美侍

彼女と映画館で!スターウォーズ・エピソード7の魅力とは?

12月18日にいよいよ公開される、スターウォーズ最新作「エピソード7」。最初のエピソード4公開時から実に40年近く続いてきている遠大なシリーズであり、長い年月の中で根強いファンに支えられてきたスターウォーズですから、ずっと楽しみにしている方も多いことでしょう。しかし、中には「彼女に誘われたけど、実は観たことない……」という方もいるのでは?今回はそんなあなたのために、スターウォーズシリーズの魅力と、最新作エピソード7の見どころについてまとめてみました!

いよいよ公開!「スターウォーズ」の新作「エピソード7」がすごい!

2015年12月18日、ついに待望の「スターウォーズ エピソード7 フォースの覚醒」が公開されます。
最も古いものは何と1977年公開と、40年近い歴史を誇るスターウォーズシリーズ。
子どもの頃からずっとファン!という方も多いのではないでしょうか?

今回の「フォースの覚醒」は、「エピソード6 ジェダイの帰還」から30年後の世界が描かれているとのこと。
予告を観るだけで、SFファンにはたまらない近未来的な世界観と、このエピソードだけでは終わらない奥深さが窺えますね。

新たな戦いの幕開け!

舞台は前回のスターウォーズ「ジェダイの帰還」から
30年後の世界になっていて

ルークとダースベイダーの戦いは終わったものの
今度はそのルークの子供たちとダースベイダーの戦いが
新たに始まってしまうみたいなんだ

出典:http://sittaka.blog.so-net.ne.jp/2015-11-12

個性豊かなキャラクターたち!

<<主な登場キャラクター>>
・レイ:砂漠の惑星で暮らす孤独なヒロイン(デイジー・リドリー)
・カイロ・レン:十字型のライトセーバーを操る悪役(アダム・ドライバー)
・フィン:ストームトルーパーの脱走兵(ジョン・ボイエガ)
・BB-8:(予告編や写真で観る限り)レイと行動をともにしている
・ポー・ダメロン:X-ウイングの名パイロット(オスカー・アイザック)
・ハックス将軍:ドーナル・グリーソン
・キャプテン・ファズマ:グウェンドリン・クリスティ
・スノーク:アンディ・サーキス
・?:ルピタ・ニョンゴ
・ルーク・スカイウォーカー:マーク・ハミル
・ハン・ソロ:ハリソン・フォード
・レイア・オーガナ:キャリー・フィッシャー
・チューバッカ:ピーター・メイヒュー
・C-3PO:アンソニー・ダニエルズ
・R2-D2:ケニー・ベイカー

出典:http://www.oricon.co.jp/special/48349/

新作のテーマは「家族」と「女性!」

 今回の作品の中心テーマは、「家族の物語(サーガ)」であり、家族が世代を経るごとに繰り広げられる「愛と喪失」のドラマです。これは「現代の神話」を目指した『スター・ウォーズ』に脈々と続いている大きなテーマであり、新作にもしっかりと受け継がれています。

出典:http://www.oricon.co.jp/special/48349/

 その一方で、過去にはなかった新しいテーマも加わっています。それが「女性」です。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では、3人の力強い女性キャラクターが初登場します。彼女たちは物語が続くにつれてますます活躍の場を広げ、物語のなかで大きな役割を担うことになります。

出典:http://www.oricon.co.jp/special/48349/

主人公「レイ」の出会いがキーワード!

レイはとても自立した一人の女性。
自立しているし、孤独な存在でもあります。
そんな彼女が誰かと出会い、
ストーリーが展開していきます。

出典:http://cocoa08.com/movie/6987/

世界が注目する敵役は、フォースの暗黒面の担い手「カイロ・レン」

赤い十字のライトセーバーを操る、強力なフォースを持つ戦士。ダース・ベイダーを受け継ぐ存在。

出典:http://starwars.disney.co.jp/movie/force/character/character02.html

予告映像には、映画を楽しむヒントが盛りだくさん!

「フォースは私の一族とともに。父がそうであり、私も、妹も。そして、お前にも……」

ライトセーバーが何者かに手渡される。
赤い十字のライトセーバーを持つ謎のキャラクター、カイロ・レン
新デザインのストームトルーパー
ミレニアム・ファルコン号を追う謎のパイロット

ハン・ソロとチューバッカとのツーショットなど・・・

出典:http://cocoa08.com/movie/6987/

『スターウォーズ・エピソード7/フォースの覚醒』 最新予告 2015年12月18日公開

しかし、意外と観たことがない人も多い……

日本中を沸かせている「スターウォーズ」最新作ですが、実は観たことがない……という人も少なくありません。
そもそもSFに興味がない、長編映画を観る暇がない、いつか観ようと思っていたらタイミングを逃したなどなど、理由は様々でしょう。

実際「世間が何でこんなに盛り上がってるのか分からない」という人もいるよう。
きっかけがないと、なかなか手を出しにくいのかもしれませんね。

中には何やらユニークな解釈をしている方もいるよう。
しかし、彼女から「一緒に観に行こう!」と誘われてしまったら、行かないわけにはいきませんよね。

この機会に「観てみようかな……」と考えた方のために、スターウォーズの魅力をお伝えします!

スターウォーズの魅力は、何といっても壮大な世界観!

スターウォーズが人々に愛される理由は、何といっても1作では完結できない壮大な世界観と言えるでしょう。
銀河系を舞台に繰り広げられる物語は、数万年に渡る規模と言われています。
新たなエピソードが語られるたびに「ああ、あれはそういうことだったのか!」と分かることがありますから、歴史の一部を読み解けたようで面白いのですね。

しかも、エピソード1から7まで観れば綺麗に繋がるというわけでもなく、ひとつひとつのストーリーの間にも空白期間がありますから「この間に一体何があったんだろう?」と想像力がくすぐられてしまいます。
また、ストーリーのメインは「ジェダイ(正義)」と「シス(悪)」という異星人同士の対立となっており、超能力を使った派手な戦闘シーンが観られるのも魅力ではないでしょうか。

メインは「ジェダイ」と「シス」の対立!

人類をはじめ多くの異星人種が共存する世界で、銀河共和国の下での平和を数万年に渡り保っていたのは、万物を司る力・フォースを操り、交渉や時にはライトセーバーを振るって争いを解決する者達「ジェダイの騎士」の存在だった。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA#.E3.82.B7.E3.83.AA.E3.83.BC.E3.82.BA.E6.A7.8B.E6.88.90

しかしその共和国にも停滞と腐敗が蔓延し、銀河系の秩序と平和は少しずつ崩れつつあった。そしてその裏で暗躍し、ジェダイへの復讐の機会を狙っていたのが、フォースの暗黒面の力で自らの野望を実現しようとする者達「シスの暗黒卿」であった。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA#.E3.82.B7.E3.83.AA.E3.83.BC.E3.82.BA.E6.A7.8B.E6.88.90

そんな中、銀河辺境の惑星タトゥイーンにおいて、伝説の「フォースにバランスをもたらす者」として一人の少年がジェダイにより見出された。その名はアナキン・スカイウォーカー。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA#.E3.82.B7.E3.83.AA.E3.83.BC.E3.82.BA.E6.A7.8B.E6.88.90

数万年という長きにわたるストーリー!

エピソードとエピソードの間にかなりの時間が経っています。また、映画の時代設定よりも数千年前のストーリーや、映画より後の時代のストーリーもしっかりと設定されています。

出典:http://www.shinyaarikawa.net/entry/2015/07/07/070201

数万年単位で歴史のように時代設定がしてあって、そのなかの数十年をピックがアップして映画にしてるんです。例えば2→3の映画では空白の数年間のストーリーをアニメ化したスピンオフ作品も100話以上に渡って公開されています。

出典:http://www.shinyaarikawa.net/entry/2015/07/07/070201

全ての源「フォース」がカギ!

ちなみにこのフォースというのは世界全体を包み込むように存在していて、あらゆる生命を生んだり、死なせたり、また力の作用を生んだりと、このフォースが全ての源に成っているらしいです。

出典:http://www.shinyaarikawa.net/entry/2015/07/07/070201

正義であったものが闇に堕ちたり、その一方で家族愛や人と人同士の繋がりが描かれたり、物語は壮大でありながらも、人類に共通する永遠のテーマが丁寧に紡がれています。

一から観よう!と思うなら「エピソード1」からがおすすめ

何となく興味が出てきた、という方には、ぜひ「エピソード1」から観賞することをおすすめ致します。
そんなの当然じゃん!と思われるでしょうが、実はスターウォーズシリーズは、発表年で言えば「エピソード4」の方が先なのです。
順番的には「4→5→6→1→2→3」ですね。

なぜこのような順番になるかというと、4~6までと1~3まででそれぞれ大きなストーリーが完結するようになっており、1から3はどちらかといえば「前日譚」的な扱いなのです。
ですから、本来ならば「4→5→6→1→2→3」の順の通りに観た方が一層楽しめるのですが、何しろエピソード4は1970年代の作品なので、現代との映像のギャップに苦しむ人が多いとのこと。

スターウォーズの見かたには「製作順」と「エピソード順」がある!

スターウォーズはでⅠ~ⅢまでとⅣ~Ⅵまでで大きなストーリーがそれぞれ完結する。
なので

◎(4→5→6)→(1→2→3)
◎(1→2→3)→(4→5→6)

まずはこの2つの選択肢に絞られる。

出典:http://luckynow.pics/starwars-order/

製作順だと、映像のギャップが辛いかも……。

問題はエピソード4はやっぱり古いということ。CGの技術がそんなに進歩していない時代のもので、映像も特撮もめちゃくちゃ古い。

出典:http://luckynow.pics/starwars-order/

それもあってか、スターウォーズを初めて見るという人がエピソード4から見ると、開始20分で飽きてしまう事が多い。特にテンションが追いつくまでの序盤はかなりキツいかもしれない。

出典:http://luckynow.pics/starwars-order/

初心者は1~6の順番がおすすめ!

1~3で最新のCG技術を駆使したド派手なシーンを十分に堪能した後、4~6でしっぽりストーリーを追える。もともと興味が薄い人はこの順で見る方が入り込めるかもしれない。

出典:http://luckynow.pics/starwars-order/

「好きなものは最初に食べる」派には特におすすめ!

エピソード1にあるポッド・レースのシーンは、SFに興味がない人でも引き込まれること間違いなしです。好きなもの、食べたいものは食事の最初に食べる!という人におすすめ。

出典:http://news.livedoor.com/article/detail/10808104/

ちなみに、コアなファンのおすすめは製作順に4→5→6→1→2→3を観てから、もう一度4→5→6を繰り返す観賞方法とのこと。
かなり時間はかかってしまいますが、確かに「そういうことだったんだ!」と知ってからもう一度観賞すると、一層楽しめるかもしれませんね。

実はカップルにおすすめ!「愛」がテーマのスターウォーズ

「確かに面白そうだけど、カップルで観るにはもっとロマンチックな映画がいいんじゃない?」という方もいるでしょうが、ご安心ください。
実は、スターウォーズは「愛」をテーマにした映画でもあるのです。
恋人への愛、家族への愛、友人への愛……形は様々ですが、全てのエピソードに「絆」が描かれています。

また、スターウォーズには明確な「正義(ジェダイ)」と「悪(シス)」がありますが、実はジェダイは「1人を愛するより100人を救え」という価値観を持っており、逆にシスは「個人的な欲望を追求する」という価値観を持っています。
つまり、どちらかといえばシスの方が一般的な感覚に近いのです。
正義とは何か?愛は悪なのか?といった根源的な哲学を、スターウォーズは視聴者に投げかけているような気がしますね。

1人を特別に愛する感情は「悪」か?

ジェダイでは「執着を捨てよ。執着は危険だ。暗黒面(ここでいうシス)につながる道だ。愛する1人よりも、100人の人々を守れ」と厳しく感情や執着を排除し、結婚や、家族、恋愛を禁止することでフォースの平静さを保ちます。

つまりジェダイ=正義=理性、無条件の愛

出典:http://www.shinyaarikawa.net/entry/2015/07/07/070201

一方でシスは「愛する人を救いたければ、もっと怒れ、憎め。そうすれば無限の力を得て、永遠の生命を得ることが出来る」と、感情を高めることによってフォースの力を増幅させ、個人的な欲望を達成するために追求します。

つまり、シス=悪=感情、個人的な欲望

出典:http://www.shinyaarikawa.net/entry/2015/07/07/070201

スターウォーズは「人間ドラマ」でもある!

始まりは愛する人を救いたいという極めて純粋な望みだった。自分の周りの状況をコントロールしたいというごくささやかなことだったのだ。母を、妻を失いたくない。本当に大切に思う人を失う苦しみを味わいたくない。そのために悪魔と契約を結ぶ、ファウスト的な物語である。

出典:http://www.shinyaarikawa.net/entry/2015/07/07/070201

これを意識しているのと知らないのではスター・ウォーズ全体の物語観が大きく変わります。どうせ観るなら、これを意識しながら観たほうがただのSFではなく、より人間ドラマとして観ることができます。

出典:http://www.shinyaarikawa.net/entry/2015/07/07/070201

仏教思想にも似た「哲学的」なテーマ!

善悪の考え方や映画に反映されるフォースの教えなどは、日本の神学に深い影響を受けていると言われている。フォースにまつわる善悪に対する考え方は、仏教における愛欲と慈悲の違いに似ている。

出典:http://luckynow.pics/starwars-appeal/

つまり何が言いたいかと言うと『スター・ウォーズ』は哲学的に深いテーマを内包しているってこと。

出典:http://luckynow.pics/starwars-appeal/

きっと絆が深まる!クリスマスは2人で映画館へ行こう

いかがでしょうか?スターウォーズに対して「宇宙や砂漠を舞台にチャンバラしたり、宇宙人が出てきたりする映画」というイメージを抱いていた人も多いでしょうが、こうして見ると非常に奥深いストーリーだということが分かりますね。
愛情や友情をテーマにした映画は数多くありますが、まさか「愛とは何か」というところにまで疑問が投げかけられているとは驚きです。

公開前にぜひ彼女とエピソード1から6までを観返し、クリスマスは映画館デート、なんていかがでしょうか?
壮大で迫力のある映像と、考えさせられるストーリーに、きっと2人の絆が一層深まることでしょう。