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ロードバイクブランドの頂点!「コルナゴ」の魅力や車種を詳しくご紹介
昨今流行のロードバイクブランドの中でも頂点と呼ばれる格式を持ち、乗る人にとっては憧れの存在である「コルナゴ」。しかし、一体どんなロードバイクを造っているのでしょうか?今回は「ロードバイクをやってみたいけど、コルナゴってすごいブランドなんだよね?」と気になっているあなたのために、コルナゴの特徴や代表的な車種、価格帯などをまとめてみました!これを読めば、すぐにでもロードバイクを始めたくなってしまうかも?
「頂点」と呼ばれるロードバイクブランド!コルナゴの特徴とは
コルナゴは、イタリアを代表する名門ロードバイクブランドです。
創始者はかつて一流選手を支えるメカニックだった「エルネスト・コルナゴ」。
ロードバイクに対する独自の哲学を持ち、それに共感するファンも多いと言います。
芸術性の高いロードバイクの先駆けとなったり、他社が追従するような画期的な機能(今や全てのバイクに採用されている安定感抜群のストレートフォークや、チューブのグルーブ加工など)をいち早く取り入れたりしながらも、昨今多くのロードバイクに見られるインテグラルヘッド(外観の向上とヘッド部の剛性、軽量化を図るパーツ)を「レーシングバイクには必要ない」と頑として採用しないなど、その確固たる信念が逆に他社と差を付けているのかもしれませんね。
コルナゴの目的は、何といっても「レースに勝てる」バイクを造ること。
そのためには幾らコストがかかろうと構わない!という考えで、基本的には高級志向のロードバイクを中心に製造しています。
そういった点がイタリアの高級自動車メーカー「フェラーリ」と通じるものがあるようで、昨今ではロードバイクの共同開発も行っています。
実際、コルナゴのロードバイクは一流選手にも深く愛され、多くのレースで素晴らしい戦績を上げています。
かつては一流選手を支えるメカニックだった「エルネスト・コルナゴ」が創始者!
創業
エディ・メルクスなどの一流選手を支えるメカニックであったエルネスト・コルナゴが始めたブランドで、一代で世界屈指のブランドにまで成長させました。現在では、ピナレロ・デローザ・ビアンキとともに、イタリアを代表する自転車メーカーとなっています。
自由自在で安定感バツグンな「ストレートフォーク」が特徴!
コルナゴのロードバイクの特徴はすべてのバイクにストレートフォークを採用しているということ。その意図するところは、ライダーに安定感と安心感をもたらすため。
ハンドリング、コーナリングなど自分の思いのままにロードバイクを操ることができます。
芸術的なロードバイクの先駆け!イタリアンバイクを牽引するブランド
コルナゴは、現代のイタリアンバイクを牽引する機関車のような役割を担っています。1970年代に史上最強の選手エディ・メルクスのバイク制作を担当していたことでも知られるコルナゴですが、当時から軽量チュープを採用したり、ラグに大胆な肉抜き加工を施したりと、他社が追従するようなスペックを考案することが得意でした。
今では当たり前になっている芸術的な塗装を始めたのも、元をただせばコルナゴです。また、今でこそカーボンバイクは珍しくなくなりましたが、コルナゴは1980年代からカーボンバイクを作り続けている老舗中の老舗カーボンバイクブランドでもあります。
独自の哲学を持ち、レースで勝つための高級志向のロードバイクを中心に造る!
ストレートフォークや双胴ダウンチューブ(これはパテントの関係からもう作っていない)、チューブのグルーブ加工などを他社に先駆けて取り入れたのもコルナゴです。またカーボンはもちろんチタンなどの新素材も早い時期から取り入れており、流行には極めて敏感なブランドです。
しかし一方で「レーシングバイクには必要ない」という考えからインテグラルヘッドを採用しないなどの頑固な側面も持ち、その哲学に共感するファンも多いです。
とにかくエルネスト・コルナゴが考えているのは「レースで勝てる最高のバイクを作る」ということのみです。「そのためには、いくらコストがかかろうとかまわない」とさえ考えています。もちろん、作る自転車は基本的にレース用の高級ロードバイクのみです。そういった点でクルマの世界におけるフェラーリとよく似たポジションにあります。
当然、コルナゴはレースでの戦績も素晴らしい!
もちろん、コルナゴのレースにおける戦績は素晴らしいものがあります。パリ~ルーベなどのクラシックレースはいうに及ばず、世界戦でもその勝利数は他のどのブランドよりも多いです。ここ近年でも2004、2001、1998、1996、1995年の世界戦をコルナゴのバイクに乗った選手が制しています。
レースと共に生き、レースで勝つことを最重要課題と考えるコルナゴ。そして、時には商売を抜きにしてでも、レース勝てるバイクを作ろうという意欲。そんなピュアレーシングな思想こそが、コルナゴの最大の魅カといえるでしょう。
全部気になる!コルナゴの代表的な車種を7種ご紹介
さて、では「どんなバイクがあるの?」と気になるあなたのために、過去・現在にかけて数年に渡るコルナゴの代表的なロードバイクをご紹介致しましょう。
フェラーリとの共同開発!存在感を主張する赤が特徴「CF9」
フェラーリと共同開発された「CF9」。
ハイブリッドであるがゆえに、“フェラーリ共同開発”の車種の中では比較的リーズナブルなモデルです。
フェラーリの息吹がかかっていると思わせる、鮮明な赤は確かに眩しいものですね。
ちなみにハイブリッドバイクとは、ロードバイクの走行性能とマウンテンバイクの安定性、両方の長所を持つタイプの車種を示します。
コルナゴとフェラーリとの共同開発を記念したシリーズ9作目。フラットバー仕様とした事で多くのライダーが気軽に街中を駆け回ることを可能とした。イメージを一新させたポップなカラーリングが、爽快な走りを予感させる。
完成車価格:\420,000 (本体価格:\400,000)
バツグンの安定感と柔軟性を誇る!「IMPACT」
「IMPACT」も「CF9」と同じハイブリッドタイプで、安定感抜群なのが特徴です。
直進走行性能に優れた専用開発のアルミフレームに、安定感抜群のDISCブレーキを装備。街中から郊外まで多くのフィールドで安心してライディングを楽しむことが出来る。爽やかなイタリアンホワイトのカラーリングも魅力的。
完成車価格:\141,750 (本体価格:\135,000)
コルナゴの中でも「ハイブリッドバイク」は比較的リーズナブルで、10万円以下で購入できるものもありますので、これから始める方にはおすすめと言えます。
ロードバイクの中でも比較的低価格!「MOVE TIAGRA」
ハイブリッドタイプではありませんが、ロードバイクの中では比較的低価格でカラーリングが美しいのが「MOVE TIAGRA」です。
プロチーム供給モデルと同様のデカールデザインを採用し、カラーリングは個性豊かな5色をラインナップ。深みのあるメタリックレッドとブルーは大人な仕上がり。スピードを予感させるシャイニーブラックに、高級感溢れるホワイトゴールド。圧倒的な存在感を放つイエローは豊かな表情を見せる。
完成車価格:\157,500 (本体価格:\150,000)
乗り心地バツグン!で長旅にも最適な「CLX3.0 105」
圧倒的な乗り心地の良さを誇り、長旅にも最適な「CLX3.0 105」も人気が高い、代表的車種です。
ロードバイクラインナップの中で最も乗り心地が良く、ロングライドには最適なカーボンエアロバイク。驚異的な振動吸収性能の高さはグランフォンドでの圧倒的なシェア率を誇る。石畳など悪路で繰り広げられるヨーロッパのプロロードレースシーンや、ランへの脚を少しでも温存したいトライアスリートからも絶大な支持を得ている。
CLX3.0 105C3IT(ホワイト)
完成車価格:\299,250 (本体価格:\285,500)
坂道・山道でも力強く加速!有名選手の活躍も支える「M10」
ヒルクライム(坂道、山道など傾斜を登る競技のこと)でも実力を発揮できる「M10」も、多くの有名選手に愛されています。
チームヨーロッパカーの山岳スペシャリストであるピエール・ローランの幾多の勝利と走りを支えるヒルクライムバイク。低速域から高速域に上げる際の軽快な加速力は、高弾性モノコックフレームのダイレクトな剛性感と、軽量な作りの絶妙なバランスから生まれる。2013年モデルより電動式と機械式の両変速システムに対応。
フレーム価格:\399,000 (本体価格:\380,000)
超軽い!超速い!トッププロ仕様の玄人向けロードバイク「C59」
トッププロ仕様の高級車としては、多くの選手が愛用し、数々の戦績を上げたとされる「C59」(最新のフラッグシップモデルはC60)という車種があります。
幾多の栄冠に輝き、史上最強のバイクとして称賛されてきたフラッグシップモデルがついに最終章へ。
頑ななまでにラグ製法にこだわったディティールは、もはやインダストリアルデザインの領域を超越した
芸術的な美しさを誇り「C」の称号を永遠のものとする。
C59 DISC SUPER RECORD EPS 完成車価格:¥1,800,000 (税抜)
C59 DISC フレーム価格:¥620,000 (税抜)
C59 フレーム価格:¥570,000 (税抜)
何と200万弱!?最高にラグジュアリーなレーシングバイク「CF10」
こちらもフェラーリとの共同開発。
非常にラグジュアリーなモデルとされる「CF10」です。
V1-rのフレームをベースにフェラーリ社との
コラボレーションモデルとして登場。
「CF」のネーミングの由来はコルナゴと
フェラーリの頭文字をとってつけられた誇り高きもの。
カーボンをロードバイク界に浸透させたのは紛れもなくフェラーリであり、
レースを主戦場とし共にパートナーシップを結んできた歴史はCF10でも継承される。
CF10 完成車価格 ¥1,750,000(税抜)
Frame material : V1-r HHM-HM CARBON
Frame size : 420S / 450S / 480S / 500S / 520S / 540S / 560S / 580S
Color : フェラーリレッド / フェラーリイエロー
コルナゴのロードバイクはさすが世界のトップブランドだけあって30万円~50万円台のものが多く基本的に高価ですが、C59やCF10に至っては何と170万円~180万円と、実にちょっとしたコンパクトカーが買えてしまいそうな値段です。
はじめは何に乗ればいい?コルナゴでおすすめの初心者向けバイクとは!
このように、コルナゴは過去から現在にかけて、非常に魅力的なロードバイクを多数輩出してきました。
毎年新しいモデルが発売されていますから、中古市場で探せる過去モデルも含めると、一体どれを購入しようか迷ってしまいますよね。
今回は最新モデルを中心に、とりあえずロードバイクを始めてみたいな……というあなたにおすすめのコルナゴを3つまとめてみました!
コスパ最高!かつ本格派を求める人に「STRADA SL」
武骨な外観ながら、高純度のアルミを使用し軽さも兼ね備える。
コストパフォーマンスの高いモデルの所以は
コルナゴらしい高速域での安定性。
ファンライドからレースまで用途を選ばない
オールマイティーなバイクである。
キレの良いハンドルと高いレスポンス性能は
短い距離のレースに最適ともいえる。
STRADA SL ULTEGRA 完成車価格 ¥280,000(税抜)
Frame material : STRADA ALMINIUM
Frame size : 420S / 450S / 480S / 500S / 520S / 540S / 560S / 580S
Color : STNE / STYL / STWH / NERO(メーカー在庫限り)
Components : SHIMANO ULTEGRA 11Speed
STRADA SL 105 完成車価格 ¥210,000(税抜)
Frame material : STRADA ALMINIUM
Frame size : 420S / 450S / 480S / 500S / 520S / 540S / 560S / 580S
Color : STNE / STYL / STWH / NERO(メーカー在庫限り)
Components : SHIMANO 105 11Speed
STRADA SL フレーム価格 ¥170,000(税抜)
Frame material : STRADA ALMINIUM
Frame size : 420S / 450S / 480S / 500S / 520S / 540S
Color : STNE / STYL / STWH
スポーティーとクラシカルの融合!気軽で便利な「Biscotti」
「もっと気軽にコルナゴに乗りたい」それはロードバイクである必要はなく、
普段の生活に溶け込むスタイルであればよい。
様々なウェアにマッチするよう、カラーリングはシックな3カラー。
そして豊富な5サイズ展開はより体にフィットしたモデルを選択可能だ。
Biscotti 完成車価格(クロスバイク) ¥99,000(税抜)
Frame material : ALUMINIUM
Frame size : 380 / 430 / 490 / 520 / 540
Color : PEARL WHITE / SATIN NAVY / BORDEAUX
10万円以下で快適な走りを!スピードと安定感を追求した「em」
数々の改良点を施して生まれ変わった名車em。多くのシティサイクリストから絶賛を受けた走行安定性能と楽なポジションでのライディング設計は更に快適なものへと進化。颯爽と街を駆け抜ける良きパートナーになれるはず。
完成車価格:\99,750(本体価格\95,000)
街乗りにも本格的なレースにも!コルナゴは自転車乗りの憧れ
コルナゴは、ロードバイクを始めたい、あるいは既にロードバイクに乗っている人にとって憧れのブランド。
本格的なレースに参加したい方はもちろん、通勤や休日のツーリングなど、気軽に楽しみたい方からも支持されているようです。
中には玄人向けの車種もありますが、基本的には初心者にも乗りやすい安定性とスポーティー感を兼ね備えている面も大きいかもしれませんね。
COLNAGOは未だに憧れのバイク
— ko-he- (@zildjian79590) 2016年4月4日
やはりコルナゴはいい。通勤用にモンド欲しいわ。ソラ使用の
— すのうれみぃ7月3日貸切 (@hamada_sunou) 2016年6月14日
コルナゴのロード欲しい
— T (@tatsuya764) 2016年6月7日
芸術的で高性能!初めてのロードバイクに、ぜひコルナゴを
いかがでしょうか?コルナゴは歴史と伝統を忘れず、かつ未だに芸術的で高性能なロードバイクを造り続けている革新的なブランドでもあるのですね。
過去のモデルも現在のモデルも非常に魅力的ですから、一体どのコルナゴを購入しようか迷ってしまいそうです。
高級志向ということもあり格式が高いイメージもありますが、今回ご紹介したようにリーズナブルな車種も存在しますので、ロードバイクを始めたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。