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福島のラーメン激戦区で食す!郡山ラーメンの名店3選
福島県郡山市は、福島市に勝るとも劣らない都会的な雰囲気が魅力の街です。そんな郡山市の魅力として最近注目をあつめているのが郡山ラーメンというご当地ラーメンです。今回は、郡山市に来たらぜひ食べていただきたい郡山ラーメンのお店をご紹介します。
お店ごとの工夫が魅力の郡山ラーメン
郡山市は全国でも有数のラーメン激戦区
郡山市がラーメン激戦区である所以は、店舗数の多さです。
市内だけで600軒のラーメン店が偏在しているというのですから、どれくらい多いのかお分かりいただけると思います。
そんな郡山市でラーメン店として生き残るには、美味しくてリーズナブルなラーメンを開発するしかありません。
ラーメン店の競争が激しい郡山市は、美味しいラーメン屋さんが生まれやすい環境なのです。
郡山市は、約600軒のラーメン店がしのぎを削る激戦区。人口当たりのラーメン店舗数は全国トップクラスです。
個性的なラーメン店が互いに切磋琢磨しているので、非常にレベルが高いですよ。
また、ラーメンイベントを開催されれば、全国でも有数の人出があるというくらい、郡山の皆さんは本当にラーメンが大好きです。
定義が無いからこそ自由な発想で作られる郡山ラーメン
郡山ラーメンには、これといった定義はありません。
郡山市で食べられるラーメンであることが重要なのです。
定義が無いからこそ、お店側は独自の製法で麺やスープを工夫していきます。
スープや麺がお店ごとに全く異なるため、郡山市はラーメン食べ歩きにピッタリの街なのです。
郡山ラーメンに特別な定義はなく、しょうゆや味噌、豚骨といった多種多様なラーメンを楽しめるのが特徴です。
それぞれのお店で、個性豊かなラーメンを提供しています。
郡山ブラックは要チェック
そんな郡山ラーメンの中でも最近特に注目を集めているのが「郡山ブラック」というジャンルです。
富山ブラックラーメンを彷彿とさせる真黒なスープが特徴のラーメンとなっています。
「ますや食堂」というお店が先駆けとなり、現在ではいくつものお店が郡山ブラックに挑戦しているのです。
こうした新たなジャンルが誕生するのも郡山ラーメンの特徴といえるでしょう。
明治初期に、郡山駅前で「ますや食堂」として創業。現在郡山市内には、台新、富田、駅前に3店舗があり、“郡山ブラック”として、テレビや雑誌でも紹介されています。キレのある醤油の香りが漂う黒いスープの「中華そば」をご賞味ください。
めん処 成
郡山ラーメンの名店として最初にご紹介するのが「めん処 成」です。
郡山市の開成山公園から北の方角へ車を10分ほど走らせると到着します。
お店の外観は現代風でスタイリッシュなイメージですが、中に入ってみると昔ながらのラーメン屋さんが持つ優しい雰囲気を感じられるお店です。
店内は大幅にレイアウトが変更されておりまして、まるで初めて暖簾を潜ったかのような錯覚もww ともあれ、いつものご店主様と顔合わせをしてホッとします(^^)
鶏肉の出汁が香る 支那そば
こちらのお店でおすすめしたいのが昔ながらのラーメンの懐かしさを感じられる「支那そば」です。
鶏肉の出汁が効いたスープに大きめのチャーシューの旨味が溶け込み、麺と同時にすすると心地よい美味しさがお口を満たします。
画像だと非常に濃い味に見えますが、出汁が効いているためそこまでしつこさを感じることなく、あっさりとした味に仕上がっているのです。
こちらのお店では支那そば以外にも、背脂たっぷりの「じゅんそば」や醤油の甘みが強い「黒中華」、あっさり塩味の「塩そば」など、定番でありながらも確かな味を誇るメニューが揃っています。
昔ながらの美味しいラーメンを食べたいという人は、めん処成までぜひお越しください。
麺は中細のなんとなくウェーブのある麺。
パツンとした食感とスープの醤油の香りが食欲をそそります。
トッピングのチャーシューも大きくて柔らかくてウマウマ♪
ダンナは煮卵入り支那そばにチャーシュートッピング。
こちらはふわっと鶏出汁が香り、スープを口に含めばマイルドな醤油がスーッと染みていく感じです。
「黒中華」は、醤油の香りが引き立っていながらしょっぱさというより甘みも感じるクセになる味わいです。具はラーメンの王道、チャーシュー、メンマ、ホウレン草、とナルトが二枚ってのがいい(笑)
「じゅんそば」は豚と鶏のスープで作った王道の味。背油も程よい感じでしつこくなく、チャーシューも二種類で食べ応え十分。
らーめん幸司
続いてご紹介するお店は郡山市大槻町菅田にある「らーめん幸司」というラーメン店です。
チャーシューと味噌にこだわった名店で、一度食べたらクセになるラーメンを提供しています。
当店自慢の蔵出し熟成味噌は、香りと深みが違います。モチッとした会津特注・熟成多加水中太麺との相性もバツグンです。国産バラ肉のみを使用したこだわりチャーシューも大好評です。
種類も豊富な味噌ラーメン
こちらのお店に来たら、ぜひとも食べていただきたいのが味噌ラーメンです。
「合わせ寝かせ味噌」という独自の方法で造られた味噌を使用したこちらのラーメンは、味噌の旨味と深みが出汁によって引き出されており、スープを飲むのが止まらなくなるほどの美味しさです。
麺は多加水のモッチリ麺で、喜多方ラーメンを彷彿とさせます。
この麺とスープが絡み合い、お口の中に飛び込んでくるのです。
らーめん幸司の味噌ラーメンは、辛し味噌を使ったものやネギ、チャーシューをトッピングしたもの、熟成させた特別な味噌を使ったものなど豊富なメニューを取り揃えています。
味噌ラーメンだけでなく、醤油や塩味のラーメンも美味しいですから、何度も訪れてお気に入りのメニューを探してみてください。
スープの出汁は鶏系をメインに白味噌の甘さが加わり咆哮な味噌ラーメンを演出しております。
会津から特別に取り寄せていると言われる麺はモッチリとした中太麺。固めに茹でられた麺へのスープの纏わり付きも満足。
ラーメン幸司では最近登場したという「蔵だし熟成味噌らーめん(700円)」をいただく。飛騨高山産など4種類の味噌をブレンドしたという口当たりまろやかな味噌ラーメンの逸品。週刊現代ザ・ベスト2000軒にも選ばれたという「みそねぎラーメン」というのもあり。
枡はん
最後にご紹介するのは郡山駅から歩いて10分ほどのところにある「枡はん」というラーメン屋さんです。
郡山ラーメンの新ジャンルである郡山ブラックを食べてみたいという人にぜひおすすめしたいお店となっています。
濃口ラーメンで有名なお店で、創業は1980年。2016年の今現在からすれば、”老舗”の部類に入るお店だと思います。
枡はんさんの営業時間は月~土が11時から15時まで、日・祝は11時から14時までで、昼のみの営業となっています。
郡山ブラックの王道 濃口ラーメン
上の画像をご覧ください。
郡山ブラックを体現した黒味の強いスープです。
その色に騙されてはいけません。
塩辛さと醤油の甘さが絶妙なバランスでミックスされています。
ここまで黒いにも関わらず、醤油と出汁の旨味を強く感じられるのです。
信じられないという人はぜひご自身の舌で確かめてみてください。
具材は昔ながらの王道、チャーシューやネギが使われています。
麺は中太で、スープの美味しさを感じていただきたいラーメンの特徴といえるでしょう。
値段も非常にリーズナブルですから、郡山駅周辺を観光したついでに軽く一杯食べる気持ちで立ち寄ってみてください。
「濃口ラーメン (500円)」
どうですか? これが噂の「郡山ブラック」! ハハハ、本当に漆黒ですねぇ~
出汁の味が分からない…(-_-;) と言うのは、カエシがチャーシューの煮汁だと思うんです。 ショウガのフレーヴァーと、生醤油独特の酸味、そして微妙な甘味が渾然一体となっており、出汁の組成が全く掴めませんでした。
おばさんがカウンター越しに「しょっぱくない?」と声を掛けてくれましたが、無芸的にはセーフ。 やや固めに茹でられた中細ストレート麺は、湯切りも緩かったけど、全然OKでした。
真っ黒なスープにストレートの中太麺、そしてチャーシュー・メンマ・ナルト・切り方の異なるネギがトッピングされています
早速食べてみると……醤油好きにはたまらない味です
見た目ほどしょっぱくなく、最後まで飲み干せる系、でした!
郡山市でラーメン食べ歩き
郡山市のラーメン店は、どのお店も個性的で美味しいラーメンを取り揃えています。
郡山市を訪れた際には、ぜひ郡山ラーメン食べ歩きに挑戦してみましょう。