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社会人の身だしなみチェック!ヒゲや髪型、アクセ…自由度はどこまで?
社会人のみなさん!春の新人研修もはるか昔のように思えるこの頃。実業務でもどんどん仕事を任せてもらえるようになっている頃合いですよね?ここから先もあらためてバリバリ仕事をしていくためにも、ビジネスシーンで大事な第一印象を左右する身だしなみについて考えたいところですね。 …で、正直なところ、気になるのは「どこまで自由にしていいの?」ってとこだと思います。ヒゲはOK?長髪は?小物程度ならアクセサリーもOK?気になる「身だしなみの自由度」についてご紹介します!
〈基本編〉社会人の身だしなみのポイントは?
社会人の身だしなみのポイントは3つ。それは、
1.清潔感
2.相手への敬意=相手へ不快感を与えない
3.仕事のしやすさ、動きやすさ
これがベース。
身だしなみといっても、基本的にこの3つについて守ることができていればOKです。
とくに3つめの「仕事のしやすさ、動きやすさ」については、仕事の種類や状況によっても変わってきますよね。
まずは〈基本編〉社会人の身だしなみチェック!
このポイントを抑えたうえで、基本となる身だしなみチェックをしてみましょう。
●スーツ、シャツなど
□ スーツ、シャツ、ネクタイ、革靴。この4点セットが基本の身だしなみ。
□ スーツやシャツのシワはないか。アイロンがけ、プレスはできているか。
□ シャツのカラーは白、またはネクタイや全体のコーディネートに合わせたカラーを。模様も派手なものは×(おとなしめのストライプや水玉はOK)。
□ クールビズの際は「襟のついたシャツ」が基本。
□ 来客時は上着を着て応対できているか。また、その際にボタンを1つ以上とめているか。
●ネクタイ
□ ネクタイはおとなしめのカラー、模様が無難。
□ ネクタイの長さはベルトのバックルがネクタイの先で隠れるくらい。
●パンツ、靴など足下
□ 裾は長すぎず短すぎず、ちょうどいい長さか(靴の甲にかかるくらい)。
□ 靴下のカラーはシンプルなダークカラー(黒、紺、グレーなど)か。
□ 足下(靴下、靴)や袖口はよく見られています。不潔になっていないか、毎朝チェック!
●顔や髪、爪など
□ 目ヤニにや鼻毛は大丈夫?
□ スーツにフケがつくなどしていないか。
□ 爪が伸びすぎたり、手が汚れていないか。
□ 整髪料や香水の香りは控えめに。汗のニオイも注意。
いかがでしょうか?
これらが守れていればとりあえずはOK!
〈応用編1〉デキる社会人の身だしなみ ヒゲはOK?
身だしなみやマナーを守りつつ、おしゃれもしたい。
先輩の身だしなみなんかをみていると、自分ももうちょっと自由度を高くしてもいいような気がするけど…
でも、どこまでがOK?
どこからアウト?
気になる「ヒゲ」「髪型」「アクセなどの小物使い」の自由度についてみてみましょう。
【これならOK!】社会人のヒゲ
人と会うときにいちばん最初に見られるのも、印象に残るのも「顔」。
顔のなかでもヒゲがあるかないかというのは大きくその人の印象を変えます。
きれいに整えていても、少しのヒゲでも、基本的にヒゲはアウトと考えてください。
無精ヒゲはもってのほかです。
抜け道は、「職種」。
●デザイナー、広告業界、印刷業などクリエイティブ系
●ショップの店員
●IT業界、製造業など営業で外部の人と会う機会が少ない業界
●マスコミ
など
これらの業界では比較的、清潔感が保つことができているならヒゲが生えていてもOKとされるところもあります。
ただし、お客さんに会うときや社内のトーンには気をつけて。
【これはアウト!】社会人のヒゲ
ヒゲは基本的にアウトなのですが、とくに営業の仕事などで無精ヒゲは許されないでしょう。
また、社会人のヒゲって、実は女子ウケも悪いという話もあります。
●遊んでそう
●ナルシストっぽい
●不潔
●協調性がなさそうで、仕事に熱を入れていない感じがする
●もし付き合うことになっても、両親に紹介しにくそう
など、わりと厳しい目で見られているんですね。
おしゃれのためにヒゲを生やしたい!と思っていても、「実はおしゃれに見られていない」というパターンが多いよう。
ならばここは、おとなしく剃るようにしたほうがいいかもしれません。
形や色は関係ありません。まず、ヒゲというのは男らしさを強調させるもの、つまり自分を強く見せる、相手を威嚇するという意味を込めています。
本人にそのつもりがなくても、周囲の人間はあなたという人を外見で判断します。そのときヒゲによってあなたが強そうだ、あなたに威嚇されているようだと思われたら、損になると思いませんか?
ビジネスのシーンは、できるだけお互いに腹を割って公平に話し合いましょう、というのが基本のスタンスです。そのシーンに偉そうに強そうに見せようというヒゲ姿で臨むこと自体が、同じ土俵で話し合おうという精神からはずれていますよね。
ふむふむ。
やはりビジネスシーンでは外見や第一印象で判断されやすいですものね。
また、肌が弱くて毎朝剃ることがむずかしいなどといった場合は、上司に相談してみてください。
清潔感や爽やかなイメージを保つ範囲で工夫しましょう。
また、アクセじゃないけど眉毛も、剃りすぎたり細くなりすぎないように注意です。
〈応用編2〉デキる社会人の身だしなみ 長髪はOK?
【これならOK!】社会人の長髪
こちらもなかなか難しそう。
ヒゲと同じく、抜け道は「職種」です。
以下の職種なら認められているところもあります。
●デザイナー、広告業界などクリエイティブ系
●ショップの店員
●IT業界、製造業など営業で外部の人と会う機会が少ない業界
●マスコミ
など
ほんとうにヒゲの場合と一緒ですね。
長髪の何が悪いってこともないと思うんですが、まだまだ少し上の世代には、男の長髪は認知されていないと思ってよさそう。
観察していれば自分の勤めている会社が長髪OKかどうか雰囲気で感じとれるようになるはずです。
慣れてきたら思いきって上司に相談してみるのもいいでしょう。
もし長髪にするなら、やはりここでも清潔感が決め手。
髪をきれいに結ぶ、前髪が目にかからないようにする、整髪料の香りをぷんぷんさせないようにするなど、長髪で目立つぶん、とくに気をつけましょう。
【これはアウト!】社会人の長髪
これはぜったいアウト!というのが
●茶髪で長髪
●TPOをわきまえない長髪(人と会う場面でも結ばないなど)
●不潔な長髪
長髪も女子に受け入れられるにはけっこうレベルの高い長髪じゃないとむずかしそう。
「似合っていないのなら意味ない」ですよね。
〈応用編3〉デキる社会人の身だしなみ アクセはOK?
【これならOK!】社会人のアクセ使い
けっこう気になるのが、指輪やピアスなどのアクセ使い。
メガネや時計も、どこらへんまで自由度があるのか気になりますよね。
こちらも職種や社風による部分が大きいですが…
●指輪
結婚指輪はOK。
ペアリングも社内にいるときは外している人が多いよう。
●ピアス
NGの場合が多いです。
●時計
高級すぎないものを身に付けましょう。
●メガネ
派手なものは避けたほうが無難です。
【これはアウト!】社会人のアクセ使い
アクセ使いについては、営業系もそうですがとくに機械を扱う職種、食品を扱う職種ではぜったいNGと考えていいでしょう。
最後に
いかがでしたか?
「自由度」についてさぐってみましたが、けっこう「アウト」な場合が多いんですよねえ…。
でも、まずは仕事を覚える時期!そう割り切って目の前の仕事をこなしていくことで、これからどんどんあなたの実力で社内での自由度を高めていくことももちろん可能なはずです。
がんばって!