美侍

大自然と都会の良さが共存!宮城県での一人暮らしを楽しむ方法とは

宮城県に対するイメージとして、皆さんはどのようなものを思いうかべるでしょうか? 仙台があるから都会だと考える人もいるでしょうし、松島を代表とした自然豊かな観光地というイメージが先行する人も間違いではありません。都会の住みやすさと自然あふれる田舎らしさが共存した宮城県で、一人暮らしをする際の注意点を見ていきましょう。

東北の中でもかなり過ごしやすい宮城県

山側の冬は厳しい、太平洋側は過ごしやすい

宮城県で一人暮らしをする方の中で、まだ住む地域を決めていないという人がいらっしゃったら、太平洋側をおすすめします。
なぜかというと、宮城県の中でも太平洋側の地域は比較的夏の気温が低く、冬の降雪量も他の東北地方に比べたら少ないからです。

気候は、夏は酷暑が少なく冬の降雪量は東北の中では少ないので比較的過ごしやすい。
特に仙台などの沿岸部は緯度の割には温暖である。
気候区分は北部が太平洋側気候三陸型気候、南部が同関東型気候に属する。
気候の特徴は東部が海洋性気候、西部が内陸性気候の特徴をしめす。
ただし、西部の豪雪地帯(大崎市旧鳴子町は特別豪雪地帯)は日本海側気候に属する。

出典:http://www.suginami-s.net/travelrep/world_japan/miyagi.html

反対に、禿岳や翁峠といった山々に近い地域はスキーを楽しめるほど降雪量が多くなっています。
こうした地域に住む人は11月を過ぎたあたりから冬タイヤを準備し、雪かきのためのグッズを購入しておくことになります。
山間部の地域は太平洋側よりもさらに夏は涼しくなっていますから、暑さが苦手、もしくはウィンタースポーツが趣味という人はこちらに住むのもアリでしょう。

宮城県の気候は、典型的な太平洋側の特性を示すが、その中でも平野が広がる東部と、山地が多い西部に大別される。仙台平野から北上高地の南端にかけての東部は、太平洋に面しているため、海風が入りやすく、夏の暑さはあまり厳しくない。東北地方の中では冬もわりあい暖かく、一年を通じて比較的穏やかな気候である。奥羽山脈の裾野にあたる西部は、夏は厳しい暑さはないが、冬は奥羽山脈をこえる季節風の影響を受け、県内では比較的降雪の多い地域である。

出典:http://www.jma-net.go.jp/sendai/wadai/kikouhenka/column_miyagi.html

春や秋が短い

宮城県全体の気候の傾向として、春や秋が短いという特徴があります。
3月下旬でも肌寒く、桜が咲き始める4月中旬から少しずつ気温が上昇していきます。
暖かい地域に住んでいた人にとっては、春の訪れが随分遅く感じられることでしょう。
秋についても同様で、9月の頭にはまだ残暑が残っていることがしばしばです。
宮城県で春や秋の魅力を感じたいという人は、短い期間の中で計画的に行動する必要があります。

宮城県の春の到来は遅く、ゴールデンウィークあたりでもまだ肌寒く感じます。 東北地方南部の梅雨入りは例年6月初旬から中旬にかけてで、梅雨明けは7月中旬から下旬にかけてです。 梅雨明けの7月くらいから宮城県では暑くなってきます。 9月中旬を過ぎると秋が到来し、10月の終わりくらいまで過ごしやすい日々となります。

出典:http://www.kaiteki-travel.com/dress_miyagi.php

梅雨の時期は湿気に注意

宮城県の気候における注意点として最後にご紹介したいのが梅雨の湿気です。
6月下旬から8月にかけて、湿度が80%を超える日も珍しくありません。
洗濯物が多くなる時期にこの湿度に到達するため、頻繁に洗濯をするという人は乾燥機付きの洗濯機を購入しておくと良いでしょう。
宮城県の気候や住む地域の特性を知っておくことが、一人暮らしを充実させるための第一歩といえます。

続いて、梅雨。宮城の梅雨は、とにかく湿気が多いのが特徴です。仙台の7月の平均湿度は83%で、全国47都道府県の代表観測点のうち、茨城県の水戸と並んで最も高い数字です。やはり東側に山がないため、海から湿った空気が入りやすいうえ、気温もあまり高くないので、洗濯物が外ではなかなか乾きません。

出典:http://www.1260.jp/bl/tbc-weather/2014/04/13/%E5%AE%AE%E5%9F%8E%E3%81%AF%E3%80%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%B8%80%E9%81%8E%E3%81%94%E3%81%97%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%84%E7%9C%8C%E3%80%8D%EF%BC%9F/

仙台弁を中心とした方言が現代にも残っている

仙台という大都市があるおかげで、宮城県全体に都会というイメージを抱いている人はいませんか?
都会といっても、仙台やその周辺の都市を中心に昔ながらの方言は現代でも使われています。
また、宮城県は東京や福島、青森といった地域から働きに来る人も多く、様々な地方の言葉が仙台弁や気仙沼弁に混ざり、進化を続けているのです。

宮城県の主な方言は「仙台弁」です。しかし地域によって福島弁や江戸言葉などに共通する特徴を持つものも多いので、仙台弁といっても複数の方言を指すことになります。しかし一般的には、特徴がある方言にはそれぞれの地域名をつけて、「石巻弁」や、「気仙沼弁」などと言われ、仙台市で使われている仙台弁とは区別されることが多いです。

出典:http://ken-min.jp/pref/4/8

宮城の方言の特徴としては、濁音の前に「ん」を入れることが多いという点です。
せっかく方言のある土地へやってきたのですから、その土地の言葉を勉強し、地元の人と話してみましょう。
方言はコミュニケーションのツールとしても役立ちますから、仕事や人間関係を円滑に進めてくれるはずです。

「ひんざ(膝)」「はんだ(肌)」のように、ザ行とダ行の前に「ん」の鼻音が入るところも特徴的です。
高度経済成長時代に東日本からの人口の流入があった影響で、仙台都市圏では共通語・標準語が浸透しています。その為仙台都市圏に訪れる場合は、方言の心配はほとんどありません。仙台市から離れるほどに仙台弁が残っており、仙台を挟んで北側は主に仙台弁と言われる訛り、南側は仙台弁とは全く別物の訛りが残っていると言われています。

出典:http://ken-min.jp/pref/4/8

以下のリンクでは、代表的な宮城の方言を一覧で見ることが出来ます。
疲れた状態を表す「がおる」や鳥肌を意味する「ささらいぼ」など、あまり耳慣れない言葉もたくさん存在します。
地元出身の同僚や友人の使っている方言について学び、自分からも使ってみてください。
その地域の方言を覚えようとしている皆さんの姿を見ると、先輩や同僚も親近感を覚えてくれることでしょう。

宮城県の方言を一覧表形式で見られるサイト。

宮城県の方言の特徴や例文が掲載されているサイト。

地産地消を掲げており、食べ物が美味しい

宮城県での一人暮らしをより充実させてくれるものが、地元の特産品です。
宮城県は、県を挙げて地産地消に取り組んでおり、地元の人たちに愛されるような食物の製造を目指しています。

食育・地産地消推進事業  みやぎ食と農の県民条例基本計画や宮城県食育推進プランを踏まえ,県内で生産される農林水産物やその加工品への一層の理解向上やその消費・活用の促進を図るなど,生産者と消費者を信頼関係で結びつける地産地消を推進します。

出典:http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/syokushin/shoku-iku-chisan.html

消費者だけではなく生産者の目線に立った農業や漁業の支援が実を結び、全国を代表するような特産品がいくつも誕生したのです。

宮城県は、豊かな自然に囲まれ、海・山・大地の育む多彩で豊富な食材に恵まれています。この利点を活かして、宮城県では「食」にかかわる産業を充実させるための食関連情報ネットワークの整備や食材アピールのためのイベント開催、安全・安心な食料供給の推進などの民官一体となった様々な取組みを始めました。そして、全国の皆さんから「食」といえば「みやぎ」というイメージを抱いてもらえるような『食材王国みやぎ』の確立を目指しています。

出典:http://www.foodkingdom-miyagi.jp/about/index.html

せっかく宮城県に来たのですから、こうした食品を積極的に食べましょう。
特におすすめしたい2つの特産品を以下でご紹介します。

気仙沼 カツオ

1つ目は、気仙沼産のカツオです。
気仙沼は江戸時代末期から日本有数の漁港として栄えてきました。
先の震災で大きな打撃を受けましたが、気仙沼のブランド力と地元住民の努力によって復興を遂げているのです。
マグロやサンマも有名ですが、特にカツオの水揚げ量は全国でもトップクラスです。
地元の人からも愛されており、地元のスーパーなどで買えるのはもちろんのこと、カツオを使ったメニューを提供している飲食店もたくさんあります。
宮城で一人暮らしをするなら、カツオをぜひ召し上がってください。

生鮮ガツオ水揚げ日本一を誇る気仙沼。
4月から8月にかけて黒潮にのって、九州から三陸沖まで北上するカツオを「初ガツオ」と呼び、気仙沼では5月中旬頃から魚市場に水揚げされます。“目に青葉 山ホトトギス 初ガツオ”と詠われるように、カツオは季節を運んでくる魚として昔から人気で、秋に南下する戻りガツオと比べると、あっさりとした味わいです。
そして、9月頃から南下する脂ののったカツオを「戻りガツオ」といい、マグロのトロのような美味しさで、気仙沼ブランドとして人気があります。

出典:http://www.city.kesennuma.lg.jp/www/contents/1245135485519/

角田市 枝豆

続いてご紹介するのは、角田市で栽培されている枝豆です。
仙台の特産として有名なずんだ餅をテーマにした「角田ずんだまつり」が開催されるほど、宮城県では枝豆が当たり前のように食べられているのです。
角田市の特産である秘伝豆という枝豆は、粒の大きさや食感が別格です。
晩酌のお供にもピッタリなので、ぜひ宮城県の枝豆を食べてみましょう。

「味よし!香りよし!」大粒で食べごたえがある三拍子そろった抜群の美味しさが自慢!枝豆としてはもちろん、またずんだも最高。餅、スイーツでもお楽しみください。

出典:http://pr.gnavi.co.jp/furusato/pref.php?pref=4

せっかく宮城で暮らすのだから、自然を堪能するべし

宮城県で一人暮らしをするのにも関わらず、仙台などの都市部だけで満足するのは非常に勿体ないことです。
都市部は確かに住みやすいですが、宮城県は都会から車を数時間走らせただけで豊かな自然を堪能出来る観光スポットに到着します。
仕事の疲れをリフレッシュさせる意味でも、定期的にこうした名所を訪れておきましょう。

松島

宮城県の自然を楽しむスポットの筆頭としてご紹介するのが松島です。
200以上の島々が松島湾に浮かぶ様子は非常に幻想的です。
四大観と呼ばれる絶景スポットや松島海岸の岬にある双観山など、一日中巡っても飽きることのない素晴らしい景色は、何度も訪れたくなることでしょう。

日本三景の1つとして名高い、松島。沢山ポッカリと浮いた形になっているこの不思議な島々が特徴ですが、何故形成されたかと言いますと、元々は松島丘陵の南東端だったものが、多くの丘を形成しながら海に陥没していったものなのです。そして波によって浸食されて、あの不思議な形が形成されたのです。

出典:http://www.uraken.net/rail/travel-urabe69.html

潟沼

続いては、大崎市鳴子温泉にある潟沼というカルデラ湖です。
画像を見てもお分かりいただけるように、エメラルドに輝く湖が山々に囲まれています。
温泉が近くに沸いており、その影響から水質は酸性を示します。
生い茂る木々と湖面の緑がグラデーションになっており、眺めていたら時間が経つことを忘れてしまうほどの美しさです。
近くに温泉街もありますから、休日に疲れを癒したいときにはピッタリな景勝地といえます。

鳴子の温泉街から南東へ約1.2km、胡桃ヶ岳の南側の斜面にあります。潟沼は旧噴火口にできた沼(カルデラ湖)で、続日本記によれば仁明天皇の時代、承和4年(837)の4月に、この地の火山活動の記載があり、それから推測し1100年前に出現したと考えられています。日本有数の酸性の沼で魚は生息していません、沼に手をひたすとピリピリと酸性独自の感触があります。沼の周囲には遊歩道が設けられており約40分ほどで一周することができます。木々のトンネルやエメラルド色の沼の水面、そして硫黄を含んだ湯気が噴出すのを見ることができ、散策に適しています。

出典:http://miyagitabi.com/oosaki/katanuma/

御釜

最後にご紹介したいのが、蔵王山にひっそりと佇む御釜という火口湖です。
こちらは、一見するとエメラルドグリーンの水ですが、日の当たり方や時間帯によって見え方が変わってくるのが特徴です。
火口湖という名の通り、周囲には木や草が生えていません。
山中にあるからこそ、御釜の厳かな美しさは引き立つのです。
蔵王山は紅葉が美しい観光スポットでもあるので、宮城で一人暮らしをしているうちに一度はその美しさを堪能してみましょう。

湖水の色はエメラルドグリーンに見えますが、太陽の光の当たり方でコバルトブルーなど様々な色に見えるそうです。ガイドは数回出かけていますが、だいたいはエメラルドグリーンから濃い緑色のことが多いですね。その美しさは息をのむほどで何度でも訪れたくなるほどです。

出典:http://allabout.co.jp/gm/gc/19214/2/

住みよい宮城県で楽しく過ごそう

宮城県の気候の特色や、行っておきたい名所、美味しい特産品等についてご理解いただけたでしょうか?
宮城県は、住めば都という言葉をすぐに実感出来る魅力的な街です。
宮城県の魅力を事前に調べておき、一人暮らしを快適なものにしていきましょう。