- 住まい(279)
男はワイングラスの種類を知り、正しく使い分けてワインを味わうべし!
細く繊細な持ち手と透き通った外見で、ワインの魅力をより高めてくれるワイングラス。しかし、実は赤ワイン用、白ワイン用など、ワインの種類によって適したグラスがあるって知っていましたか?実は、グラスを使い分けることによって、その中のワインの風味も変わってくるのです。今回は、ワイングラスの種類やそれぞれの使い方、代表的なブランドには何があるのかなど、気になる疑問を解消します!
グラスを変えると味も変わる!?ワイングラスの極意
ワイングラスといえば、つるんとした球体を思わせるフォルムを、細く繊細な足が支えている印象。
しかし、実はワイングラスには様々な形状があり、それによって香りや風味が格段に変わってくるのです。
いつも同じグラスで飲んでいる……という方は、試しに銘柄に合ったグラスを使ってみると、より一層味わい深くなるかもしれません。
食器棚にずらりと並べるだけでも、その独特の雰囲気と透き通った美しさにうっとりしてしまいますね。
同じワインでも、グラスによって味が違う秘密は「アゴの角度」にあった!
ワインを飲む際、グラスの形によってアゴの角度が変わります。それによって、口の中をワインがどう通り抜けるかも変わります。
グラスひとつ変えるだけで、味わい方も変われば、ワインに対する見方も大きく変化します。そしてそれこそが、ワインが人をトリコにするゆえん。皆さんもぜひグラスに凝って、美味しいワインを大好きな方と楽しんでください!
高級なワイングラスはもちろんその香りや味わいをより深く楽しめるようになっていますが、口当たりは人それぞれ。
同じワインを様々なグラスに入れて、お友達や家族などと味の違いを話し合ってみると面白いかもしれませんね。
ワイングラスの種類は様々!
普段ワインを飲まない人は驚いてしまうくらい、ワイングラスの種類は豊富。
画像を見ると口の広いものから狭いもの、細いものや平たいものなど様々ですが、これは入れるワインの種類によって分けられているのです。
ブルゴーニュとボルドーは、それぞれブルゴーニュワインとボルドーワインに適したグラスで、基本的には赤ワインに向いています。
シャンパングラスは炭酸が入ったものを飲むのに適しているため、スパークリングワインを入れるのもおすすめ。
最近では、どんなワインにも対応できる「万能型」を使うお店も増えているよう。
絶対にこのグラスにはこのワイン!と厳密に決まっているわけではないようなので、自分なりに工夫してみてくださいね。
さっぱり白ワインにおすすめの「キャンティ」
いちばん汎用性があると言われるキャンティは、どちらかというと白ワイン用なんですな。ボルドーより細身に見える。
・軽めの赤ワインかさっぱり白ワインに
こってり白ワインにおすすめの「モンラッシェ」
いちばんずんぐりしている。そしていちばん見る機会が少ないように思う。
・コッテリ系の白ワインに
良いワイングラスの特徴は?
理想的なワイングラスの条件は次の4つ。
1)色がよく観察できる無色透明で脚付きのもの
2)150ml以上入る大きめのもの
3)香りがグラスの中に広がるよう、縁がやや内側にカーブしているもの
4)ガラスの厚みが薄手のもの
なお、冷やして飲む白ワインには、小ぶりなグラスがお勧めです。
1種類だけ買うなら「テイスティング」グラス!
・テイスティンググラス
・少し小振りのボルドータイプグラス
このグラスはテイスティング用に特化されたグラスで、基本的にはISOの規格に則ったものとなっています。
テイスティングに特化したものとなっていますが、もちろん通常の用途でも使用可能で、1脚あたり通常600〜700円前後で販売されていることもあり比較的リーズナブルなものになっています。
ワイングラスが欲しいけど、高くてたくさんは買えない……という方は、テイスティング用のワイングラスがおすすめ。
はじめの1個には最適かもしれませんね。
ワイングラスの持ち方と、お手入れ方法を教えて!
では、ワインをより美味しく飲むための「持ち方」はどのようなものなのでしょうか?
テレビや映画などでは、ワイングラスのボウル部分をしっかり持ち、ユラユラと液体を転がすシーンもありますが、基本的には下の細長い柄の部分を持ちます。
白やスパークリングなど、冷たいワインの場合はなおさらです。
なぜかというと、あまり上部を持ちすぎると体温で中身が温まってしまうから。
ただし、柄の部分が太く重いタイプのグラスの場合は、ボウル部分を持った方が安定するので、注意しましょう。
また、お手入れの際は無理に中まで手を入れず、スポンジを使ってくるくると回すように、優しく洗ってくださいね。
グラスは脚部分(ステム)を丁寧に持つ!
ワインやシャンパンなどグラスに注がれた飲み物を飲む場合は、グラスの脚部分(ステム)を、親指・人差し指・中指の3本の指でしっかり持ちましょう(この時、下の方を持たれるとグラスの安定感がなくなるので、なるべく上側を持つようにすると良いでしょう)。
グラスをテーブルに戻す際は、テーブルにぶつけて音を立てないように注意しましょう。小指をグラスの底にそっと添えて、テーブルとグラスの間のクッションの様な役割にすると静かに丁寧に置く事ができるでしょう。
ステムが重いグラスはボウル部分を持つ!
(1)<クラシカルなデザインのグラスや、カジュアルなグラス> の場合
「ボウル部」をもつのが自然です
使用後は、スポンジと洗剤で優しく洗う!
1. 食器用中性洗剤を少量スポンジにとり、外側から飲み口部分を軽くなでるように2、3度洗います。
2. グラスの中を洗いたいときは、スポンジをグラスの中につめ、上から指で軽く押さえながらスポンジを回転させるように動かします。
色が残った場合はお酢に漬けたり、漂白剤を使ったりして落とす!
長く使っていると、どうしても底のほうに色が残ってしまいます。そんなときは、まずお酢やホワイトワインビネガーを注いでみます。軽い色素汚れならとれることも。
それでもしつこく残ってしまう場合は、ぬるま湯に数滴の漂白剤を入れて時間をおくと汚れが取れます。
代表的なワイングラス・ブランドはなに?
ワイングラスを作っているメーカーはたくさんあるので、どれを買おうか迷ってしまいますよね。
悩むあなたのために、中でもおすすめの代表的なブランドを3つご紹介します。
ワイングラスといえばココ!リーデル
最初にご紹介するのは、250年以上の歴史をもつ、ワイングラスのメーカーとしては最高峰と言われるリーデル。
ワインを最も美味しい状態で飲むため、研究に研究を重ねられたグラスたちは、何とも繊細ながら頼もしい風情です。
基本的には高級な商品が多いですが、中にはペアで数千円程度の比較的リーズナブルなものもあるので、本格派を目指す方はぜひご検討ください。
極上の美しさとセンス!ロブマイヤー
続いては、こちらもリーデルと同じくオーストリアのワイングラスメーカー、ロブマイヤー。
とにかく美しいグラスが欲しい!という方にピッタリのブランドです。
画像のようにイニシャルを刻印してくれるサービスもあるので、贈り物にも最適ですね。
ガラス製品ではおなじみ!バカラ
最後にご紹介するのは、フランスの高級ガラスメーカーとしておなじみのバカラ。
切子を思わせる、重厚ながら品のあるデザインが代表的ですよね。
こちらも基本的にはラグジュアリーなブランドですが、周囲と差を付けたい!せっかくなら上等なものが欲しい!という方にはこの上ない魅力があると言えるでしょう。
素敵なワイングラスで、より一層ワインを味わい深くしよう!
いかがでしょうか?一見同じように思えるワイングラスですが、実は種類によって違った魅力があるのですね。
ワインが好きでいつも買ってしまう、という方は、ぜひ色々な形のワイングラスを揃えて、お酒の香りや風味を更に引き立ててあげてください。
代表的なメーカー品にはラグジュアリーなものが多いですが、実は素材やブランドにこだわらなければ、100均でも“同じように見える”品が購入できるとか。
最初はリーズナブルなものから始めてみて、使ったりお手入れをしたりするのに慣れてから徐々に上質なものを、とシフトしていくのも良いかもしれませんね。
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