美侍

空腹になりすぎ?ダイエットをすると口臭がきつくなる原因と注意点

男女を問わず、ダイエットをすると口臭がきつくなるといわれています。どうしてダイエットをすると、口臭がきつくなってしまうのでしょうか?その原因と、ダイエット中の口臭を防ぐコツについて紹介します。

空腹と口臭

人は空腹感が強くなると、口臭が強くなるのはご存知ですか?
たとえば朝起きたときに口臭が強く感じるのは、実は空腹による唾液の減少も、原因の一つなのです。
唾液には実は、悪臭の原因ともなる口内の雑菌を退治する役割もあります。
ダイエットによる無理な食事制限は、唾液の分泌量を低下させて、口の雑菌を退治しきれずに、自然と口臭が強くなってしまうのです。

基礎代謝と口臭

食事制限のみでダイエットを行うと、まず摂取カロリーが減ります。すると人間の体は少ないカロリーでやりくりしなければならないと感じて基礎代謝を低下させます。
基礎代謝が低下すると血液中の酸素が減少して酸欠状態になります。

出典:http://good-breath.com/scene/diet/

ダイエット口臭の原因はもう一つ、基礎代謝の低下によるものです。
そして基礎代謝の低下による口臭は、空腹による口臭よりも問題があります。

ケトン体の発生

食事制限のみでダイエットをしようとすると、体は基礎代謝を低下させようとします。
こうなると血行不良にもつながり、血液中には、「ケトン体」という物質が増えるようになります。
このケトン体は普通の口臭とは異なり、甘酸っぱいような匂いがあります。
ケトン体が増え続けて肺にくると呼吸のときも吐き出されるようになり、いつもよりも口臭が強まります。

ケトン体による口臭は独特の異臭があるため、空腹や唾液分泌低下による口臭よりもきつく感じることがあります。
またこのような独特の匂いは、「ダイエット臭」と呼ばれることもあります。
さらに、肺や血液など体内の物質が原因なため、マウスウォッシュや歯磨きでは簡単に抑えることができません。

口臭を防ぐダイエット

では、ダイエットをすることで口臭がするのが嫌なら、ダイエットをしてはいけないのでしょか?
決してそうではありません。
口臭が出ないような、正しいダイエットをすることが、大切です。

①代謝を低下させない

代謝を低下させずに、ダイエットを進めるためには、食事制限だけに頼らず運動を取り込むことが大切。
といってもジムやスポーツなどで激しい運動やトレーニングをするわけでもなく、ウォーキングや軽い水泳など有酸素運動を取り込めばOKです。

まず大切なことは、体の代謝をアップさせることです。ダイエットによる口臭を出さずにダイエットを成功させるためには、常に体の代謝を高く維持しておかねばなりません。

そのために最も効果的なものが「有酸素運動」です。20分以上の持続的運動が理想ですが、最近は「こまめに動く」だけでも効果があることが分かってきました。体をいつもきびきびと動かしているだけも代謝は高まるのです。

出典:http://www.gomiclinic.com/oldlog2/lg0318.html

②代謝を高める食品を摂る

ダイエット中は、極端に食事量を減らしたり絶食するのではなく、カロリー控えめな食事にしつつ、夜食や間食を控えるなど無理のない範囲で制限をしましょう。
また、基礎代謝低下を防ぐために、以下のような食品を取り入れましょう。
いずれも太りにくい食べ物であり、ダイエットをサポートしてくれるのでおすすめです。

・お酢
・梅干
・かんきつ類(グレープフルーツやみかんなど)
・昆布・わかめなどの海藻
・ショウガ

正しいダイエットで口臭を防ごう

食事制限だけの無理なダイエットでは、基礎代謝を低下させ口臭・ダイエット臭の原因となることが分かりましたね。
基礎代謝の低下は、体調不良やダイエット自体の失敗も招きますので、体に良くありません。

運動と上手く組み合わせて、正しいダイエット法を実践してくださいね。