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大阪民が愛してやまない!551蓬莱の豚まんについて徹底解説

大阪民なら誰もが知っている、551蓬莱の豚まん。子どもの頃から大好きだった、という人も多いでしょう。ここでは551の豚まんの魅力に迫りつつ、豆知識や競合ブランドとの違いを紹介しています。今まで食べたことがない人も是非、551の豚まんを知る機会にしてください!

551蓬莱とは?

551蓬莱とは、大阪をメインに関西圏で展開している中華料理の販売店。
特にテイクアウトできる豚まんが人気で、大阪民なら誰もが知る大阪名物となっています。

電車の中、551豚まんを持ち帰っている人がいたらニオイで分かる…というのも、地元の人ならおなじみの光景。

社名551の由来は「ここがいちばん」の語呂合わせから。
味もサービスも、ここが一番を目指そうという強い思いが込められているそうです。

豚まんについて

一日に14万個売れる、551蓬莱の定番商品である豚まん。

味が安定しているので機械で作っているものだと思われがちですが、実は皮に具を詰め込んで蒸すまで、各販売店で一個ずつ手作りしています。
工場生産している通販の豚まんすら、全て手作りという徹底ぶり。

美味しい豚まんをスーパーでも気楽に買えたら…と思いますが、551蓬莱のポリシーとしては保存のきく冷凍商品は一切販売しないそうです。

せっかく手作りしているのだから美味しい状態で食べてほしいという、豚まんへの情熱が窺えますね。

肉まんと豚まんの違い

551蓬莱の「豚まん」ですが、関東圏の人にとってはもしかするとやや聞き慣れない言葉ではないでしょうか。

豚まんも肉まんの一つであることに変わりないのですが、関西では豚肉使用の肉まんを豚まんと呼ぶのが一般的。
関西で豚まんが定着しているのは、551蓬莱の存在も大きく関わっています。

551蓬莱は発売当初、具の内容を正確に伝えたいという思いから「豚肉入りまんじゅう」という商品名をつけていたのですが、それが時間を経て、豚まんと略されるようになりました。

そもそも、関西では「肉」といえば牛肉のことを指す文化圏。
「肉うどん」に入っている具も、「肉じゃが」を作る時に使うのも、必ず「牛の肉」。
そういうメニューに豚肉が入っているなど、まったく考えられない土地柄です。
豚肉のみを使用している551蓬莱の肉まんが、関西で「肉まん」という呼び名をつけなかったことがごく当然のなりゆきであったこともお分かりいただけるでしょう。

関西圏で販売されているコンビニ、スーパーの肉まんがわざわざ豚まんと書かれているのも同じ理由。
中身が牛肉だと勘違いされることを避けるためです。

551蓬莱と蓬莱本館

蓬莱と聞くと551蓬莱を思い浮かべる人が多いと思いますが、実は「蓬莱本館」というよく似た名前の会社が存在します。
元々両社は「蓬莱食堂」と呼ばれる1つの会社でしたが、分かれて別々の会社に。

どちらも豚まんの製造販売を行っていてテイクアウトも可能ですが、味や製造方法は異なっています。

特に知っておきたい違いが、蓬莱本館は冷凍豚まんを販売していること。
スーパーや駅の売店で蓬莱の豚まんを見かけた時は、551蓬莱と間違えないようにしましょう。

ライバル関係にありそうな両社ですが、蓬莱本館の豚まんもなかなか気になるところです。
551の豚まんしか食べたことがない人は、蓬莱本館の豚まんも試してみてはいかがですか?

大阪名物!551蓬莱の豚まん

551蓬莱の豚まんについて紹介してきましたが、いかがでしたか?

基本的には関西圏でしか買えませんが、まれに関東圏の百貨店などで期間限定販売されることもあります。
2016年4月には池袋で販売され、90分待ちの行列を作ったと話題になっていました。

どうしても食べてみたい人は公式サイトの通信販売で買うことができます。
チルド豚まんなので出来立てホヤホヤとまではいかないかもしれませんが、美味しい豚まんを味わえること間違いなし。

大阪名物、551豚まんの美味しさをその舌で確かめてくださいね!