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秋冬の必須オシャレアイテム!メンズ向け「スエード靴」のお手入れ方法
肌寒くなってくると、滑らかかつ温かい肌触りで重宝するのが「スエード」素材の靴。しかもオシャレなデザインのものが多いので、秋冬のアイテムとしては必須ですよね。しかし、「そろそろスエード靴を出しとかなきゃ」「新しいスエードのシューズでも買おうかな?」と考えている方はちょっと待って!今回は履く前に覚えておきたいスエード靴の効果的なお手入れ方法や、保管の仕方などをご紹介致します。オシャレ男子の皆さんは、ぜひご参考ください。
革とは違う!まずは「スエード」靴の特徴を知っておこう
そもそもスエードとはどのような素材か?というと、靴やバッグ、コートなどに使われる「革の裏面を起毛させた」ものです。
独特の光沢感や温かみがあって、肌触りが良いため、スエードの靴は基本的に秋冬にピッタリのアイテムとされていますね。
ただし、革以上に「水に弱い」性質があるため、雨の日に履くのは非常に注意しなければなりません。
ベロア素材やヌバック素材などもスエードと似ていますが、ベロア素材はスエードよりも毛足が長いのが特徴で、ヌバック素材は革の「表面」を起毛させたものだと言われていますので、見分けるポイントにしてください。
ちなみに「バックスキン」は日本においてはスエードとほぼ同義だそうです。
スエード靴は基本的にカジュアルなイメージがありますが、昨今ではスラックスに合わせる人も多いようで、ビジネスマンの間でも人気だとか。
バッグや上着はともかく、靴ならデザインやコーデによっては夏も使えるということですから、ぜひ一足購入しておきたいですね。
スエードは革の裏面を起毛させた素材で、温かみがあり秋冬にピッタリ!
スウェードは皮の内側を起毛させていますので、独特の光沢感やあたたかみがあります。
丈夫な素材ですので靴によく使用されており、有名なところで言いますと、クラークスのデザートブーツはスウェードを使っていますね!
「水に弱い」という特徴があるので、雨の日には注意!
スエードは革の裏面を起毛させたもので、まるでベルベット生地のような
独特の光沢感があります。見た目よりも丈夫なので、靴によく使用されます。
ただし、水濡れに弱いのが欠点で、水に濡れた部分がシミになってしまう場合
があります。
ベロアもちょっと似てるけど……?スエードは「毛足が短め・裏面が起毛」なのが特徴!
・スウェード
主に子羊や子牛の皮の裏面を起毛させたもの、です。
・ヌバック
皮の表面を起毛させたもの、表面というところが違いますね。
・ベロア
スウェードと製法は一緒ですが、スウェードよりも毛足の長いものを指します。
・バックスキン
これは日本の造語というかなんというか。
もっともわかりづらいところですね。
もともと英語でバックスキンはBUCKSKIN、鹿皮のことを指します。
日本語でこれをBACKSKINと拡大解釈され、バックスキン→裏面の皮→スウェードといっしょ?
となってしまっているのではないか、と言われています。
最近では通勤に使うサラリーマンも!デザインやコーデによっては夏場もOK
かつてはかなりカジュアル寄りだったスエード靴ですが、
昨今では、ジャケパンとあわせて通勤にも使えるようになりました。
またスエードは、実は手入れが簡単で、服に合わせやすいのも特徴です。
夏にスエードってアリなの?と素朴な疑問持たれる方も多いのではないでしょうか。
確かに起毛している物って温かみもあるので、秋冬向きというイメージは先行するかと思います。
ブーツでスエードなんかは確実に秋冬ですね。
難しいのはこの点が明文化されていないところかなと考えています。
私個人としては、『色・デザインとコーディネートによって断然アリ』だと考えています。
例えばローファー、タッセルローファーなどで
あれば軽快な印象もありますしね。
靴磨きクリームはNG!スエード靴のお手入れ方法を知ろう
さて、スエード靴のお手入れについてです。
慣れれば非常に簡単なものの、スエードは「レザー以上にデリケート」とされていますので、きちんと方法を知って丁寧に手入れする必要があります。
まず、前述した通りスエードは水に弱いため「防水スプレー」は必ず一緒に購入しましょう。
履く前に防水スプレーを振り、雨の日に履くたびに全体にかけ直すようにするとより効果的です。
また、習慣的な「ブラッシング」も重要。
ただし、スエード靴はブラッシングを定期的にするだけでかなりの量のホコリや汚れを落とすことができますから、こまめにブラッシングを行って雨の日に履くのを控えるだけで、充分長持ちします。
万が一汚れやシミができてしまった時は、市販の「消しゴムクリーナー」を使い、こすって落としましょう。
色落ちした際は「補色スプレー」を使えばカラーリングも可能ですが、元々の色よりもどうしても濃い目になってしまうそうなので、使う時は用心してくださいね。
スエードはレザー以上にデリケート!防水スプレーをして、こまめにブラッシングを
スエードはとてもデリケートな素材なので、通常のレザーよりももっと気を配ってお手
入れをする必要があります。スエードはとても水に弱いので、長持ちさせるためには
防水スプレーをかけておくのがポイントです。特に靴は水濡れの危険性が高いので、
防水スプレーは必須です。
防水スプレーをかけていれば汚れを落とすのも簡単ですが、万が一水に濡れたり
汚れたりした場合には、すぐに落とすようにします。毛の流れに逆らってブラッシング
した後は、流れに沿ってブラッシングしてキレイに整えます。
これで軽い汚れはおちますし、スエードの風合いを長持ちさせることができます。
スエード用の消しゴムなどを使えば、落ちにくい汚れも落としやすくなります。
汚れやシミができても慌てない!自宅でできるお手入れ4か条
その① おろす前には必ず防水スプレーを!雨の日に履いたら全体にかけ直そう
必ず履きおろす前に防水スプレーを使います。その後も時々防水スプレーをかけてください。靴の甲のシワになる部分は3日履いたら一度軽く防水スプレーをかける、雨の日に履いてしまったら全体にかけなおすという習慣にすると万全です。
その② 習慣的にブラッシング!毛並みを整えてホコリを落とそう
スエード用か靴用のブラシを使用し、最初に毛足を逆立てるようにしてホコリを払い、次に毛足にそってブラシをかけ毛並みをととのえて終了です。簡単ですぐに済み、しかも効果抜群なのでぜひ習慣にしてください。
その③ 色褪せた時は「補色スプレー」が便利!靴より薄めの色を使おう
●色あせには補色用
スエードの色があせてきたときには、スエード用の補色スプレーを使用します。ポイントは靴よりも薄目の色のスプレーを使用することです。
●潤いの補給
色のあせていない靴に潤いを与えるにはムショクのコンディショナーを使用します。
※補色スプレーを使用すると染料が足されるので、薄い色を使用しても必ず現状より濃くなりますのでご注意ください。
その④ 汚れが表面にある時は「消しゴムクリーナー」で除去!
防水が効いて汚れが靴の表面にとどまっていたら、消しゴムタイプのクリーナーで落とすことができます。クリーナーには、樹脂に汚れを吸い付ける通常タイプと、コンパウンドで擦り落としてしまう強力タイプがあります。
目的に合わせて徐々に揃えて!靴のお手入れ用製品たち
「防水スプレー」だけは必須と言えますが、その他のアイテムに関してはブラッシングさえ十分にしておけば、全部揃える必要はありません。
最初から「あれもこれも……」と買うと経済的にも圧迫されますから、汚れたりシミができたりした時に買う、という感じの方が無理がなくて良いかもしれませんね。
ちなみに、あまりに汚れが酷い場合はスエード靴を「丸洗い」する方法もあるよう。
水には弱いスエードですが、素材自体は丈夫なので、上手くいけば購入したての姿が復活するかも!?とのことです。
ただし、こすり過ぎたりつけ置きしすぎたりすると劣化の恐れもあるため「これでダメなら捨てよう!」くらいのスエード靴を使うのがおすすめです。
A.ホーキンス 防水スプレー
B.白毛ブラシ
C.ヴィオラ 強力スエード汚れ落とし
E.ヴィオラ スエードコンディショナー
F.ヴィオラ スエードクリーナー
※Cの代わりにDでもOKです。
D.ヴィオラ スエード汚れ落とし
あまりに汚れが酷い時は「丸洗い」!慎重に行おう
お気に入りのスウェード靴レスキューなるか!?成功する洗い方のポイントとは?
汚れやシミが酷くなった場合は、スエード靴を「丸洗い」する方法も。
失敗しない洗い方のコツが紹介されています!
履き終えても油断大敵!スエード靴の保管方法もバッチリチェック
スエード靴の保管方法は、基本的には他の素材の靴と同じで「湿気対策」が重要と言われています。
場所は靴箱でもクローゼットでも構いませんが、低い位置は湿気が充満しがちなので、部屋の中ならなるべく「高い位置」に収納し、ベッドの下や部屋の隅は避けた方が無難なのだとか。
靴箱に保管する場合は、100均でも売っている「ネット」を棚板に敷くだけで湿気を防ぐことができ、カビも防止できるためおすすめです。
しまう前には軽くブラッシングを施し、ホコリや汚れなどを除去しておきましょう。
靴の中には炭を入れたり、消臭スプレーを振りかけたりして除菌を行い、スエード素材のメンズブーツの場合は型崩れしないよう「シューズキーパー」で補正すればバッチリ。
手入れにも保管方法にもこだわることで、何年経っても大事に使える一足になるのですね。
靴の収納は「湿気対策」が命!室内なら高い場所に保管し、定期的に陰干しを
ベッドの下に収納している人もいますが、
低い位置は湿気がたまりやすいです。
押し入れやクローゼットでも、
下の方には収納せず、できるだけ高い場所に収納しましょう。
また本棚の上など、
高い位置にデッドスペースがあれば、
そこを有効活用しても良いです。
また2、3ケ月に1回、
陰干しするとさらにカビの発生を防ぐことができます。
靴箱に収納するなら、棚板に「ネット」を敷くだけでカビ対策に!
下駄箱に靴を直接入れる場合は、ネット(100円ショップなどで 売っているものでOK)を棚板の上に敷きます。
①靴裏が直接棚板に接触しないので棚板が汚れない
②靴が浮いたような状態で保管できるので空気が循環してカビ対策になる。
(意外に靴の革底はカビが生えやすい場所です)
③奥行きのあるゲタ箱などはネットを引っ張り出せば靴の出し入れが容易になる。
などネット一枚敷くだけのことでとても機能的かつ効果的です。
しまう前には軽くブラッシングし、ホコリや汚れを落としておこう!
何度かでも履いてお出かけになったなら・・
見た目にはきれいでもお手入れをしてあげてくださいね。
排気ガス、土ぼこり、雨など実はいろいろな物質が付着しています。
ただ、羊革(ラム・シープ)など柔らかい革の場合には
毛のしなやかなブラシでないとキズがついてしまいますね。
炭やスプレーで除菌し、メンズブーツの場合はシューズキーパーを入れて保管!
下駄箱押入れや冷蔵庫の臭いや湿気取りにも使われる「炭」。
これがとってもいいんです♪
やり方はとっても簡単!
棒状の炭を用意しいらなくなった靴下や
布製のポーチ等に入れたものをブーツにinするだけ。
陽にあてて干せば何度も使えますので便利です。
忘れちゃいけないのはブーツの中。
汗で繁殖した雑菌がいっぱいですのでブーツ用の除菌スプレーで
筒の中にひと吹きしておきましょう。
湿気や汚れを落としブーツの中まできれいにしたら
型崩れしないようにシューズキーパーを入れ
湿気の少ない風通しの良い場所に保管し次回の出番を待ちます。
万能&デザイン性高し!スエード靴を大切に手入れし、特別な一足にしよう
スエード靴はデザインやコーデによっては年中、通勤にも使える万能アイテムなのですね。
一足あれば非常に便利な靴だからこそ、お手入れ方法や保管方法にもこだわって、何年も美しいままで使える一足にしてあげたいものです。
この秋冬はぜひ新しいスエード靴を一足購入し、ビジネススタイルにも休日スタイルにも活用してみてはいかがでしょうか?