美侍

メールと同じ感覚、ダメ絶対!年賀状のビジネスマナーとは

新年の挨拶となる年賀状。ビジネスの場では書く場合には、もちろんそれなりの決まった出し方・書き方があります。友達に送るのと同じ感覚で書くのは絶対にダメ!書き方を間違えると新年早々、上司に怒られ、場合によっては信用問題にまでなってしまう場合もありますよ。この記事でビジネスマナーに従った年賀状の書き方を知っておきましょう。

年賀状は人をつなぐツールです!

ビジネスを左右するのは結局「人」ですから、人づきあいの基本となる「挨拶」はとても大切ですし、年賀状によって人間関係が深まり、ビジネスの潤滑油としても大変効果的だからです。

出典:http://www.bizocean.jp/column/nenga/nenga_1/

今ではハガキを使わなくても新年の挨拶はできます。
しかし、どうして今でもハガキを使った挨拶が無くならないのでしょうか。
それは、ビジネスとしての「文書」になっているからです。
形に残る年賀状を送れば、お互いにまだつながりがあることを形として残ることができます。
また、送られたほうもハガキで挨拶されることで、あなた自身をしっかりと社会人として見てくれるでしょう。

ビジネスとして書くときは、しっかりと丁寧に書きましょう。

①郵便番号があっても県庁所在地を書く。
②番地などは漢数字を使いましょう。
③住所は「様」よりも下がらないようにする。
④社名の上に「株式会社」がくるとき、社名より小さくする。
⑤役職は氏名の上に書きましょう。
⑥宛名がハガキの中央です。
⑦文字の大きさは住所(小)→会社名(中)→氏名(大)という順序を意識しましょう。

この7点を、しっかりと押さえながら書くのがコツですよ。

年賀状に使う基本的な挨拶文を知っておこう!

年賀状には、頭語と結語や、時候の挨拶などは必要ありません。
新しい年を祝う言葉を書いて送るのが年賀状の本来の意味です。

出典:http://www.jp-guide.net/businessmanner/letter/nengajo.html

年賀状では一般的に使う挨拶文などは不用です。
また、時候の挨拶もいらないことを知っておきましょう。
ビジネスの立場で挨拶文を書くときは、以下のような言葉を使うことをおすすめします。

謹賀新年

恭賀新年

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

謹んで新春の寿ぎを申し上げます。

明けましておめでとうございます。

「おめでとうございます」が使いにくい時や、 おめでたい言葉が使えない時は?

出典:http://www.jp-guide.net/businessmanner/letter/nengajo.html

出す相手が入院中・被災など不幸があったときは「おめでとう」が使いづらいです。
そのようなときは、以下のような挨拶を使うようにしましょう。

謹んで年始のご挨拶を申し上げます。

謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

謹んで初春のご挨拶を申し上げます。

また、時期をずらして寒中見舞いを出すのもひとつの方法として知っておきましょう。
寒中見舞いを出す時期は、「1月8日より後、かつ立春の前日である節分の日まで」です。

手を加える「心遣い」を見せる!

枚数が多いと大変でしょうが、短くてもいいので手書きでメッセージを添えましょう。

出典:http://allabout.co.jp/gm/gc/297600/

年賀状で最もいいところは、手書きでメッセージを添えられる部分です。
宛名やイラストはパソコンで作っても差し支えないでしょう。
しかし、出す相手の人に対して一言添えるだけで印象は全く違いますよ!

さらに、書き上げた年賀状を、投函前にもう一度チェックするのもお忘れなく!

誤字や脱字、住所や宛名、役職名に間違いはないか、確認しましょう。

出典:http://allabout.co.jp/gm/gc/297600/4/

せっかく気持ちを込めて書いてもミスがあると、それだけで台無しです。
相手にとって、とてつもなく失礼です。
出す前に必ず確認をしてから出しましょう。

新年のスタートを気持ちのいい挨拶で迎えよう!

年賀状は新年一番の挨拶です。
よいスタートは挨拶から始まります。
相手にとって、そして自分にとって気持ちのよいスタートとなるように年賀状を書きましょう。