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【大阪王将VS餃子の王将】どっちが好き?両社を徹底比較

大阪王将と餃子の王将。名前がそっくりな2つの中華料理チェーンですが、何がどう違うのでしょうか?ここでは両社の歴史、関係性、メニューや味など、違いを徹底比較しています。あなたはどちらがお好み!?

元々は同じチェーン店

今でこそ競合関係にある大阪王将と餃子の王将ですが、ルーツは同じ。
京都に本拠を置く「王将」という一つのチェーンでしたが、そこから創業者の親族の人が独立し、大阪で別のチェーン展開を始めました。
それが現在の「大阪王将」です。

つまり、飲食店にありがちなのれん分け。
今では大阪王将の経営を「イートアンド株式会社」が、餃子の王将を「株式会社王将フードサービス」が行っています。

のれん問題

袂を分かつことになった両社ですが、同じ中華料理チェーンで名前もそっくり。
関係は円満とは言えず、むしろ互いに敵対視しているようです。

そんな両社の間に勃発した有名な事件として、通称「のれん問題」と呼ばれることがありました。

餃子の王将から分かれて好調に業績を伸ばしていた大阪王将。
さらなる展開を目指し、ついに餃子の王将の管轄であった「京都」の地に攻め込みました。

当時、大阪王将は「王将」とだけ名乗っており、実際に誤解する人も多かったのでしょう。
餃子の王将は黙っておらず、大阪王将に「王将」の名前を使わないように要求。

結局、折り合いがつかず、裁判にまで発展しました。

訴訟は「餃子の王将」「大阪王将」とそれぞれ区別することで和解。
裁判は無事解決したものの、今でも両社が互いを強く意識していることは間違いありません。

メニューの違い

客側としては、メニュー内容や価格の違いが気になるところ。
メニュー価格は、地域によって異なっているため、今回は両社とも関西圏に絞って比較してみました。
※いずれも税抜価格。記事公開時の情報です。
 同じ関西圏でも店舗によって価格が異なることがあります。ご了承ください。

餃子

餃子の王将:餃子 220円
大阪王将: 元祖焼餃子 223円

天津飯

餃子の王将:天津飯 440円
大阪王将: ふわとろ天津飯 399円

焼き飯

餃子の王将:焼めし 400円
大阪王将: 五目炒飯 491円

焼きそば

餃子の王将:焼そば 400円
大阪王将: もちもち太麺の炒め焼きそば 612円

エビチリ

餃子の王将:エビのチリソース 600円
大阪王将: ぷりぷり海老のチリソース 667円

グランドメニューのみ比較してみましたが、どちらもお手頃価格でどっちもどっちといったところ。

ただ、メニュー内容の豊富さを調べてみると、大阪王将のほうが一枚上手のようです。
餃子メニューの種類が多かったり、焼き飯や焼きそばも色々と選べるようになっているように思えます。

ところで…メニュー内容や価格とは別に気になったのがメニュー名。
偶然かもしれませんが、同じ料理でも両社で名前がかぶらないよう漢字に置き換えたり、別の表記に変えて設定されているように感じます。

同じメニュー名を使いたくないのかも…と、関係が関係なだけに色々と勘ぐってしまいますね。

味について

飲食店にとって、何より大切なのは味。
これは店舗によって左右されますし、個人の好みによっても違ってくるので一概には言い切れません。
両社を支持する人達の声を集めてみました。

「大阪王将」派の方の声

「餃子の王将」派の方の声

食べ比べをしている人も多い様子。
特に餃子に関しては両社ともに譲れないメニューだと思いますが、意見が分かれるようですね。

どちらがお好き?

大阪王将と餃子の王将について紹介してきましたが、いかがでしたか?

今のところ元祖である餃子の王将のほうが知名度は高いようですが、大阪王将も負けておらず、関東圏で勢力を伸ばしているようです。

どちらも早い・安い・ウマイの三拍子が揃っている中華料理店なので、支持者が同程度いる模様。
個人的には餃子の王将派ですが、美味しいと噂の大阪王将の冷凍餃子も気になるところです。

大阪王将と餃子の王将。
さて、あなたはどちらがお好きですか?