く無関係でした。
390円だから、三九、という事らしいですが、
ちょっと納得出来ませんね。

出典:http://ameblo.jp/62263213/entry-11796962517.html

ここで食べれば間違いナシ!「佐賀ラーメン」のおすすめ有名店3つ

では、佐賀ラーメンを初めて食べる時には、一体どこのお店に行けば良いのでしょうか?

今回は「佐賀ラーメンの特徴バッチリ!で絶品!」なおすすめラーメン店を3つまとめてみました!ぜひご参考ください。

「一休軒」が名を変えた姿!味は昔のまま絶品と話題 「もとむら」(鍋島町)

最初にご紹介するのは、前述した「一休軒 鍋島店」が名を変えた姿である鍋島町の「もとむら」。
名前は変わっても味は昔のまま絶品!と評判で、グイグイ飲める麺との相性バツグンなあっさり豚骨スープは、一度飲んだらまた味わいたくなるものです。
佐賀に訪れた際には、ぜひ足を運んでみてくださいね!

住所
佐賀県佐賀市鍋島町大字八戸1144-1

交通手段
・佐賀駅バスセンターから佐賀市営バス(中折・クレオパーク鍋島行)で11分「新栄小西」下車、徒歩2分
・JR長崎本線鍋島駅から徒歩15分
鍋島駅から463m

営業時間
11:00~20:30
ランチ営業、日曜営業

定休日
水曜日(祝日の場合は翌日)

出典:https://tabelog.com/saga/A4101/A410101/41000016/

このスープは、グイグイ飲めて麺との相性も素晴らしいですね。佐賀市に観光に来たらこちらのお店は一度はいったほうがいいです。

出典:http://sokuhoulab.com/?p=5933

奥深い旨みとコクがたまらない!生卵とスープを混ぜて雑炊にも 「幸陽閣」(佐賀市)

続いては、佐賀市にある「幸陽閣」。
こちらも豚骨スープにもっちり太麺、生卵のトッピングという佐賀ラーメンらしい特徴を持っており、あっさりながら豚骨の旨みがしっかりと感じられる逸品となっています。
上に乗せられた海苔も香りがよく、さすが名産・有明のりという感じですね。
最後は生卵を溶かしたスープにご飯を入れて、雑炊風にするのもひとつの楽しみ方だとか。

住所 佐賀県佐賀市下田町3-31
電話番号 0952-24-5084
営業時間 11:30~21:00
定休日 月曜日
席数 30席
喫煙 喫煙可

出典:https://ramendb.supleks.jp/s/54541.html

スープは特級の濃度です。
豚骨だけをじっくり炊き出し、骨の髄からありったけの旨味を引き出す。
スープは〝うなぎのタレ〟のような感覚で、
新しくとった若いスープをベースのスープに加え、
旨味を重ねながら味を安定させていくそうです。
その濁り具合からもわかるようにかなりパンチがありますが、
脂っ気は全然きつくない。豚のエキスだけが膨れ上がっている感じ。

出典:http://ii-kiji.com/4248

これぞ佐賀ラーメン!王道ながら満足度が高い 「いちげん」(川副町)

最後にご紹介するのは、川副町にある「いちげん」。
こちらも王道を行く絶品佐賀ラーメンということで、ファンが多いお店です。
コクと旨みが広がりながらもしつこくない豚骨スープに、絶妙なもっちり麺と柔らかいチャーシューが素晴らしい味のコントラストを醸し出します。
生卵を溶かしても負けない力強いスープとのことですから、美味しすぎてうっかり飲み干してしまうかもしれませんね。

住所 〒840-2204 佐賀県佐賀市川副町大字西古賀925-1
電話番号 0952-45-7865
営業時間 11:00~15:00(オーダーストップ14:45) 17:00~21:00(オーダーストップ20:45)
定休日 毎週水曜日
席数 カウンター:14席 テーブル席:4テーブル
喫煙 喫煙可(11:00~14:00 は禁煙です)
アクセス 佐賀市街から県道30号を空港方面へ南下。西川副小学校の少し先。佐賀駅からは7km以上離れているため、車での訪問がお勧めです。
駐車場 駐車場あり
12台

出典:https://ramendb.supleks.jp/s/18765.html

なみなみのスープから麺を持ち上げる!

やわめの仕上がりですがほどよいモチモチ感!
個人的にはカタメンが好きですが、佐賀のラーメンにはこのヤワメンが合うのかな。

今日のラーメンはいつもより麺が多かった気がしましたが気のせい?!

モモ肉の薄切りチャーシューが、麺と一緒に食べるとこれまた絶妙なやわらか食感♪

出典:http://happygo117.blog119.fc2.com/blog-entry-808.html

そして途中で、卵を崩す!


全体の味が一気にマイルドに!
「ラーメンに生卵?!」って思いますがこれが見事な変化ぶり。

豚骨の旨みそのままで、角がとれ、まろやかさとコクが加わる感じ★
生卵を入れても味がぼやけないのはスープの力強さがあってこそ!

生卵をとくタイミングや食べ方にも妙味がありますね。

出典:http://happygo117.blog119.fc2.com/blog-entry-808.html

あっさりコクうま卵がとろり!近くに行ったら絶対に「佐賀ラーメン」を食べてみて

いかがでしょうか?佐賀ラーメンは豚骨ながら、他の九州ラーメンにはない特徴を持つ個性的なラーメンなのですね。
珍しい柔らかめの麺と生卵のマイルドさは、一度食べると病みつきになってしまう美味しさです。

佐賀近くを通りかかった時は、ぜひ地元民にも評判の名店で、絶品佐賀ラーメンを味わってみてくださいね。