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備えあれば憂いなし!サイズ別・バイクの車検費用相場まとめ
バイクも重量によっては車と同じように「車検」があります。ガソリンや税金などの維持費は考えていても、購入時には意外と車検費用のことは忘れていたりしますよね。今回は「そういえばそろそろ車検だった!今の貯金で足りるかな……?」と不安に思っているあなたのために、今回はサイズ(排気量)別に、バイクの車検費用相場についてまとめてみました!これを読んで余裕を持って準備しておけば、いざという時も慌てずに済みますよ。
【250㏄以下のバイク】→0円(車検不要)!
まず、原動機付自転車をはじめとした250㏄以下のバイクに関しては、法律で車検が義務付けられていません。
つまり、決まった時期に法律で定められた車検を通過する必要はない、ということですね。
そのため、250㏄以下のバイクはそれ以上の重量を持つバイクに比べて、維持費が格段に安いと言われています。
ただし、車検が不必要だからといって、故障するまで乗り続けても良い、というわけではありません。
整備不良が警察に見つかれば減点の対象になりますから、必ず定期的に点検を行うようにしましょう。
250㏄以下のバイクは、車検が義務ではない!
車検とは:公道を走る上で、車(バイク)に不具合が有ると危ないから安全なのを証明する為にする点検の事
・車検代には重量税・自賠責保険分は加味していません。
・車検は「ディーラー車検」を想定してます。
※250cc以下のバイクに車検はありません。
道路運送車両法での呼び名:原動機付自転車
排 気 量: 125cc以下 ※注1
車検(継続車検)の必要: ×(不要)
道路運送車両法での呼び名:軽二輪自動車
排 気 量: 126~250cc※注1
車検(継続車検)の必要: ×(不要)
道路運送車両法での呼び名:小型二輪自動車
排 気 量: 251cc以上
車検(継続車検)の必要: ○(必要)
※ 注1
「道路交通法」では、50cc以下のバイクを『原動機付自転車』と呼びますが、「道路運送車両法」では、51~125cc以下のバイクを『原動機付自転車』と呼びますので注意して下さい。なお、「道路運送車両法」での正式な呼び方は、50cc未満のバイク(二輪)を『第一種原動機付自転車』、51~125cc以下のバイク(二輪)を『第二種原動機付自転車』と呼びます
※ 注2
市販のバイクの250ccと表示されているのは、正確には249cc以下で造られていますので、市販の250ccのバイクは軽二輪自動車になります。
ただし「定期点検」は各自行おう!
点検代金ですが店によってまちまちです。
1万~2万くらいが相場に思えます。
※別途部品代金などもかかります。
あと店によって内容も全然違うのでしっかりした店選びも大切です。
【251㏄以上のバイク】→2万円~7万円程度!
さて、気になる251㏄以上のバイクについてですが、これは陸運局で「ユーザー車検」(使用者が自ら陸運局に車両を持ち込んで継続検査を受けること)を利用する場合と、バイク屋さんを利用する場合とで費用がかなり異なります。
ユーザー車検なら最低限の出費で済みますから、自賠責保険と重量税、印紙代などを含めて費用は大体2万円前後です。
ですが、バイク屋さんの場合はそれに人件費や諸費用などが含まれるため、相場はやや高めで、3万円~7万円程度になるとのこと。
ただし、ユーザー車検の場合は「車検に通る程度の整備を自力で行えること」が条件となりますし、安全に走れるようしっかりとメンテナンスしてもらえますから、初心者の方はバイク屋さんに任せるのが安心と言えます。
陸運局での車検なら、最低2万円を切る!
・自賠責保険(24ヶ月) 13,640円
・重量税(満13年以内) 3,800円
・検査印紙 1,700円
・用紙代 50円
合計 19,190円
※自賠責保険代、重量税は年度によっても微妙に変動することがあります。
※検査印紙代や用紙代もお住まいのエリア(バイクの登録エリア)によって異なる場合もあります。
これはあくまでも、一番安い車検代の目安です。車検が切れているバイクや一時抹消のバイクを車検に通す場合は自賠責保険を25ヶ月で加入する必要があります(14,010円)。
また重量税は満13年超えから割増料率が適用されます(13年超え4,400円、18年超え5,000円)。用紙代は管轄の陸運局などによって変わってきますが、差額があっても数十円単位です。
400ccバイクのユーザー車検費用総計は20400円くらい!
自分で用意するものもある!バイク車検に必要な書類って?
バイクショップに依頼する場合、車検を受けるためには車検証をはじめとした3種類の書類や証明書が必要になります。
しかし、これがユーザー車検になると7種類に増えますから、漏れがあったらどうしよう……と不安になってしまいますよね。
ネット予約や認印を含め、しっかりと確認してから出かけましょう。
ただし、中には検査場で購入及び記入ができるものもありますから、全て自分で用意して行かなくても大丈夫。
また、車検の合否についてですが、万が一不合格になった場合でも2回までは無料で再検査が可能なので、落ち込みすぎないようにしてくださいね。
バイクショップでの車検→3種類の書類&証明などが必要!
⒈車検証
⒉自動車損害賠償責任保険証明書
⒊自動車税納税証明書(継続検査用) *特定の条件で省略可能
ユーザー車検→7種類の書類&証明などが必要!
⒈車検証
⒉自動車損害賠償責任保険証明書 *新旧2枚が必要
⒊自動車税納税証明書(継続検査用) *特定の条件で省略可能
⒋自動車検査票
⒌自動車重量税納付書
⒍継続検査申請書
⒎定期点検整備記録簿
自分で準備するもの
1・認印(100円ショップの印鑑でOK)
2・車検証
3・軽自動車税納税通知書(無ければ名義人の区役所で再発行)
4・新たに加入した自賠責保険の証明証
※定期点検記録簿は必要有りませんが定期点検を行ってる人は持参したほうが良いのかも知れません。
ユーザー車検で、事前のネット予約が必要な場合も!要確認!
ネット予約が必須なのか、電話予約でも大丈夫なのか。
予約のしかたについては、統括の陸運局で確認しておきましょう。
各陸運局のHPでわかる場合もあります。
インターネットでユーザー車検の予約をしてから上記の4点を持参すればユーザー車検を受けることが可能です
他の書類はすべて車検場で購入し作成することになります。
すべての書類を作成したら予約窓口で予約をした際に発行された予約番号を伝えるとすぐに車検を受けるレーンに並ぶことになります。
不合格でも慌てないで!2回までは再検査できる
ユーザー車検の検査ラインでは、一度にすべての検査に合格すればよいですが、操作の仕方がまずかったり、車自体に不具合箇所があったりして「不適合」になる場合があります。
不適合箇所があったとしても、検査当日であれば2回まで無料で再検査を受けることができます。特に申請は必要ありません!
しかし検査当日の再検査で、3回目以降は追加で再度検査手数料(小型車で1700円、普通車で1800円)を支払う必要があります。
憂鬱なのは皆同じ!忘れずに車検を受けよう
バイクの車検はある程度費用がかかりますし、カスタムしすぎている場合は不合格になることもありますから、憂鬱になる人も多いよう。
しかし、これさえ乗り切れば安全で快適なバイクライフが待っていますから、しっかりと車検を受けましょう。
中には「車検が必要なバイクを2台も持つのは経済的じゃないって分かってるけど……」と悩む声もありましたが、好きだという気持ちには代えられないのですね。
バイクの車検落ちたし(。-_-。)
— たくま@SXE10 (@nt_altezza) 2016年5月11日
マフラー変えて後ろタイヤも
変えなあかんやん。。
萎え萎え。また金かかる...
じゃぬさんの自動車税発言で思い出したけどバイク車検もうすぐじゃん・・・金ががが・・・
— みこと (@makiIvory) 2016年5月10日
車検ありのバイク二台持ちは我ながら頭悪いな〜と思ってる。
— 被検体 (@sho10RR) 2016年5月10日
けどなー…。
けどなーなんだよ…。
車検の時期が近付いたら、バッチリ準備して検査に備えよう!
いかがでしょうか?バイクの車検は意外と費用や手間がかかりますが、正しく安全に乗るには不可欠なものです。
書類や証明書はもちろん、お金も余裕を持って用意しておき、万が一不調が見られた時のために備えましょう。
250㏄以下のバイクをお持ちの方でも、日々の動作確認や定期点検を欠かさず、快適なツーリングを楽しんでくださいね。