美侍

東北ラーメン界の裏ボス!秋田のご当地ラーメン店3選

秋田県の名物といえば、お米やきりたんぽといったものを思い浮かべる人がほとんどでしょう。確かに秋田県は米の名産地として有名ですが、実はラーメンの美味しいお店もたくさん存在するのです。今回は、ラーメン好きの皆さんにぜひ知っていただきたい秋田県ならではのラーメンを提供するお店をご紹介します。

十文字中華そば  マルタマ

最初にご紹介する秋田のご当地ラーメン店は「マルタマ」です。
こちらのお店では秋田県横手市十文字町の人たちに愛されている十文字中華そばをご賞味いただけます。
十文字中華そばは昆布や煮干しといった魚介を中心とした出汁に醤油ダレを加えたスープが特徴のラーメンです。
マルタマはJR十文字駅から徒歩10分ほどで着く位置にあるため、地元の人だけでなく観光客からも人気を集める名店です。

十文字の中華そばの元祖として知られているんし。創業65年を越える老舗そば屋。昔ながらのそばの味を守り続けている麺は抜群。煮干、焼き干、かつお節、昆布をベースにしたスープは絶品。昔ながらのファンもよげ(多く)いるんし。

出典:http://www.geocities.jp/ishishin10/kankou/jumonji/tyukasoba.html

中華そば

マルタマでぜひ食べていただきたいのが中華そばです。
上の画像をご覧ください。
魚介の旨味が溶け出したスープは、思わず飲み干してしまうほどスッキリとした味わいに仕上がっているのです。
どこか懐かしさを感じさせるお店の雰囲気も中華そばの美味しさを引き立てているのかもしれません。

ただあっさりとした優しい印象は変わらずホッと落ち着きますね。

おや、またまたお会いしましたねお麩さん。


地元のおばあちゃんなど家族連れも多く、店内は和やかな雰囲気が流れていました。
こちらに住んでいる方々は皆さん優しそうな方ばかり、のびのびと生活していて店員さんとの見分けがつきにくい程ですねぇ。他のお客さんとコミュニケーションを取る場面があり、色々と胸にくるものがありました。

出典:http://blog.livedoor.jp/norinokosinoaruhibi/archives/18965274.html

スープがたっぷり浸み込んだお麩や口の中で溶け出してしまいそうなほど柔らかいチャーシューも、スープによく合うのでじっくり味わってみてください。
マルタマが十文字中華そばの元祖といわれている理由がすぐにお分かりいただけることでしょう。
横手市を訪れた際にはぜひマルタマまでお越しください。

麺は、中ちぢれ麺。断面が長方形で平打ちのよう。

やややわめの食感。エッジがあるので舌触りにはメリハリがある。

具は、チャーシュー、メンマ、ネギ、お麩。

チャーシューはほろほろタイプ。

さすが元祖なかなかよかった。

出典:http://blog.livedoor.jp/hisnow-ramen/archives/24245334.html

馬肉ラーメン  曙食堂

続いてご紹介する秋田県のご当地ラーメン店は「曙食堂」です。
秋田県二ツ井町にあるこちらのお店は、馬肉を用いた「馬肉ラーメン」を食べさせてもらえます。
秋田県の北部では伝統的に馬肉を食べる習慣があり、それがラーメンやうどんの具材にまで用いられるようになりました。
馬肉ラーメンは昔から地域の人たちによって支えられて来た地元の味です。
曙食堂はその美味しさを現在まで伝える役割を果たしています。

一般的なラーメンの具に代わり、北秋田地域で伝統的に食されてきた馬肉の煮付けを載せたラーメン。ほかには馬肉うどんもあります。

出典:http://www.akitafan.com/specials/pages/eat-banikuramen

中華そば

曙食堂では馬肉ラーメンを中華そばという名称で提供しています。
秋田県北部の人にとって中華そばに馬肉が入っていても驚くことではないという証なのです。
馬肉の出汁が効いたスープは、皆さんがよく食べるラーメンとは全く違った旨味がお口の中に広がります。
馬肉ラーメンのみで勝負しているお店ですから、注文してからテーブルに運ばれてくるまでの時間が非常に短いのも曙食堂の特徴です。

店内に入ると、とても細長いフロアにカウンター席のみ。畳を一列にずらーっと並べたような間取りである。『曙食堂』にあるラーメンの種類は、中華そば、大もり中華そば、チャーシューメン、大盛りチャーシューメンの4種類。どれを注文しても馬肉ダシ、どれを注文しても馬肉チャーシュー、どれを注文しても馬肉だらけである。馬肉から逃れることはできないッ!!

出典:http://rocketnews24.com/2013/10/15/378700/

馬肉で作られたチャーシューは噛み応えが抜群です。
縮れ麺がスープとよく絡み、馬肉の出汁を心行くまで堪能出来ます。
秋田県北部の馬肉を食べる習慣に触れられるだけでなく、お腹も心も満たされる曙食堂はまさにご当地ラーメンの名店です。
二ツ井市の近くに来たら、ぜひ曙食堂で馬肉ラーメンを食べてみましょう。

馬肉チャーシューも、噛めば噛むほど味が出ます。


小さめな丼に麺がたっぷり。

今日も満足。

出典:http://blog.livedoor.jp/e3blog/archives/2265151.html

江戸系ラーメン  小江戸

最後にご紹介するのは、秋田県秋田市泉中央にある「小江戸」というご当地ラーメン店です。
小江戸では江戸系ラーメンというご当地ラーメンを食べることが出来ます。
江戸系ラーメンの特徴は醤油味のスープに縮れ麺というオーソドックスなラーメンに辛みの効いた調味料がトッピングされているという点です。
秋田県にはこの江戸系ラーメンを提供するお店がいくつか存在し、小江戸はその代表ともいえる名店です。

ご当地ラーメンの定義としては次のようなポイントが挙げられるらしい。

1.その土地(店)でしか食べられない個性をもっている。
2.その土地で同じような味を出す店が複数あって「名物」になっている。
3.その土地の人々に支持されて長い歴史をもっている。

1.に対しては、江戸系スタイルという確立されたれっきとした個性があり、
細い縮れ麺に醤油ベースのあっさりスープ。そして独特の辛味。テーブルに置かれた酢。回転の良さ、昼時だけの営業、注文を切り盛りする感じの悪い女性(ほんとは優しい)と、とても個性的。

出典:http://uppercut.jugem.jp/?eid=173

らーめん

小江戸のラーメンはどれも江戸系ラーメンの特徴を存分に引き出した仕上がりになっています。
濃い目の醤油スープが入った器の中央にはネギとともにピリリとした辛みの合わせ調味料が乗っています。
これを少しずつ溶かしながら食べていくのが江戸系ラーメンの醍醐味です。

おおう、醤油の色が濃い秋田らしいラーメン。

麺は中細ぐらいの縮れ麺、特段個性を感じる麺ではないけど、
ほどよく美味しい麺です。w

んで、ラーメンの中心のチャーシューに乗っけられた、通称「辛み」といわれる、
唐辛子とニラが刻まれたような辛子調味料を入れると・・アッツアツのウマーになる仕組みで。w

出典:http://wmbishop.blog.so-net.ne.jp/2010-10-16

具材はチャーシューやネギといったシンプルなものばかりです。
しかし、辛みのくわえたスープと麺を美味しくいただくにはこのシンプルさが至上というのは食べ始めたらすぐにお分かりいただけると思います。
辛みの効いた調味料を溶かし切ってしまったら、お酢を加えてみてください。
味がまろやかになるため、最後の最後まで味に変化をつけながら飽きることなくあっという間に完食してしまうことでしょう。
秋田県を代表する江戸系ラーメンを食べてみたいという方は、小江戸をご利用ください。

具はチャーシュー、メンマ、ネギ、特製辛味。辛味は多めで食べました!



途中から添え付けの酢を一回し投入してスッキリと味変。これで大で600円はCP高いです♪

出典:http://ameblo.jp/spc48up9/entry-11970711408.html

地元愛があふれる秋田県のラーメン

今回ご紹介したのは、地元の人たちが食べ継いできたご当地色の強いラーメンです。
秋田県で何を食べようか迷ったときは、個性的でありながらも皆さんの胃袋を満足させてくれるご当地ラーメンを食べに出掛けましょう。