吊り橋効果って一体なに？恋愛に生かすためのテクニック

吊り橋効果とは？

「吊り橋効果」は、1974年にカナダの心理学者によって発表された学説。
またの名を「吊り橋理論」とも言います。

実際に吊り橋を渡ったことのある人なら分かると思いますが、ぐらぐら揺れる橋を向こう側まで渡り切るのはとてもスリリングで、胸がドキドキしますよね。
吊り橋効果はこの心理状態を恋愛に生かすもので「一緒にスリルを味わうことで親近感が増し、お互いの距離がぐっと近くなる」というテクニックなのです。

実験では、吊り橋と揺れない橋の両方で「突然女性からアンケートを求められ、興味があれば後日電話をくださいと言われる」というものが行われましたが、吊り橋にいた男性のほとんどが実際に電話をしたのに対し、揺れない普通の橋にいた男性は約1割しか反応を示さなかったということ。
ほんのわずかな時間でも、一緒にドキドキを体験したことで、相手の女性に対する好感度が上がっていたのですね。

また、吊り橋を渡る時に感じたドキドキを脳が「恋だ」と勘違いしてしまうのも、この理論が恋愛に生かされる所以です。

吊り橋効果が表れやすいシチュエーション

遊園地のお化け屋敷やジェットコースター

遊園地は、まだ片思いの段階でも誘いやすい便利スポット。
いきなり2人だけで行くのは難しくても、仲間と数人ならOKももらいやすいので、思いきって誘ってみましょう。

ただし、お化け屋敷で一緒に歩くのは、お目当ての女性と2人きりじゃなきゃ意味がありません。
他のメンバーには事前に事情を説明しておき、さりげなく2人ペアにしてもらえるよう根回ししておきましょう。

また、ジェットコースターも、できれば隣の席をキープして！
だんだん高いところへ登っていく時や、急降下するタイミングで目と目を合わせれば、いつもよりお互いを近く感じられること間違いなしです。

一緒にハードルの高い仕事に挑む

お化け屋敷やジェットコースターほどのスリルはなくても、日常のちょっとしたシチュエーションを利用するだけでも吊り橋効果は生かせます。

たとえば、上司から打診された難しい仕事を協力して成し遂げる。
学校で出された山のような課題を一緒に片付けるといった具合。

一つのことを一緒にやると必然的に共有する時間が増えるし、達成していくにつれてお互いをとても大切に思えるようになります。
もちろん、数々のピンチも襲ってくるでしょうが、これを共にハラハラ･ドキドキしながら乗り越えることで、絆が深まるのです。

ついでに、周りからの評価も上がって一石二鳥！

夜道を2人だけで歩く

飲み会や残業で帰りが遅くなったら「送るよ」と申し出るチャンス。
もちろん、その前に自分が相手から「暗い夜道で2人きりになってもいい」と信用されているのが大前提ですが、それさえクリアしていればこれほどドキドキできるシチュエーションもないでしょう。

夜道の良いところは、お互いの顔がよく見えないので話しやすいところ。
ドキドキしながらもゆったりと会話を楽しみ、距離を縮めていきましょう。
目的地までしっかり送り届ければ、あなたへの好感度はぐっと上がるはずです。

吊り橋効果をもっと生かすためのテクニック

一緒にドキドキを味わうことができたら、ここでさらにダメ押しの一言！
「怖かったね」「おもしろかったね」という共感の言葉を付け加え、さらに一体感を煽りましょう。
その際、相手の目を覗き込むようにすると効果的ですよ。

また、話をする時に、相手の左側に立つのもオススメです。
なぜなら、心臓は体の左側にあるため、そっち側に立たれると本能で危険を察知し、ドキッとするから。
この時に感じるドキドキ感と相まって、気持ちはさらに加速します。

吊り橋効果を使った後が本当の勝負！

吊り橋効果は確かに有効なテクニックですが、いわゆる「非日常」の状態なため、相手のドキドキが覚めたとたん振り出しに戻ってしまうことも考えられます。

このチャンスを生かしきるには、自分を磨いて少しでも「いい男」になること。
仕事を頑張る、ファッションや髪型を研究するなど、本当の意味で相手をときめかせることのできる自分を見つけてください。

吊り橋効果をきっかけとして、2人の仲を進展させよう！

吊り橋効果は、うまく利用すればとても強力に恋の後押しをしてくれます。
ただし、その効果が持続するのはあくまでも一時的。
せっかく手に入れたチャンスを生かせるかどうかは、その後の自分次第です。

片思いからなかなか抜け出せない方。
恋人未満の微妙な関係をどうにかしたい方。

吊り橋効果をきっかけとして、2人の仲を進展させてみましょう！