- 車・バイク(276)
トラディショナルな贅沢感!スズキ「イントルーダー」の歴史や魅力をご紹介
長年に渡って数々のファンを魅了し、かつ生産終了が決まった今でも再生産を熱望する声が多いスズキのアメリカンバイク「イントルーダー」。レトロな雰囲気と斬新なデザインを併せ持つ、存在感がある1台ですよね。今回は「イントルーダーってどんなバイク?今買うといくらぐらいかなあ……」と気になっているあなたのために、イントルーダーの歴史や魅力、価格などについて詳しくまとめました!ぜひご参考ください。
堂々とした美貌と圧倒的な存在感!「イントルーダー」の歴史とは
イントルーダーは、スズキから販売されているアメリカンバイク。
1985年の発売当初から、そのハーレーにも劣らぬと言われる堂々とした風格とラグジュアリーなデザインで話題を集めました。
人気車種ということもあり、第1世代から第5世代まで排気量別に様々なモデルが発売されましたが、中でも代表的なのは400㏄と800㏄です。
いずれも2001年に「イントルーダー400」と「イントルーダー800」から、「イントルーダークラシック400」「イントルーダークラシック800」と名を変え、400㏄は昨年2016年まで販売され、生産終了が決まりました。
イントルーダークラシック800も一足先の2006年に生産終了となっており、その後は国外専用車種として人気を集めています。
初代の発売は1985年!堂々とした風格で話題を集めた、スズキのアメリカンバイク
1985年、日本のマーケットがレーサーレプリカブーム向けの商品戦略で急加速を始めていたころ、スズキからイントルーダーが登場した。ガンマやGSXーRを投入し、勢いに乗るスズキが、別のカテゴリーに向けて力を発揮した野心作だ。
なにしろそれまで、スズキがリリースするアメリカンタイプは、スポーツバイクをベースにし、おもにライディングポジションをモディファイした程度の、たとえばGSX250Lの様なモデルに過ぎなかった。それだけにイントルーダーというネーミングの響きを始め、堂々たる風格とぜいたくな香り漂うフォルム。45度V型ツインという、ハーレーダビッドソンの領域に踏み入れたとも言える英断に、大きな驚きと拍手を持って市場に受け入れられたのだ。
第1世代から第5世代まで、排気量別に数々のシリーズが販売された!
1980年代の第1世代から、1990年代前半の第2世代、1990年代後前半の第3世代、2000年代の第4世代から2010年代の第5世代へと、各モデルは断続的に登場している。ただし、この世代区分は解説上の便宜的なものでメーカー公式のものではく、2001年を例にとってみれば、第1世代としたVS1400GL、第2世代としたイントルーダー800(VS52C型)、第3世代としたイントルーダーLC系の各モデル、第4世代としたイントルーダークラシック系のモデルは、同時に展開されている(ただし日本国内向けまたは輸出仕向け地によってそれぞれラインナップは異なる)。
国内で最近まで販売されていたのは「イントルーダークラシック400」!
400ccクラスはインフェくション化以外はほとんどデビューから変更がなく、イントルーダーシリーズで見れば比較的新しい車種にあたります。
流行に左右されないスタンダートなアメリカンバイクなので今後も大きな変更もなく新車販売が継続されていく事が予想されます。イントルーダークラシック400の最大の魅力はクラス最大の大きさと重厚感になります。
しかし、2016年に生産終了が発表……
スズキのホームページ上で、アメリカンモデルのブルバード400、イントルーダークラシック400の生産終了が正式に明示されている。
当然生産はすでに終了しているが、これによって、ヤマハのドラッグスター400、ホンダのシャドウクラシック400の2車種のみが「400ccクラス」のアメリカンモデルということになる。
大排気量で更にどっしり!「イントルーダークラシック800」も未だ根強い人気
①車体の大きさ(ロイヤルスターシルバラードよりでかい、当然DS11よりもでかい) ②造形美の美しさ ③パワー充分!3速で100㎞楽々。 ④高速でも安定した走行。(まさにビッククルーザー!) ⑤純正でもワイドなハンドル(ハンドルはカスタムする必要ないかも?) ⑥マフラー(YL-PのT-6フィッシュマフラー)が醸し出す重低音! ⑦マイナー車(?)の為、ある意味レアで良い! ⑧おじさん達にやけに人気がある。(おじさんによく話しかけられる、「何ccなの~?」とか)
イントルーダークラシック800は、2001年に発売された。 2006年をもって国内販売終了となった。
海外仕様は、「VL800 Volusia (Intruder Volusia)」の名称で販売され、先代シリーズのVS800GLとは別車種として並行ラインナップとなった。
その後は国外専用モデルに!地域によっては名を変えて販売されている
イントルーダーC1800R(ブルバードC109R)は、日本国外専用モデルである。 欧州一般向けが「イントルーダーC1800R」、北米・豪州向けが「ブルバードC109R」の名称で販売されている。 2007年に2008年モデルとして発売され、2009年モデルが最終となり、2012年まで販売された。
では、最近まで生産されていた「イントルーダークラシック400」を中心に、次の項ではイントルーダーの魅力をご紹介していきましょう!
クラシカルな雰囲気がたまらない!「イントルーダー」の魅力に迫る
イントルーダーの魅力は何といってもクラシカルな佇まいとラグジュアリーな美しさ。
400㏄であっても大型バイクやハーレーに間違われる!と言われるほど、圧倒的な存在感を放っています。
ビッグバイク並みの車格なので安定感も抜群ですが、操作の感覚は意外なほど軽快で、乗る者の要求に気さくに応えてくれるのだとか。
ロングツーリングはもちろん、街中のやや窮屈な道でもストレスなく乗りこなせるとのことなので、バイクは通勤や移動にしか使わないけど、カッコいいやつが欲しいなあ……という方にもおすすめ。
乗るだけで体中から大人の雰囲気が溢れ出す!と評判ですから、オーナーになったらますますモテてしまうかもしれませんね。
クラシカルな佇まいと、ラグジュアリーな美しさ!街中でも視線を惹きつける
イントレーダークラシック400の魅力はクラシカルなたたずまいにあるといわれます。柔らかでありながら力強い流線形のボディは、アメリカンならではの魅力を伝えます。
こうした印象は細部のこだわりから導き出されます。例えば、どっしりとしたライダーズシートとタンデムシートの表皮には、クラシカルなステッチとスタッズが打ち込まれています。
イントルーダークラシック400が持つ魅力として、ルックスの美しさは外せない重要なポイント。メッキをふんだんにあしらった装いは、このクラス随一とも言える贅沢な仕上がりだ。クランクケースやエアクリーナーカバーはもちろん、ウィンカーやサイドレールまで、ハイクオリティなメッキの美しさが見る者の視線を惹きつける。
大きな車格で安定感バツグン!しかし操作感は軽快で、意外なほど扱いやすい
イントレーダークラシック400は大きな車格も魅力です。一見すると軽快さとは無縁のように思えますが、実は意外なほど軽快な操作が楽しめます。足つきが良いことはもちろん、操作感も良好と評価されています。
車格に似あわず、旋回性も高いので市街地であってもストレスを感じることなく乗りこなせるはずです。良い意味で意外な一面を見せるイントレーダークラシック400ですが、見た目通りの高いクルージング性能を誇ります。
ビッグバイクに勝るとも劣らぬ車格を持つイントルーダークラシック400だが、その素顔は意外なほどフレンドリーだ。このカテゴリのバイクらしく足着きの良さはもちろん、操作感が軽快なことに驚かされた。1,655mmというロングホイールベースに装備重量で275kgという巨体だが、乗っている限りはほとんど重さを感じさせない。ステアリングもどちらかというと軽やかな味付けで、クラッチレバーも軽快。
ハーレーにも間違われる!?体中から大人の雰囲気が溢れると評価も上々
とにかく大きいです(*^o^*)
アメリカン好きにはたまらない大きさ、走行中の安定感は抜群です。低速でも慣れてしまえば、全く問題ありませんが、慣れるまで立ちゴケするかも…(⌒-⌒; )
他とカブることがほとんどありません(=゜ω゜)ノ皆と一緒なんてつまらないっ!!って人にはありがたい車体(*^o^*)さらにデカさと珍しさゆえか、停車時の声掛けが半端なく多い((((;゜Д゜)))))))ハーレー乗りにもハーレーと間違われます( ̄▽ ̄)笑
●所有する喜び抜群です!
よくインプレで耳にする言葉ですが、ほんとにその通りです。
とにかくデカイ車体。多くのメッキ。ごっつい走り。
体中から大人の余裕が溢れだします(笑)
いくらあれば買える?イントルーダーの新車価格&中古相場をチェック
イントルーダーは既に生産が終了していますが、バイクショップに足を運べば「イントルーダークラシック400」の新車ならまだ販売されている可能性があります。
「イントルーダークラシック400」の新車価格は、85万3,200円と400㏄の中ではかなりラグジュアリーなお値段ですね。
しかし、中古なら年式にもよりますが、最低15万円から存在するということですから、気になる方は必見です。
また、生産終了から10年が経ちながらも、未だ根強い人気を誇る「イントルーダークラシック800」は、中古価格で25万円~69.8万円程度とのこと。
中古でもいいから800㏄の方が欲しい!という方は、ぜひ理想の1台を探してみてくださいね。
ちなみに、現在も生産されている国外専用モデル「イントルーダー C1500」の並行輸入車は、サイズの大きさもあり100万円を超えてしまうようです。
「イントルーダークラシック400」の新車価格は、85万3,200円!
メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
853,200円(消費税抜き 790,000円)
中古相場は15万円弱~160万円と幅広い!
中古車の価格相場
15万円~159万8000円
「イントルーダークラシック800」の中古相場は、25万円~69.8万円程度!
ここ数ヶ月間に販売されていた
「スズキ イントルーダークラシック800」の中古車販売価格は、
24.8万円~69.8万円
国外専用モデル「イントルーダー C1500」の輸入車は、100万円超え!
全国平均:113.76万円(前月比-2.51万円)
最安:110万円, 最高:116.27万円
一目惚れ率高し!?イントルーダーは若者にも人気のアメリカンバイク
イントルーダーはクラシカルで男らしい外見と、400㏄でも大型バイクに引けを取らないその存在感で、生産終了した現在でも若者から支持を受けているよう。
中には「そろそろ売るかと思ってネットを見ていたら、思い出が蘇っていつの間にか新しいパーツを買っていた……」なんて人も。
一度購入したら離れがたくなってしまうバイクのようですから、購入する時は一生乗るくらいの覚悟が必要かもしれませんね。
イントルーダー400めちゃかっこいいな
— ふぃーゆ (@feuille_f) 2014年10月12日
イントルーダー売るかーって思ってネットで申し込もうとしたら、なんか色々と思い出やらが甦ってきて気付いたらイントルーダーのパーツをポチってた。
— 黒いの (@Cocco594) 2016年10月10日
イントルーダークラシック控えめに言ってかっこいいので買わねば
— ありす☆きゃろる (@AliceCarrollAMD) 2016年10月8日
大人の風格と気さくな性能のギャップに愛着沸きまくり!イントルーダーで思いきり走ろう
いかがでしょうか?イントルーダーは既に生産終了されたモデルでも根強いファンが多い車種で、大人の風格と気さくな性能を併せ持つ魅力的なアメリカンバイクなのですね。
イントルーダークラシック400の生産終了が発表されたのは残念ですが、今後スズキから後継となるモデルが発売される可能性もありますから、期待して見守りましょう。
少しでも気になる方は、ぜひ中古市場を吟味したり、大型で良ければ並行輸入車の購入を検討したりしてみてくださいね。