「リボ払い」ってなに？メリットや注意点などをご紹介！

クレジットカードで買い物をする時や、カードローンを利用する時などに、返済方法の一つとして選べる「リボ払い」。しかし、リボってなに？と首を傾げてしまう人も少なくはないはず。実は仕組みを詳しく知れば、意外と便利な支払い方法なのです！今回は、リボ払いの方法や分割払いとの違いをはじめ、そのメリット、注意点などについてまとめてみました。もっと効率よく買い物を楽しみたい、という方は、ぜひご参考ください。

リボ払いは、キャッシングやローンの返済方法のひとつ！

クレジットカードで買い物をしたり、消費者金融のカードローンを利用したりすれば、必ず借りた分「返済」をしなければなりませんよね。
リボ払いは、そういった時に用いられる返済方法のひとつです。

例えば5万円の支払いを分割払いにした場合、5万円+利息分をきっちり分け、5回払いなら月に1万円+利息を支払わねばなりませんよね。
しかし、リボ払いは支払い回数ではなく、月々の支払額を決め、その分を完済まで支払い続ければ良いのです。
ちなみにリボ払いの「リボ」は「リボルビング（Revolving）」＝「回転する」という意味からきています。
ルパン三世の相棒、次元大介が愛用する回転式弾倉の拳銃を「リボルバー」といいますが、同じ語源に由来するものですね。

リボ払いは最初に「月に5000円支払います」と決めれば、仮に途中で借入金がもう5万円増えても、支払い期間が延びるだけで金額には影響しません。
まとまったお金はなかなか用意できないけど、安定した収入はあるから少しずつなら返済できる……という方におすすめの方法です。
ただし、リボ払いには3つの種類があり、それぞれ微妙に返済額の設定が変わってきますから、注意しましょう。

リボ払いは、毎月定額を完済まで支払い続ける返済方法！

リボルビング払いとは「毎月あらかじめ決められた一定額を返済していく方式」を指します。通常、ローンなどで分割で買い物したときは、 12回払い、24回払いといったように返済回数を指定して、毎月の返済額が決まりますが、リボルビング払いの場合は先に返済額を固定する方式になります。

出典：http://www.fleur-fleur.jp/startup/judge/ribo.html

リボ払いは、支払残高（今後クレジット会社に返済しなければならない金額）に応じて、月々あらかじめ決められた額をクレジット会社に支払う方法です。
これにより、月々の支払いを一定にすることができて、家計が管理しやすい利点があります。
最近、リボ払いの利便性に注目が集まり、その利用が広がっています。

出典：http://www.j-credit.or.jp/customer/basis/revolving.html

リボ払いには3つの種類がある！

リボルビング払いには、大きく分けて「定額方式」・「定率方式」・「残高スライド方式」の3つがあります。
そして、この3つの中にもさらにいろいろな種類があります。

出典：http://cashing-appli.com/cashing_text15.html

返済金額を指定できる！定額返済方式　（「元利定額」と「元金定額」）

元利定額リボルビング方式
　毎月、あらかじめ指定した一定額を支払い、その中から利息を差し引いた金額を元金返済に充てる方式。
　支払額は毎月一定だが一定額の中に利息の支払いが含まれているため、元金が指定した額ずつ返済されるわけではない。

元金定額リボルビング方式
　毎月、あらかじめ指定した一定額に加えて利息を支払う方式。
　指定した一定額はすべて元金の返済に充てられ、それとは別に金利を支払うのが特徴。このため同額に設定した場合、元利定額リボルビング方式と比較して早期に返済が終了する。

出典：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0%E6%89%95%E3%81%84#.E6.AE.8B.E9.AB.98.E3.82.B9.E3.83.A9.E3.82.A4.E3.83.89.E5.AE.9A.E9.A1.8D.E6.96.B9.E5.BC.8F

締日の残高に応じた一定率の額を払う！定率返済方式　（「元利定率」と「元金定率」）

元利定率リボルビング方式
　毎月、〆日における借入残高を確定し、借入残高に利息を加えた額に対して指定した割合（定率）で返済する方式。

元金定率リボルビング方式
　毎月、〆日における借入残高を確定し、借入残高に対して指定した割合（定率）で返済する方式で借入残高に定率を乗じた返済額に加えて利息を支払う方式。

返済残高によって金額が変動する！残高スライド方式

◆残高スライド元金定額リボルビング方式
元金（借入残高によってスライド）＋利息

◆残高スライド元利定率リボルビング方式
元金（借入残高×定率（残高によってスライド））＋利息

◆残金スライド元利定額リボルビング方式
元金と利息（借入残高によってスライド）　多くの消費者金融が採用

出典：https://www.bankrate.jp/loan/return/zanrevo.html

3番目の残高スライドリボ払いは、使った金額（借入残高）が多いときは返済額もたくさんになり、残高が少なくなってくると返済額も少なくなるようにスライドするのが通常のようです。

返済する側からするとわかりやすいですし実際合理的な返済方式ではありますが、スライドの方式の設定によっては、後でご紹介するように「返済し続けても、元金がなかなか少なくならない」という注意ポイントもあるようです。

分割払いとリボ払いはどっちがお得？

ここで気になるのが、分割払いとリボ払いはどちらがお得なのか？ということ。
結論からすれば、こう言ってしまうと身も蓋もありませんが、利用する人のその時の状況によります。

例えば、リボ払いのメリットは「いくら借りても支払い金額が一定」という点と「余裕がある時に繰り上げ返済ができる」という点です。
逆に分割払いのメリットには「今いくら借りているのか分かりやすい」「確実に元金を減らすことができる」というものがあります。

ですから、何を購入したのか、毎月いくら支払いが必要かをハッキリさせておきたい、という方は分割払いがおすすめですし、今は少しずつしかムリだけど、ボーナスが出たら繰り上げ返済したい……という方はリボ払いが良いでしょう。
また、2回払いまでは手数料無料のカード会社が多いそうなので、そういう時は分割の方がお得かもしれませんね。

分割払いは「支払い完了月」が分かりやすい！

分割払いにももちろんメリットはあります。支払回数をあらかじめ決めることになるので、いつまでに支払が完了するかをはっきりさせておくことが出来ます。分割払いで買物をどんどんとしていくと毎月の支払金額は当然どんどんと高くなっていってしまいますが、家計に余裕があったり、家計のやりくりに自信がある人にはいいかもしれません。

出典：http://nice-win.com/creditcard/revolving/merit.html