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仕事で評価されるには「目標」が重要!効果的な立て方やポイントを知ろう
毎日最低限の仕事をこなすことが重要なのはもちろんですが、出世したい、昇給したい!という意欲がある方は、もっと仕事の精度を高めて早く評価されたいと考えるものですよね。今回は「上司から高評価を受けるには、どういう風に仕事をすればいいんだろう?」と悩むあなたのために、仕事での効果的な「目標」の立て方&ポイントについてまとめてみました。これを参考に自分なりの到達点を見つければ、きっと望む将来が手に入るはず!
仕事でレベルアップするには「目標設定」が重要!メリットや自分の傾向を知ろう
仕事でレベルアップするために必要なのは「目標」です。
目標といってもただ「いつか主任になりたいなあ」「営業トップになりたいなあ」と漠然とした夢想を抱きながら仕事をするのでは意味がありません。
目標を設定する目的は、主に「仕事の進捗を把握するため」と「自分が向かうべき指針を定め、着実に理想の姿に近付くため」の2点と言えます。
ですから、なぜ目標を立てるのか、自分にとって目標とすべき到達点はどこかを一度しっかり考えてみる必要があるのです。
その都度最適な目標を立てることができれば、上記の2点以外にも「仕事に変化が付き、楽しみが増える」「仕事へのモチベーションが上がる」といったメリットも出てきますから、ぜひこの機会に考えてみましょう。
闇雲に立てても仕方ない!「なぜ目標が必要なのか」を考えてみる
〜目標設定が必要な理由〜
A.モノゴトの進み度合いを把握するため
B.より着実にやりたいことを実現するため
進捗や指針を確認するだけでなく、目標には仕事のモチベや楽しみをアップさせる効果も!
目標とは、何も大きなことばかりではなく、「こうしたら、もっと楽に、簡単にできるんじゃないかな」「こうすれば、もっと品質が上がるんじゃないかな」のように、日々のちょっとしたことに目標を加えてみることで、業務に変化をつけることができ、仕事を楽しくする可能性が生まれます。
目標は、モチベーションコントロールにも役立ちます。
例えば、仕事が上手くいっているときは気持ちをワクワクさせる材料になりますし、上手くいっていないときは、「よし、もっと頑張ろう!」のようにモチベーションを上げる材料にもなります。
目標には「定量」と「定性」がある!状況に応じてどちらが最適か見極めよう
ちなみに目標にはしっかりと数値を定める「定量目標」と、質重視で数値化が難しい「定性目標」があります。
簡単に言えば「このスポーツドリンクを100本売る!」が定量目標で、「このスポーツドリンクで熱中症患者を出さないようにする!」が定性目標ですね。
明確な結果が出やすいのは定量目標ですが、より良い仕事をするためには質も重要ですから、両方の視点から見て目標を立てることが大切です。
一般的には、数値化が可能な目標は定量目標、数値化が難しい質的な目標は定性目標とされている。しかし定性的な目標も、計数的な技術を用いて管理指標を明確にし、定量的な目標に変換できるものも少なくない。
定量目標:経口補水液を100本売ろう!
定性目標:この地域からは熱中症患者を出さない!
定量目標:営業利益昨年比を110%にしよう!
定性目標:スタッフの雇用を守る!
定量目標:英語のテストで80点を取ろう!
定性目標:外国人と英語で話せるようになろう!
一気に結果を出そうとするのはダメ!?仕事に最適な「目標の立て方」をチェック
では、仕事のレベルアップを図るために最適な「目標を立てるポイント」を見てみましょう。
一つ目は「長期的な到達点をはじめに決める」というもの。
短期的な目標を延々とこなすだけでは先が見えてきませんから、まず自分が最終的にどのようになりたいのかを考えなければなりません。
10年先や20年先だと意味がないので、先輩の背中を見ながら「2~3年先までにこのくらいのスキルが必要なんだな」と参考にするのがおすすめです。
二つ目は「短期的な目標を細かく設定する」というもの。
上記のような長期的な目標のみを見据えて仕事をすると、そこに至るまでの経過が曖昧になってしまいますし、先が遠すぎてやる気を損ないかねません。
ですから短期的な目標(今日はここまで終わらせる、今月はこのくらい売り上げるなど)もその都度設定しましょう。
この時注意したいのは「無理なく達成できる内容にする」こと!
達成感を得られなければ仕事に対する意欲が落ちてしまいますので、必ず到達できる目標を考えてください。
三つ目に「自分のタイプを見極める」というもの。
毎日ギリギリまで忙しくした方がやる気がみなぎるという方もいれば、時間に追われると仕事の質が極端に下がるという方もいますよね。
短期的な目標設定を行う時は自分の性格を顧みて、より意欲が沸きそうな方法を取りましょう。
その① 「到達点」は最初に決めておく!長期的な目標→短期的な目標へ
まずは長期的な目標を掲げ、それを達成するためにはいつまでにどんなことを、またそれを達成するにはいつまでにどんなことをという逆算形式で、ポイントとなる時期とその時までの目標を決めるようにするのが効果的です。
長期的な目標は「2~3年先」の自分を想像!必要なスキルやレベルを考えよう
効果的なのは、上司から期待されていることは何か、自分の職場での立場や、勤続年数などから考えて「どんなスキルをどれくらいのレベルまで身に着けておくべきなのか」を考えるのが良いでしょう。
自分の2~3年上の先輩の姿を観察してみるというのもイメージが掴み易く、大変効果的です。
その② 短期的な目標は細かく!無理のない設定で、達成感をたくさん得よう
無理のない目標計画を立てると、当然ですが「目標を達成した」という経験が増えることになります。「目標達成」の経験の積み重ねが、やりがいに繋がっていくことになるのです。
その③ 最適な仕事の分量は人によって違う!自分の性格を顧みよう
人にはそれぞれ、自分に合った仕事の進め方があると思います。仕事が沢山あって時間に追われている方が好きな人もいれば、時間に追われると急に要領が悪くなってしまう人など、個人差があるのは当然です。
自分のタイプを見極め、しっかりと自分に合った目標計画を立てましょう。
目標は事前にスケジュール帳へ書き留めるのがベスト!様々な形を使い分けて
立てた目標は忘れるといけないので、その都度スケジュール帳へ書き留めるのがベストです。
普通の手帳でも構いませんが、下記のような月間スケジュールや能率ダイアリー形式(1週間分の予定の右側にノート欄があるもので、月間スケジュールより多くの情報を書き込める)、週間バーチカル(見開き2ページで縦に時間軸が取られており、1週間分の予定を一気に確認できる)、デイリー(1日1ページ~2ページ分使え、スケジュールが細かく書き込める)など、目標の内容と用途によって使い分けると効果的です。
昨今ではクラウド(デジタル)で管理する人も増えており、これだとスマホでも確認できるため非常に便利ですよ。
「クラウド(デジタル)」で管理するのも、分かりやすくておすすめ!
クラウド(デジタル)での情報管理のメリットは以下の3点です。
・一度の入力で様々なビューで見ることが出来る
・スマートフォンアプリと連携出来る
・リマインダーを通知することができる
えっ……これやっちゃダメ!?仕事の目標設定での「NG行為」とは
しかし、仕事の目標を立てる上で「絶対にNG」な行動もあります。
一つ目に「目標を人に吹聴する」こと。
話したことにより引っ込みがつかなくなるため、やる気を出す方法として効果的と言われることもありますが、アイディアや短期的な目標を軽々しく吹聴することで「承認欲求が満たされ」てしまい、逆効果になる場合もあるようです。
また、目標は「自分の判断で管理できるもの」であることが重要。
「出世する!」「プロジェクトリーダーになる」など上司や同僚の采配が必要になるものだと、それは自分自身の問題だけではなくなってしまうので、やるべきことを具体的に設定することが重要です。
例えば「英検1級を取得する」「今月中に企画のアイディアを10個考える」などであれば、自分の裁量と努力で何とかなる目標ですから、効果的なのですね。
最後に「目標は高すぎず低すぎないものを設定する」というもの。
短期的な目標のカギは無理なく達成できることだとお話しましたが、だからといってあまりにも簡単すぎるとそれは目標とは言えなくなってしまいます。
あくまでも自分が成長するための目標設定ですから、普段のあなたの能力よりちょっと上、くらいのことを考えた方が良いでしょう。
その① 口より先に手を動かせ!「目標を人に吹聴する」
たとえばあなたが、いいマーケティングのアイディア思いついたとします。「これをやればめっちゃ儲かるで!」と思って、翌日誰かとメシを食いながら「ドヤ、このアイディア!」と披露する。きっと多くの場合相手はあなたの意見に賛成してくれるでしょう。「すごいっすね!それ」って感じで。でも、、、その時点で、つまりあなたのアイディアが褒められた時点で「承認欲求」が満たされて、脳はある程度「満足」してしまう。
もし行動力を上げたいとか、自分のアイディアをどんどん実行に移していきたい、と思うなら、、、そのアイディアは人に話さない、というのも一つの大きなコツなのです。
その② 出世するなど曖昧な内容はNG!「自分で管理できる目標を立てる」
あなたが労力をかければ必ず問題を100個やることはできますし、100km走るのは時間をかければ絶対に目標達成できます。
ポイントは、自分自身が100%コントロールできるもので成り立っている事を「目標」にする。という事になります。
その③ 目標は「高すぎず、低すぎず」が重要!自分の能力よりちょっと上を目指そう
個人目標をたてる時に、意気込み過ぎてとても高い目標にしてしまい、現実的ではなく達成もできないなんていう事になってしまうケースがあります。そうなってしまわないためにも、目標は堅実に現実的に、しかし簡単すぎず今の自分の能力以上がないと達成できないものにしましょう。
定期的に目標達成できているかチェックし、仕事のレベルをどんどんアップさせよう!
いかがでしょうか?仕事の目標は誰しもが漠然と抱いているものだと思いますが、内容を具体的にすることでより実現に近付けるのですね。
長期的な目標と短期的な目標を立てたら、毎日の仕事終わりや月の終わりなどに「達成できているか」「予定通り達成できそうか」というチェックも重要です。
自分が目指す「理想」をしっかりと振り返り、最適な目標を立てて着実に達成していけば、きっと夢は叶うはずですよ。